University Ao Meu Redor
曲名 Universo Ao Meu Redor
邦題 私のまわりの宇宙
作曲・作曲 Marisa Monte
昨日のライブで印象的だった曲。
ミュージシャンならみんな頷いてしまうような歌詞、とのこと。
ライブなどで歌詞調べをしたことがない曲に出会うと、
その場で歌詞を聞き取りながらネットで検索して
おおざっぱでも歌詞に目を通すようにしています。
今回は演奏者が「私の周りの宇宙」という邦題を言ったので、
そこからポル語を想像して検索キーに入れたのがこれ
universo alrededor de mi Marisa Monte
検索で即ヒットしたのが
universo ao meu redor
私が書いたのはもろスペイン語。
alrededorってスペイン語的な表現なのねー
頭にalがつくけど、アラビア語起源というわけではないよね?
というわけで語源が載ってる西和時点でalrededorを調べてみると、
古スペイン語 al + derredor (de + redor [周囲])
というわけで、ポル語のredorと同じ単語に行きつきました。
面白いですね~
ちなみに現代スペイン語にはredorという単語は残っておりません。
古スペイン語というのは10世紀から16世紀頃のスペイン語を差し、
歴史的にはウマイヤ朝の支配からレコンキスタを経て大航海時代へといったところ。
ポルトガル王国の成立は12世紀なので、
古スペイン語時代の前半はポルトガルとスペインが明瞭に区別されていなかったということでしょうか。
その後、ポルトガルが成立しポルトガル語となり、
スペインはスペイン語として言語を発展させ今に至る中で、
ポル語では原型をとどめ、スぺ語では語を変化させた。
古代から各時代の中国語が日本に輸入され、
その都度その時の発音が日本語に適用されたため
一つの感じでも様々な音が残っています。
逆を言えば、日本人にとって借用語である漢語は
(中国本国では変化を続けたものの)日本では変化することなく
元の形をとどめ続けた。
その考えを適用するなら、
redorはポル語にとっては借用語的な単語だから当時からの姿を変えておらず
スぺ語にとっては自分の単語なので、形も変わり放題だった。。。んですかね?
歌詞の解説ではなく、言語史に飛んでしまいましたが、
やっぱり私は言語のことを考えてるとワクワクします。
たまーに触るSQLがうまいこと実行できた時も達成感(笑)
あ、歌の解説は、参考サイト一覧をご参照ください。
Universo Ao Meu Redor
Tarde, já de manhã cedinho
Quando a nevoa toma conta da cidade
Quem pega no violão
Sou eu, sou eu
Pra cantar a novidade
Quantas lágrimas de orvalho na roseira
Todo mundo tem um canto de tristeza
Graças a Deus, um passarinho
Vem me acompanhar
Cantando bem baixinho
E eu já não me sinto só
Tão só, tão só
Com o universo ao meu redor
私のまわりの宇宙
夜が更け もう早朝といえる頃
霧が街を包み込むとき
ギターを手にするのは誰?
私!私!
あたしいことを歌うのよ
バラの木の露に いくつもの涙が流れる
誰しも 何らかの悲しみの歌を持っている
神のおかげで
小鳥が私のそばに来てくれた
とっても小さな声で歌いながら
私ももう寂しくなんかない
こんなにひとりだけど こんなにひとりだけど
私のまわりには宇宙が広がってる
******
cedinho = 非常に早く、朝早く
nevoa = 霧、もや、霞、あいまいさ、不明瞭
ter nevoas nos olhos = よく見えない、理解できない
pega no = 掴む、取る、握る
novidade = 新しさ、新奇さ、独創性、新事実、新製品、ニュース、騒ぎ、障害
cheio da novidade = 気取った、もったいぶった
sem novidade = 変わったこともなく、無事に
orvalho = 露、夜露、霧雨、しずく、心の安らぎを与えるもの
roseira = バラの木
Graças a = …のおかげで、
gracas a Deus = 紙のおめぐに身によって、おかげさまで、幸いにも
passarinho = 小鳥、赤や黄色の花を付ける野生の木
morrir como un passarinho = 安らかに死ぬ
ver passarinho verde = 理由もなく楽しそうである
baixinho = とても小さい声で、こっそりと
redor = 周囲、周辺、近辺
******
あれ?ライブの時のMCで聞いた解説となんか違う…
なんかもっとギター持って歌うと音楽仲間が寄ってくるみたいな印象を受けたんだけど、
私が訳し間違えてるのかなあ?
歌詞の初めのtardeはどんな意味なんだろう。。。?
一般的な意味は「夕方」「遅い」辺りだけど、
直後に「朝非常に早く」という言葉が続いてると
どちらもピンとこない。
というわけで誤訳を承知で
寝られずに夜を明かしてしまったシチュエーションにしてみました。。。
暁の頃、あさぼらけの手前。小夜更けての頃。
そう思うと、古典に似たような歌がありそうですね。
コード進行参考
Cifra Club
参考ページ
Don't trust under 30.
Marisa Monteの生い立ちや収録アルバムの紹介など
東大スペイン語史講義資料
上田博人先生のスペイン語史講義資料。また大学生に戻りたいし、いろんな講義を受けたい♪
アルバム収録曲全曲
邦題 私のまわりの宇宙
作曲・作曲 Marisa Monte
昨日のライブで印象的だった曲。
ミュージシャンならみんな頷いてしまうような歌詞、とのこと。
ライブなどで歌詞調べをしたことがない曲に出会うと、
その場で歌詞を聞き取りながらネットで検索して
おおざっぱでも歌詞に目を通すようにしています。
今回は演奏者が「私の周りの宇宙」という邦題を言ったので、
そこからポル語を想像して検索キーに入れたのがこれ
universo alrededor de mi Marisa Monte
検索で即ヒットしたのが
universo ao meu redor
私が書いたのはもろスペイン語。
alrededorってスペイン語的な表現なのねー
頭にalがつくけど、アラビア語起源というわけではないよね?
というわけで語源が載ってる西和時点でalrededorを調べてみると、
古スペイン語 al + derredor (de + redor [周囲])
というわけで、ポル語のredorと同じ単語に行きつきました。
面白いですね~
ちなみに現代スペイン語にはredorという単語は残っておりません。
古スペイン語というのは10世紀から16世紀頃のスペイン語を差し、
歴史的にはウマイヤ朝の支配からレコンキスタを経て大航海時代へといったところ。
ポルトガル王国の成立は12世紀なので、
古スペイン語時代の前半はポルトガルとスペインが明瞭に区別されていなかったということでしょうか。
その後、ポルトガルが成立しポルトガル語となり、
スペインはスペイン語として言語を発展させ今に至る中で、
ポル語では原型をとどめ、スぺ語では語を変化させた。
古代から各時代の中国語が日本に輸入され、
その都度その時の発音が日本語に適用されたため
一つの感じでも様々な音が残っています。
逆を言えば、日本人にとって借用語である漢語は
(中国本国では変化を続けたものの)日本では変化することなく
元の形をとどめ続けた。
その考えを適用するなら、
redorはポル語にとっては借用語的な単語だから当時からの姿を変えておらず
スぺ語にとっては自分の単語なので、形も変わり放題だった。。。んですかね?
歌詞の解説ではなく、言語史に飛んでしまいましたが、
やっぱり私は言語のことを考えてるとワクワクします。
たまーに触るSQLがうまいこと実行できた時も達成感(笑)
あ、歌の解説は、参考サイト一覧をご参照ください。
Universo Ao Meu Redor
Tarde, já de manhã cedinho
Quando a nevoa toma conta da cidade
Quem pega no violão
Sou eu, sou eu
Pra cantar a novidade
Quantas lágrimas de orvalho na roseira
Todo mundo tem um canto de tristeza
Graças a Deus, um passarinho
Vem me acompanhar
Cantando bem baixinho
E eu já não me sinto só
Tão só, tão só
Com o universo ao meu redor
私のまわりの宇宙
夜が更け もう早朝といえる頃
霧が街を包み込むとき
ギターを手にするのは誰?
私!私!
あたしいことを歌うのよ
バラの木の露に いくつもの涙が流れる
誰しも 何らかの悲しみの歌を持っている
神のおかげで
小鳥が私のそばに来てくれた
とっても小さな声で歌いながら
私ももう寂しくなんかない
こんなにひとりだけど こんなにひとりだけど
私のまわりには宇宙が広がってる
******
cedinho = 非常に早く、朝早く
nevoa = 霧、もや、霞、あいまいさ、不明瞭
ter nevoas nos olhos = よく見えない、理解できない
pega no = 掴む、取る、握る
novidade = 新しさ、新奇さ、独創性、新事実、新製品、ニュース、騒ぎ、障害
cheio da novidade = 気取った、もったいぶった
sem novidade = 変わったこともなく、無事に
orvalho = 露、夜露、霧雨、しずく、心の安らぎを与えるもの
roseira = バラの木
Graças a = …のおかげで、
gracas a Deus = 紙のおめぐに身によって、おかげさまで、幸いにも
passarinho = 小鳥、赤や黄色の花を付ける野生の木
morrir como un passarinho = 安らかに死ぬ
ver passarinho verde = 理由もなく楽しそうである
baixinho = とても小さい声で、こっそりと
redor = 周囲、周辺、近辺
******
あれ?ライブの時のMCで聞いた解説となんか違う…
なんかもっとギター持って歌うと音楽仲間が寄ってくるみたいな印象を受けたんだけど、
私が訳し間違えてるのかなあ?
歌詞の初めのtardeはどんな意味なんだろう。。。?
一般的な意味は「夕方」「遅い」辺りだけど、
直後に「朝非常に早く」という言葉が続いてると
どちらもピンとこない。
というわけで誤訳を承知で
寝られずに夜を明かしてしまったシチュエーションにしてみました。。。
暁の頃、あさぼらけの手前。小夜更けての頃。
そう思うと、古典に似たような歌がありそうですね。
コード進行参考
Cifra Club
参考ページ
Don't trust under 30.
Marisa Monteの生い立ちや収録アルバムの紹介など
東大スペイン語史講義資料
上田博人先生のスペイン語史講義資料。また大学生に戻りたいし、いろんな講義を受けたい♪
アルバム収録曲全曲
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Retalhos de Cetim
曲名 Retalhos de Cetim
邦題 サテンの切れ端
作曲・作曲 Benito di Paula
先日のオープンマイクで聞いた印象的な曲。
retalhoは布の切れ端、retalhosなので布の切れ端が幾つもある感じ、
cetimはサテン生地、
ということで、タイトルは「サテンの切れ端達」の意味。
年に1回のカーニバルのサンバで好きな女性とパレードするために、
全財産をはたき、全てを注いだのに、当日裏切られたという歌。
日本にもありそうな出来事ですね。
どうでもいいんですが、サテンって子供の頃から
チープな舞台衣装に使う派手なだけの安い生地だと思ってたんですよね。
で、子供用のドレスとかサテンでも使って縫ったら
既製品なんかよりずっと安く豪華なドレスが作れるんじゃん?
なんて軽い気持ちで布屋に行って愕然としました。
サテン高い。
というか他の良い生地はもっと高いのだけど、サテンも決して安くない。
そういえばサンバダンサーのような鳥の羽を探してダイソーに行ったら無く、
ネットで探したら数本で軽く数千円することにも驚愕。
ハンドメイドは安くない(笑)
Retalhos de Cetim
Ensaiei meu samba o ano inteiro
Comprei surdo e tamborim
Gastei tudo em fantasia
Era só o que eu queria
E ela jurou desfilar pra mim
Minha escola estava tão bonita
Era tudo o que eu queria ver
Em retalhos de cetim
Eu dormi o ano inteiro
E ela jurou desfilar pra mim
Mas chegou o carnaval
E ela não desfilou
Eu chorei na avenida, eu chorei
Não pensei que mentia a cabrocha, que eu tanto amei
サテンの切れ端
俺は1年間ひたすらサンバを練習した
スルドとタンボリンも買った
夢に全てをつぎ込んだ
そうしかったんだ 俺は
それに彼女も 俺と一緒にパレードで歩いてくれるって言ったんだ
俺のサンバチームはまじで最高だった
俺が想像していたまさにその通りだった
俺はこの1年寝るときには
サテンの切れ端をまとっていた
それに彼女も 俺と一緒にパレードで歩いてくれるって言ったんだ
でもカーニバルの日
彼女は現れなかった
俺は大通りで泣いた 俺は泣いた
夢にも思わなかった
あのバカ女が、俺があんなに愛した女性が、まさか嘘をついていたとは
コード進行参考
Cifra club
邦題 サテンの切れ端
作曲・作曲 Benito di Paula
先日のオープンマイクで聞いた印象的な曲。
retalhoは布の切れ端、retalhosなので布の切れ端が幾つもある感じ、
cetimはサテン生地、
ということで、タイトルは「サテンの切れ端達」の意味。
年に1回のカーニバルのサンバで好きな女性とパレードするために、
全財産をはたき、全てを注いだのに、当日裏切られたという歌。
日本にもありそうな出来事ですね。
どうでもいいんですが、サテンって子供の頃から
チープな舞台衣装に使う派手なだけの安い生地だと思ってたんですよね。
で、子供用のドレスとかサテンでも使って縫ったら
既製品なんかよりずっと安く豪華なドレスが作れるんじゃん?
なんて軽い気持ちで布屋に行って愕然としました。
サテン高い。
というか他の良い生地はもっと高いのだけど、サテンも決して安くない。
そういえばサンバダンサーのような鳥の羽を探してダイソーに行ったら無く、
ネットで探したら数本で軽く数千円することにも驚愕。
ハンドメイドは安くない(笑)
Retalhos de Cetim
Ensaiei meu samba o ano inteiro
Comprei surdo e tamborim
Gastei tudo em fantasia
Era só o que eu queria
E ela jurou desfilar pra mim
Minha escola estava tão bonita
Era tudo o que eu queria ver
Em retalhos de cetim
Eu dormi o ano inteiro
E ela jurou desfilar pra mim
Mas chegou o carnaval
E ela não desfilou
Eu chorei na avenida, eu chorei
Não pensei que mentia a cabrocha, que eu tanto amei
サテンの切れ端
俺は1年間ひたすらサンバを練習した
スルドとタンボリンも買った
夢に全てをつぎ込んだ
そうしかったんだ 俺は
それに彼女も 俺と一緒にパレードで歩いてくれるって言ったんだ
俺のサンバチームはまじで最高だった
俺が想像していたまさにその通りだった
俺はこの1年寝るときには
サテンの切れ端をまとっていた
それに彼女も 俺と一緒にパレードで歩いてくれるって言ったんだ
でもカーニバルの日
彼女は現れなかった
俺は大通りで泣いた 俺は泣いた
夢にも思わなかった
あのバカ女が、俺があんなに愛した女性が、まさか嘘をついていたとは
コード進行参考
Cifra club
Lembre de mim
曲名 Lembre de mim
邦題 リメンバー・ミー
普段はパソコンでブログ記事を書くのですが
試しにスマホからhtml編集してみます…
イラッとしそう(笑)
ディズニー・ピクサーのメキシコを舞台にした映画『リメンバー・ミー』の主題歌。
ポル語版は、ポルトガル版とブラジル版があります。
文法も発音も違いが感じられて面白いので、
語学オタクさんは聴き比べてみてください⭐︎
ここではブラジル版を訳してみます。
Lembre de mim
Lembre de mim
Hoje eu tenho que partir
Lembre de mim
Se esforce pra sorrir
Não importa a distância
Nunca vou te esquecer
Cantando a nossa música
O amor só vai crescer
Lembre de mim
Mesmo se o tempo passar
Lembre de mim
Se um violão você escutar
Ele, com seu triste canto
Te acompanhará
E até que eu possa te abraçar
Lembre de mim
覚えててね
私のこと 覚えててね
今日でお別れだけど
私のこと 覚えててね
笑顔になって
距離なんて関係ない
私はあなたのこと絶対に忘れたりしない
私たちの音楽を歌いながら
愛は育ち続ける
私のこと覚えててね
たとえ時が過ぎても
私のこと覚えててね
もしギターの音を聴いたなら
ギターがその悲しい響きで
あなたに寄り添うから
私があなたを抱きしめられるその日まで
私を覚えててね
YouTubeアプリで埋め込みコード出す方法分からん(笑)
https://youtu.be/dp6hmJ4VKyM?feature=shared
邦題 リメンバー・ミー
普段はパソコンでブログ記事を書くのですが
試しにスマホからhtml編集してみます…
イラッとしそう(笑)
ディズニー・ピクサーのメキシコを舞台にした映画『リメンバー・ミー』の主題歌。
ポル語版は、ポルトガル版とブラジル版があります。
文法も発音も違いが感じられて面白いので、
語学オタクさんは聴き比べてみてください⭐︎
ここではブラジル版を訳してみます。
Lembre de mim
Lembre de mim
Hoje eu tenho que partir
Lembre de mim
Se esforce pra sorrir
Não importa a distância
Nunca vou te esquecer
Cantando a nossa música
O amor só vai crescer
Lembre de mim
Mesmo se o tempo passar
Lembre de mim
Se um violão você escutar
Ele, com seu triste canto
Te acompanhará
E até que eu possa te abraçar
Lembre de mim
覚えててね
私のこと 覚えててね
今日でお別れだけど
私のこと 覚えててね
笑顔になって
距離なんて関係ない
私はあなたのこと絶対に忘れたりしない
私たちの音楽を歌いながら
愛は育ち続ける
私のこと覚えててね
たとえ時が過ぎても
私のこと覚えててね
もしギターの音を聴いたなら
ギターがその悲しい響きで
あなたに寄り添うから
私があなたを抱きしめられるその日まで
私を覚えててね
YouTubeアプリで埋め込みコード出す方法分からん(笑)
https://youtu.be/dp6hmJ4VKyM?feature=shared
Maria, Maria
曲名 Maria, Maria
邦題 マリア、マリア
作曲・作曲 Milton Nascimento, Fernando Brant
例のごとく、歌詞を覚えるために翻訳します(笑)
マリア・マリア自体は日本(のブラジル音楽が好きな人たちの間)でも有名な曲のようで、
曲解説をしている日本語サイトもちらほら見つかります。
記事下部の参考ページ一覧をご参照ください。
。。。というわけで私は解説スルーしてもいいんですが、
やっぱりポル語サイトを漁って読んでみました。
誰にも頼まれたわけでもなく、何ならニーズすら無いのに、完全に趣味ですね。
マリア・マリアは、舞台集団Grupo Corpo(身体集団)による
同名の現代舞踊作品「マリア・マリア」のために1976年に作られた楽曲で、
公演の最初と最後に演奏されました。
つまり、テーマソングですね。
ただ、その時点ではまだ歌詞が無く、スキャットだけの曲でした。
公演が世界的な成功を収めたのち、1978年に後付けで作詞されたようです。
舞台作品はアフロアメリカン系の奴隷として働くある黒人女性の物語で、
特にマリアは、ミナスジェライス州の鉄道線の端に住み、
子供たちに教育と尊厳を与えるために努力を惜しまない女性でした。
主人公には社会的批判、怒り、自由への戦いといったテーマが投影されています。
…ということは、マリア・マリアの歌詞もその視点で読んだ方がいいということですね。
マリアという名前は、ブラジルではありふれた名前で、
それ故に、ごく普通の女性、身の回りの女性、といった表現の代名詞になっています。
日本でも、親戚、近所、同級生の陽子ちゃんや明子ちゃんと言ったところでしょうか。
世の中の『マリア』達は、決して容易な日常を送っているわけではありません。
ほら、日本の主婦だって、尽きることのない名もなき家事に忙殺され、
誰からも褒められず認められず、それでも耐えて心を強く持ち、
自我を殺し汗を流して働きつつ、子供や夫の前では笑顔の良妻賢母であり…
って愚痴がTwitterにも溢れてますよね。
ブラジルの場合は、そこに階級による不平等や男尊女卑、
黒人女性を排除抑圧する社会や、宗教的な制約など、
日本とは違った種類の抑圧があるかと思います。
疲れ知らずの黒人女性奴隷、逆境にも屈しない強さ、
常に笑顔を忘れず周囲を魅了する存在感、決して諦めない名もなき女性達。
そんな女性を表現した舞踊にインスピレーションを得た歌詞。
奴隷の黒人女性も人生を生き、愛されるべき存在。
痛みが刻み込まれた身体でも、
勇気を決して忘れず、人生や夢を信じ、
時には狡猾ささえ味方にし、果敢に生きていく、
そんな人々を称賛する歌のように思います。
黒人女性じゃなくても、ほら、日本の女性の抱えるもやもやにも気づいてあげて(笑)
どうでもいいのですが、ミルトンでマリアと言えばFlor de lisですが、
こっちのマリアは名もなき女性ではなく聖母マリアでしたね。ややこしい。
あと、ポル語サイトを漁って何が面白いって、
情報が多い分、雑多で視点も多様ということですよね。
中には「マリア・マリア」は「マリファナ」の意味だっていう解釈もあり、
「主であり、ある種の魔法であり、他のもの同様嗜好品として認められるべきであり、
最強に強くて抑える系の薬であり、泣くべき人が笑い出し」
とかいう歌詞の抜粋になるほどーと思ったり。
マリア・マリアという舞台の主題歌であることを知らなかったら、
この解釈になびいてしまいそうです(笑)
Maria, Maria
Maria, Maria é um dom, uma certa magia
Uma força que nos alerta
Uma mulher que merece viver e amar
Como outra qualquer do planeta
Maria, Maria é o som, é a cor, é o suor
É a dose mais forte e lenta
De uma gente que ri quando deve chorar
E não vive, apenas aguenta
Mas é preciso ter força, é preciso ter raça
É preciso ter gana sempre
Quem traz no corpo a marca
Maria, Maria mistura a dor e a alegria
Mas é preciso ter manha, é preciso ter graça
É preciso ter sonho sempre
Quem traz na pele essa marca
Possui a estranha mania de ter fé na vida
マリア、マリア
マリア
マリアは天からの授かりもの
魔法のような確かな魅力
私たちを警戒させ気づかせる力
この世の他の女性と同じように
生き、愛されるべき女性
マリア
マリアは音であり、色であり、汗
泣くべき時に笑い 生きることなくただひたすら耐える人々の
最も強くそして効き目の遅い薬
けれど 強さが必要だ 決意も必要だ
常に願望を持ち続ける必要もある
身体にその印を持つ者は
マリア マリア
痛みと喜びが交じり合う
けれど 狡猾さが必要だ 優雅さも必要だ
常に夢を抱いている必要もある
肌にその印を持つ者は 奇妙な癖がある
人生を信じるという癖が
******
dom = 贈り物、授かりもの、恵、天賦の才、調書、美点
magia = 魔法、魔術、呪術、妖術、黒魔術、魅力、魅惑
suor = 汗、労苦、重労働
dose = 含有量、薬の服用量、一度に飲む分量
ser dose = ser dose para leao = 非常に厳しい、退屈、不快
apenas = ただ…するだけ、もっぱら、やっと、かろうじて
aguenta = 支える、維持する、耐える、我慢する、持ちこたえる
raça = 人種、民族、種族、血統、仲間、同類、部類、強い決意、
ter raca = アフリカ人の血を引く、強い
manha = 器用さ、狡さ、狡猾、計略、策略、悪習、悪癖、
Possui = 所有する、持っている、果たす、務める、支配する、とりつく、
mania =
******
genteという基本用語。
a genteなら、人々とか私たちとか、不特定の多数だと読めるのですが、
uma genteとは?
不特定の人々をグループとしたそのあるグループって、
もう少し具体的にどういう手段だろう?
家族?黒人奴隷たち?地域の人々?
コード進行参考
参考ページ
なまくらにとうにゅう
詳細なミルトン解説、歌詞訳、単語解説。
こういう細かい故に相当脱線気味で思考駄々洩れな単語説明すごく好き。
秘密の宮廷ゴールデンタイム
曲経緯、歌詞の日本語訳。
まいにちポップス
曲解説、音源多数。ビートルズ感に惹かれるという個人的感想部が面白い。
Letras
ポル語。歌詞解釈。
久しぶりに歌詞検索して何に驚いたって、この歌詞サイト古株のletraが歌詞解説まで始めたってことですよね。
Versos e Prosas
ポル語。曲経緯。
la universal
スぺ語(途中までポル語だと思いながら読んでたらスぺ語だった時のショック)。曲経緯。
1976年の舞台の映像は残っていないようだけれど、
きっとこんな身体表現の舞台だったんだろうなー
Grupo Corpo、つまり身体集団っていう名称が既に語ってるよね!
邦題 マリア、マリア
作曲・作曲 Milton Nascimento, Fernando Brant
例のごとく、歌詞を覚えるために翻訳します(笑)
マリア・マリア自体は日本(のブラジル音楽が好きな人たちの間)でも有名な曲のようで、
曲解説をしている日本語サイトもちらほら見つかります。
記事下部の参考ページ一覧をご参照ください。
。。。というわけで私は解説スルーしてもいいんですが、
やっぱりポル語サイトを漁って読んでみました。
誰にも頼まれたわけでもなく、何ならニーズすら無いのに、完全に趣味ですね。
マリア・マリアは、舞台集団Grupo Corpo(身体集団)による
同名の現代舞踊作品「マリア・マリア」のために1976年に作られた楽曲で、
公演の最初と最後に演奏されました。
つまり、テーマソングですね。
ただ、その時点ではまだ歌詞が無く、スキャットだけの曲でした。
公演が世界的な成功を収めたのち、1978年に後付けで作詞されたようです。
舞台作品はアフロアメリカン系の奴隷として働くある黒人女性の物語で、
特にマリアは、ミナスジェライス州の鉄道線の端に住み、
子供たちに教育と尊厳を与えるために努力を惜しまない女性でした。
主人公には社会的批判、怒り、自由への戦いといったテーマが投影されています。
…ということは、マリア・マリアの歌詞もその視点で読んだ方がいいということですね。
マリアという名前は、ブラジルではありふれた名前で、
それ故に、ごく普通の女性、身の回りの女性、といった表現の代名詞になっています。
日本でも、親戚、近所、同級生の陽子ちゃんや明子ちゃんと言ったところでしょうか。
世の中の『マリア』達は、決して容易な日常を送っているわけではありません。
ほら、日本の主婦だって、尽きることのない名もなき家事に忙殺され、
誰からも褒められず認められず、それでも耐えて心を強く持ち、
自我を殺し汗を流して働きつつ、子供や夫の前では笑顔の良妻賢母であり…
って愚痴がTwitterにも溢れてますよね。
ブラジルの場合は、そこに階級による不平等や男尊女卑、
黒人女性を排除抑圧する社会や、宗教的な制約など、
日本とは違った種類の抑圧があるかと思います。
疲れ知らずの黒人女性奴隷、逆境にも屈しない強さ、
常に笑顔を忘れず周囲を魅了する存在感、決して諦めない名もなき女性達。
そんな女性を表現した舞踊にインスピレーションを得た歌詞。
奴隷の黒人女性も人生を生き、愛されるべき存在。
痛みが刻み込まれた身体でも、
勇気を決して忘れず、人生や夢を信じ、
時には狡猾ささえ味方にし、果敢に生きていく、
そんな人々を称賛する歌のように思います。
黒人女性じゃなくても、ほら、日本の女性の抱えるもやもやにも気づいてあげて(笑)
どうでもいいのですが、ミルトンでマリアと言えばFlor de lisですが、
こっちのマリアは名もなき女性ではなく聖母マリアでしたね。ややこしい。
あと、ポル語サイトを漁って何が面白いって、
情報が多い分、雑多で視点も多様ということですよね。
中には「マリア・マリア」は「マリファナ」の意味だっていう解釈もあり、
「主であり、ある種の魔法であり、他のもの同様嗜好品として認められるべきであり、
最強に強くて抑える系の薬であり、泣くべき人が笑い出し」
とかいう歌詞の抜粋になるほどーと思ったり。
マリア・マリアという舞台の主題歌であることを知らなかったら、
この解釈になびいてしまいそうです(笑)
Maria, Maria
Maria, Maria é um dom, uma certa magia
Uma força que nos alerta
Uma mulher que merece viver e amar
Como outra qualquer do planeta
Maria, Maria é o som, é a cor, é o suor
É a dose mais forte e lenta
De uma gente que ri quando deve chorar
E não vive, apenas aguenta
Mas é preciso ter força, é preciso ter raça
É preciso ter gana sempre
Quem traz no corpo a marca
Maria, Maria mistura a dor e a alegria
Mas é preciso ter manha, é preciso ter graça
É preciso ter sonho sempre
Quem traz na pele essa marca
Possui a estranha mania de ter fé na vida
マリア、マリア
マリア
マリアは天からの授かりもの
魔法のような確かな魅力
私たちを警戒させ気づかせる力
この世の他の女性と同じように
生き、愛されるべき女性
マリア
マリアは音であり、色であり、汗
泣くべき時に笑い 生きることなくただひたすら耐える人々の
最も強くそして効き目の遅い薬
けれど 強さが必要だ 決意も必要だ
常に願望を持ち続ける必要もある
身体にその印を持つ者は
マリア マリア
痛みと喜びが交じり合う
けれど 狡猾さが必要だ 優雅さも必要だ
常に夢を抱いている必要もある
肌にその印を持つ者は 奇妙な癖がある
人生を信じるという癖が
******
dom = 贈り物、授かりもの、恵、天賦の才、調書、美点
magia = 魔法、魔術、呪術、妖術、黒魔術、魅力、魅惑
suor = 汗、労苦、重労働
dose = 含有量、薬の服用量、一度に飲む分量
ser dose = ser dose para leao = 非常に厳しい、退屈、不快
apenas = ただ…するだけ、もっぱら、やっと、かろうじて
aguenta = 支える、維持する、耐える、我慢する、持ちこたえる
raça = 人種、民族、種族、血統、仲間、同類、部類、強い決意、
ter raca = アフリカ人の血を引く、強い
manha = 器用さ、狡さ、狡猾、計略、策略、悪習、悪癖、
Possui = 所有する、持っている、果たす、務める、支配する、とりつく、
mania =
******
genteという基本用語。
a genteなら、人々とか私たちとか、不特定の多数だと読めるのですが、
uma genteとは?
不特定の人々をグループとしたそのあるグループって、
もう少し具体的にどういう手段だろう?
家族?黒人奴隷たち?地域の人々?
コード進行参考
参考ページ
なまくらにとうにゅう
詳細なミルトン解説、歌詞訳、単語解説。
こういう細かい故に相当脱線気味で思考駄々洩れな単語説明すごく好き。
秘密の宮廷ゴールデンタイム
曲経緯、歌詞の日本語訳。
まいにちポップス
曲解説、音源多数。ビートルズ感に惹かれるという個人的感想部が面白い。
Letras
ポル語。歌詞解釈。
久しぶりに歌詞検索して何に驚いたって、この歌詞サイト古株のletraが歌詞解説まで始めたってことですよね。
Versos e Prosas
ポル語。曲経緯。
la universal
スぺ語(途中までポル語だと思いながら読んでたらスぺ語だった時のショック)。曲経緯。
1976年の舞台の映像は残っていないようだけれど、
きっとこんな身体表現の舞台だったんだろうなー
Grupo Corpo、つまり身体集団っていう名称が既に語ってるよね!
Me deixe en paz
曲名 Me deixe em paz
邦題 ほっといてくれよ
作曲・作曲 Milton Nascimento
Me deixe em pazは、
スペイン語でdejame em paz。
頻出表現のような気がするのはなぜでしょう?
命令形の時に習ったりするのかな?
映画とかでも聞くことありそう。
意味は「私のことはほっといてよ!」「ほっといてくれよ!」といったところ。
過干渉な人に、嫌いな人に、煩わしい人に、怒ってぶつける言葉。
曲のタイトルがこうなっている以上、
歌詞を読まなくても中身は大体想像できる気がします(笑)
でも読んでみます。タイトルが好きだから☆
Me deixe em paz
Se voce nao me queria
Nao devia me procurar
Nao devia me iludir
Nao deixar eu me apaixonar
Evitar a dor
E impossivel
Evitar esse amor
E muito mais
Voce arruinou a minha vida
Me deixa em paz
ほっといてくれよ
俺のことが好きじゃないんなら
俺を求めないでくれ
俺をたぶらかさないでくれ
俺を夢中にしないでくれ
痛みを避けることなど不可能だ
その愛を避けることなど尚更だ
お前は俺の人生を崩壊させた
俺をほっておいてくれ
******
procurar = なくしものを探す、求める
iludir = 惑わす、たぶらかす、だます
邦題 ほっといてくれよ
作曲・作曲 Milton Nascimento
Me deixe em pazは、
スペイン語でdejame em paz。
頻出表現のような気がするのはなぜでしょう?
命令形の時に習ったりするのかな?
映画とかでも聞くことありそう。
意味は「私のことはほっといてよ!」「ほっといてくれよ!」といったところ。
過干渉な人に、嫌いな人に、煩わしい人に、怒ってぶつける言葉。
曲のタイトルがこうなっている以上、
歌詞を読まなくても中身は大体想像できる気がします(笑)
でも読んでみます。タイトルが好きだから☆
Me deixe em paz
Se voce nao me queria
Nao devia me procurar
Nao devia me iludir
Nao deixar eu me apaixonar
Evitar a dor
E impossivel
Evitar esse amor
E muito mais
Voce arruinou a minha vida
Me deixa em paz
ほっといてくれよ
俺のことが好きじゃないんなら
俺を求めないでくれ
俺をたぶらかさないでくれ
俺を夢中にしないでくれ
痛みを避けることなど不可能だ
その愛を避けることなど尚更だ
お前は俺の人生を崩壊させた
俺をほっておいてくれ
******
procurar = なくしものを探す、求める
iludir = 惑わす、たぶらかす、だます
Que Maravilha
曲名 Que Maravilha
邦題 なんて素晴らしいんだろう
作曲・作曲 Toquinho, Jorge Benjor
タイトルのQue Maravilhaは、
Queは感嘆詞。あえて訳すなら「なんと…だろう!」といったとこ。
Maravilhaは、驚き、不思議、素晴らしい、見事、とかいった意味。
なので、「なんてすばらしいんだろう!」かな。
もう絶対ポジティブな言葉の羅列に決まっているので、
訳そうと思いました☆
仕事がしんどい時には、歌詞に癒されたいものですよね(笑)
ToquinhoとJorge Bejorが知り合ったのは60年代末。
きっかけは、Toquinhoの恋人のCarolinaのいとこが、Jorge Benjorと付き合い始めたこと。
ある日Carolinaの家でポンジケージョを食べながらギターを弾いて時に、
彼女がきっかけで曲ができあがった。
それがQue Maravilha。
Jorge Benjorが前半を作詞。
それに続けて後半を作詞。
Jorge Bejorは、のちのインタビューでこんな風に語っています。
「ある女の子へのオマージュで作った作品。
知らない子だけれど、とても素敵で、色白で、雨の降る中、乱れ髪で、
とても清廉に見えた。
そこから生まれた曲。」
その頃のブラジルでは、音楽と言えばテレビの2大音楽番組のコンテストに向けて作曲されることが多く、Toquinho達もできればGalCostaに歌ってもらいたいと思っていたものの、GalCostaは都合が合わず、その結果作者達2人での録音となったそれが、コンテストでPaulinho Da ViolaのNada de Novoなどを抑え最優秀賞を取ることになったという。
Toquinhoにとっては初めて商業的成功を収めた曲となりました。
「ラジオでも何度も流れ、道で人々が歌ってた。
レコードのB面には僕の恋人Carolinaへのオマージュ曲『Carolina』が収録されてるのだけど、
これもJorge Benjorとの共作。
Jorge Benjorは自分にとってとても特別な人で、今でも良き友。」
とToquinhoも語っています。
降りしきる雨の中、女性のぼさぼさの髪も厭わず、駆けよる男性。
張りぼてじゃない純な恋愛を感じさせる詩ですね~
それがまた都会の喧騒やホワイトカラーの人波、建物、車といった
無機質で無感情な空間と対比され
絵的な美しさを醸してるのかなーと思います。
最後は、世界の中心で愛を叫ぶのブラジル版、でしょうか(笑)
Que Maravilha
Lá fora está chovendo
Mas assim mesmo
Eu vou correndo
Só pra ver o meu amor
Ela vem toda de branco
Toda molhada
E despenteada
Que Maravilha
Que coisa linda
Que é o meu amor
Por entre bancários
Automóveis
Ruas e avenidas
Milhões de buzinas
Tocando sem cessar
Ela vem chegando de branco
Meiga, e muito tímida
Com a chuva molhando, seu corpo
Que eu vou abraçar
E a gente no meio da rua
Do mundo, no meio da chuva
A girar!
Que Maravilha!
A girar!
Que Maravilha!
A girar!
Que Maravilha!
なんて素晴らしいんだろう
外は雨が降ってる
でもそれでも
僕は走り出す
ただ愛する人に会うために
やってくる彼女は 全身蒼白で
ずぶぬれで
髪もぼさぼさ
なんて素晴らしいんだろう!
なんて素敵なんだろう!
そんな人が私の愛する人だなんて
スーツの人の波
自動車
大通りや路地に
けたたましいクラクション
途切れることなく鳴り響く
彼女は蒼白でやってくる
愛情深く とても内気な人
雨が濡らすなか 彼女の身体を
僕はぎゅっと抱きしめる
そして私たちふたりは 道の真ん中で
世界の真ん中で 雨の降りしきる中で
踊る!
なんて素晴らしいんだろう!
踊る!
なんて素晴らしいんだろう!
踊る!
なんて素晴らしいんだろう!
-----
Despenteada = 髪が乱れ、ぼさぼさ
buzina = クラクション
meiga = 優しい、親切な、愛情深い
-----
悩んだ表現その1は、「de branco」。
brancoは、白。
そこから派生して、蒼白とか清らかとかといった意味もある。
だけど、この文章では、どの意味なのだろう?
辞書にあるどの単語を当てはめてもしっくり来ず。。。
とりあえず、雨に濡れているのだから体温取られて蒼白ってことにしました。
その2は、「bancarios」。
本来の意味は、銀行員。
道行く銀行員たち…というのは、
きっとスーツを着たホワイトカラーの人の波。
日本で言えば、サラリーマンやOLの人込みが近いのかと。
その3は、「a gente」。
本来の意味は、人々。
転じて、私たちにもなり、あなたたちにもなり、彼らにもなり、私にもなる。
つまり、人称も単数複数も超越した主語表現。
雨の中、ふたりが抱き合ってるので、
ここは私たち2人だろ。。。と想像で訳しました。
ふたりの周りの道行く人々が踊り出すって意味だったらどうしよう(笑)
参考サイト
MUSICAEMPROSA
ポル語サイト。TowuinhoとJorge Benの出会いのきっかけから、
作曲の経緯や本人たちのインタビュー記録など。
邦題 なんて素晴らしいんだろう
作曲・作曲 Toquinho, Jorge Benjor
タイトルのQue Maravilhaは、
Queは感嘆詞。あえて訳すなら「なんと…だろう!」といったとこ。
Maravilhaは、驚き、不思議、素晴らしい、見事、とかいった意味。
なので、「なんてすばらしいんだろう!」かな。
もう絶対ポジティブな言葉の羅列に決まっているので、
訳そうと思いました☆
仕事がしんどい時には、歌詞に癒されたいものですよね(笑)
ToquinhoとJorge Bejorが知り合ったのは60年代末。
きっかけは、Toquinhoの恋人のCarolinaのいとこが、Jorge Benjorと付き合い始めたこと。
ある日Carolinaの家でポンジケージョを食べながらギターを弾いて時に、
彼女がきっかけで曲ができあがった。
それがQue Maravilha。
Jorge Benjorが前半を作詞。
それに続けて後半を作詞。
Jorge Bejorは、のちのインタビューでこんな風に語っています。
「ある女の子へのオマージュで作った作品。
知らない子だけれど、とても素敵で、色白で、雨の降る中、乱れ髪で、
とても清廉に見えた。
そこから生まれた曲。」
その頃のブラジルでは、音楽と言えばテレビの2大音楽番組のコンテストに向けて作曲されることが多く、Toquinho達もできればGalCostaに歌ってもらいたいと思っていたものの、GalCostaは都合が合わず、その結果作者達2人での録音となったそれが、コンテストでPaulinho Da ViolaのNada de Novoなどを抑え最優秀賞を取ることになったという。
Toquinhoにとっては初めて商業的成功を収めた曲となりました。
「ラジオでも何度も流れ、道で人々が歌ってた。
レコードのB面には僕の恋人Carolinaへのオマージュ曲『Carolina』が収録されてるのだけど、
これもJorge Benjorとの共作。
Jorge Benjorは自分にとってとても特別な人で、今でも良き友。」
とToquinhoも語っています。
降りしきる雨の中、女性のぼさぼさの髪も厭わず、駆けよる男性。
張りぼてじゃない純な恋愛を感じさせる詩ですね~
それがまた都会の喧騒やホワイトカラーの人波、建物、車といった
無機質で無感情な空間と対比され
絵的な美しさを醸してるのかなーと思います。
最後は、世界の中心で愛を叫ぶのブラジル版、でしょうか(笑)
Que Maravilha
Lá fora está chovendo
Mas assim mesmo
Eu vou correndo
Só pra ver o meu amor
Ela vem toda de branco
Toda molhada
E despenteada
Que Maravilha
Que coisa linda
Que é o meu amor
Por entre bancários
Automóveis
Ruas e avenidas
Milhões de buzinas
Tocando sem cessar
Ela vem chegando de branco
Meiga, e muito tímida
Com a chuva molhando, seu corpo
Que eu vou abraçar
E a gente no meio da rua
Do mundo, no meio da chuva
A girar!
Que Maravilha!
A girar!
Que Maravilha!
A girar!
Que Maravilha!
なんて素晴らしいんだろう
外は雨が降ってる
でもそれでも
僕は走り出す
ただ愛する人に会うために
やってくる彼女は 全身蒼白で
ずぶぬれで
髪もぼさぼさ
なんて素晴らしいんだろう!
なんて素敵なんだろう!
そんな人が私の愛する人だなんて
スーツの人の波
自動車
大通りや路地に
けたたましいクラクション
途切れることなく鳴り響く
彼女は蒼白でやってくる
愛情深く とても内気な人
雨が濡らすなか 彼女の身体を
僕はぎゅっと抱きしめる
そして私たちふたりは 道の真ん中で
世界の真ん中で 雨の降りしきる中で
踊る!
なんて素晴らしいんだろう!
踊る!
なんて素晴らしいんだろう!
踊る!
なんて素晴らしいんだろう!
-----
Despenteada = 髪が乱れ、ぼさぼさ
buzina = クラクション
meiga = 優しい、親切な、愛情深い
-----
悩んだ表現その1は、「de branco」。
brancoは、白。
そこから派生して、蒼白とか清らかとかといった意味もある。
だけど、この文章では、どの意味なのだろう?
辞書にあるどの単語を当てはめてもしっくり来ず。。。
とりあえず、雨に濡れているのだから体温取られて蒼白ってことにしました。
その2は、「bancarios」。
本来の意味は、銀行員。
道行く銀行員たち…というのは、
きっとスーツを着たホワイトカラーの人の波。
日本で言えば、サラリーマンやOLの人込みが近いのかと。
その3は、「a gente」。
本来の意味は、人々。
転じて、私たちにもなり、あなたたちにもなり、彼らにもなり、私にもなる。
つまり、人称も単数複数も超越した主語表現。
雨の中、ふたりが抱き合ってるので、
ここは私たち2人だろ。。。と想像で訳しました。
ふたりの周りの道行く人々が踊り出すって意味だったらどうしよう(笑)
参考サイト
MUSICAEMPROSA
ポル語サイト。TowuinhoとJorge Benの出会いのきっかけから、
作曲の経緯や本人たちのインタビュー記録など。
Nunca
曲名 Nunca
邦題 決して
作曲・作曲 Lupicínio Rodrigues
歌詞がNunca!で始まるのを見て、翻訳したい!と思った曲。
Nunca!以降どう続くのかまだ読んでいません(笑)
「nunca」は「決して…ない」「絶対…ない」という意味。
それに感嘆詞「!」をつけると、
ぜっっったいせえへん!!!
誰がなんと言うてもありえん!!!
といった強い意思表示を感じます。
なので発音も、カタカナで「ヌンカ」というような薄っぺらい感じではなく、
唇を思いっきり突き出してuの音を強調した、「ぬぅんかっ」という感じ。
そして、目が本気。
一体そんなに本気で何を「絶対ない!」と言っているのか、
歌詞を読んでみたいと思います。
Nunca
Nunca!
Nem que o mundo caia sobre mim
Nem se Deus mandar
Nem mesmo assim
As pazes contigo eu farei
Nunca!
Quando a gente perde a ilusão
Deve sepultar o coração
Como eu sepultei
Saudade
Diga a esta moça, por favor
Como foi sincero o meu amor
Quanto eu lhe adorei
Tempos atrás
Saudade
Não esqueça também de dizer
Que é você que me faz adormecer
Pra que eu viva em paz
Nunca
絶対にない!
たとえ世界が僕の上に落ちてこようとも、
たとえ神の命令だろうとも、
たとえそうだったとしても、
君と寄りを戻すことはない。
絶対にあってはならない!
夢を失うようなことがあろうとも、
心まで葬り去ってはならない。
僕が心を葬り去ってしまったようには。
サウダージ。
どうか、あの人に伝えてくれないか。
僕の愛がどれほど誠実だったかを。
どれをど彼女を愛していたのかを。
もう昔のことだけれど。
サウダージ。
これも伝え忘れないでほしい。
僕を止めてしまったのも、君なのだと。
僕は平穏に暮らしたかったんだ。
-----
nem = …ない、…さえない、少なくとも、あるいは、または
Nem que = たとえ…であっても
mandar = 命じる、指示する、定める、発する、放つ、制御する、指揮する
farei = fazerの直接法未来一人称単数形
fazer as pazes con... = ...と仲直りする
sepultar = 埋葬する、葬る、隠す、秘める、葬り去る、埋める、水没させる、突っ込む、隠遁する、ひきこもる、孤独に暮らす
Tempos atrás =
adormecer = 眠る、静まる、止む、鎮まる、しびれる、休止する、緩む、なえる、眠りにつく、眠らせる、飽きさせる、麻痺させる
-----
1段落目の、「As pazes contigo eu farei」が、
「仲直りをする」なのか「仲直りをしない」なのか、悩みました。
冒頭の「nunca」が、どこにかかるのか。
「世界が崩れかかってくる」とか「神が命令する」とかに「絶対ない」をつけるのは
不自然な気がするのです。
だって、世界が崩れるのも神の命令も、本人の強い意志ではないから。
じゃ、本人の強い意志はどこなのかというと、「As pazes contigo eu farei」しかない。
すると、こうなる。
Eu nunca farei as pazes contigo
私は決してしない、あなたと仲直りを
この歌の日本語訳を1つ見かけたのですが、
そこでは「絶対に仲直りする」と書かれていました。
なので、正直に言うと、私の訳があっているのか不安。
でも、そうとしか読めないんだよなぁ、、、
サウダージの箇所は、寂しいとか、切ないとか、懐かしいとか日本語にしようかと思いましたが…
しっくりくる表現が思い当たりませんでした。 ←語彙力
別れた彼女を思い出している何とも言えない気持ちですね。
良いときもあり、本気で愛していた時間があり、そして冷めてしまった悪いときがあり、
それが全て同時に思い起こされるサウダージ。
邦題 決して
作曲・作曲 Lupicínio Rodrigues
歌詞がNunca!で始まるのを見て、翻訳したい!と思った曲。
Nunca!以降どう続くのかまだ読んでいません(笑)
「nunca」は「決して…ない」「絶対…ない」という意味。
それに感嘆詞「!」をつけると、
ぜっっったいせえへん!!!
誰がなんと言うてもありえん!!!
といった強い意思表示を感じます。
なので発音も、カタカナで「ヌンカ」というような薄っぺらい感じではなく、
唇を思いっきり突き出してuの音を強調した、「ぬぅんかっ」という感じ。
そして、目が本気。
一体そんなに本気で何を「絶対ない!」と言っているのか、
歌詞を読んでみたいと思います。
Nunca
Nunca!
Nem que o mundo caia sobre mim
Nem se Deus mandar
Nem mesmo assim
As pazes contigo eu farei
Nunca!
Quando a gente perde a ilusão
Deve sepultar o coração
Como eu sepultei
Saudade
Diga a esta moça, por favor
Como foi sincero o meu amor
Quanto eu lhe adorei
Tempos atrás
Saudade
Não esqueça também de dizer
Que é você que me faz adormecer
Pra que eu viva em paz
Nunca
絶対にない!
たとえ世界が僕の上に落ちてこようとも、
たとえ神の命令だろうとも、
たとえそうだったとしても、
君と寄りを戻すことはない。
絶対にあってはならない!
夢を失うようなことがあろうとも、
心まで葬り去ってはならない。
僕が心を葬り去ってしまったようには。
サウダージ。
どうか、あの人に伝えてくれないか。
僕の愛がどれほど誠実だったかを。
どれをど彼女を愛していたのかを。
もう昔のことだけれど。
サウダージ。
これも伝え忘れないでほしい。
僕を止めてしまったのも、君なのだと。
僕は平穏に暮らしたかったんだ。
-----
nem = …ない、…さえない、少なくとも、あるいは、または
Nem que = たとえ…であっても
mandar = 命じる、指示する、定める、発する、放つ、制御する、指揮する
farei = fazerの直接法未来一人称単数形
fazer as pazes con... = ...と仲直りする
sepultar = 埋葬する、葬る、隠す、秘める、葬り去る、埋める、水没させる、突っ込む、隠遁する、ひきこもる、孤独に暮らす
Tempos atrás =
adormecer = 眠る、静まる、止む、鎮まる、しびれる、休止する、緩む、なえる、眠りにつく、眠らせる、飽きさせる、麻痺させる
-----
1段落目の、「As pazes contigo eu farei」が、
「仲直りをする」なのか「仲直りをしない」なのか、悩みました。
冒頭の「nunca」が、どこにかかるのか。
「世界が崩れかかってくる」とか「神が命令する」とかに「絶対ない」をつけるのは
不自然な気がするのです。
だって、世界が崩れるのも神の命令も、本人の強い意志ではないから。
じゃ、本人の強い意志はどこなのかというと、「As pazes contigo eu farei」しかない。
すると、こうなる。
Eu nunca farei as pazes contigo
私は決してしない、あなたと仲直りを
この歌の日本語訳を1つ見かけたのですが、
そこでは「絶対に仲直りする」と書かれていました。
なので、正直に言うと、私の訳があっているのか不安。
でも、そうとしか読めないんだよなぁ、、、
サウダージの箇所は、寂しいとか、切ないとか、懐かしいとか日本語にしようかと思いましたが…
しっくりくる表現が思い当たりませんでした。 ←語彙力
別れた彼女を思い出している何とも言えない気持ちですね。
良いときもあり、本気で愛していた時間があり、そして冷めてしまった悪いときがあり、
それが全て同時に思い起こされるサウダージ。
Frevo Pra Acordar
曲名 Frevo Pra Acordar
作曲・作曲 Marcos Ruffato
暗いニュースばかりが目に入り、気持ちが病みそうです。。。
新聞やニュースよりも情報が早いからと思いTwitterを活用していましたが、
このままだと答えのない問いと不安にどんどん引きずりこまれてしまうので、
とりあえず、短期的にTwitterアプリをアンインストールしてみました。。。
ブラウザでアクセスできるけどね😅
あとは、考えないために、頭を他のことで埋め尽くすのも有効。
自分が没頭できることをする。
色々あるけれど、私の場合、ブラジル音楽の翻訳もその一つ。
歌詞と文法が疲れた頭を癒してくれる。
Frevo Pra Acordarは、以前から歌いたいなーと思っている曲。
というわけで、例のごとく、歌詞を覚えるために訳してみます。
訳す前の印象では、とにかく清々しい曲。
夜が明け、朝日が差し込む瞬間の、清々しさ。
年中暁を覚えない私でも、
初日の出とか、ご来光とか、夜勤対応し無事帰宅の目途が立った自販機横とか、
非日常で出会う朝日は神々しくて、
あー毎日これを思い切り身体に感じて一日を始めたいと思う(けど実現しない)。
最近、実質ウォークインクローゼット化していた一室を片付けて、
窓際に観葉植物とベランダテーブルを置いてみた。
東向きで、窓の外に遮る物がなく、視線より低い位置から陽が昇る。
もう少し気温が上がるまでは、朝ここで光を感じよう。
きっともう少しポジティブな気持ちになれるはず。
Frevo Pra Acordar
quando der de anoitecer
o dia se apagar
e a noite se estender longa demais
é que o chão precisa ter
um tempo pra esfriar
um frio pra esquecer
deixar pra tras...
ah, as noites vão trazer
a lua pra sonhar, rompendo a escuridão
mas se nem a lua está, e o tempo se fechou,
a chuva é meu par
eu vou buscar
o gesto delicado da manhã,
o alvorecer traz o dia com cuidado,
acorda pra ver
o passaredo já cantou,
o horizonte já raiou
o arvoredo se balança todo em flor!
delicado de manhá, acorda pra ver
raia o dia com cuidado, alvoreceu!
o passaredo já cantou,
o horizonte já raiou
o arvoredo se balança todo em flor!
目覚めのフレーヴォ
夕暮れの刻
陽は輝きを失い
夜が ゆっくりとひろがってゆく
土には 冷やすための時間が必要だ
冷やすのは 忘れるため
過去に葬るため。。。
夜は 連れてくる
夢見るための月を
月は 暗闇を引き裂きながら現れる
たとえ月がなく 雲行きが怪しかったとしても
雨が私の味方をしてくれる
探しに行こう
朝の 繊細な表情を
夜明けは注意深く陽を連れてくる
目を覚まし 見てみよう
もう 鳥が啼いている
もう 地平線が輝いてる
木々が 花を咲かせ そよいでいる
繊細な朝 目を覚まし 見てごらん
陽が注意深く輝いている 夜が明けたんだ!
もう 鳥が啼いている
もう 地平線が輝いている
木々が 花を咲かせ そよいでいる
******
frevo = フレーヴォ。主にブラスバンドで演奏される二拍子の舞踊音楽。
上は白水社ポ日辞書の解説。
それだけ読んだらいろんなジャンルと大いに勘違いされそうな気もする(笑)
der = darの接続法未来
dar de =
o tempo se fechou = 雲行きが怪しくなる、今にも雨が降りそうな薄暗がりになる
par = 社会的に地位の低い同僚
o gesto = 身振り、手真似、見かけ、表情、合図、偉業、
delicado = 繊細な、軽い、甘美な、か弱い、もろい、洗練された、細心な、微妙な
passaredo = passarada = 鳥、多数の鳥
o arvoredo = 木立、林
se balança = 身体を揺らす
コード進行参考
Youtube Frevo Pra Acordar
コード譜ではありませんが、
まるで指使いを見てコピーしてね、とでもいうかのような映像。
参考ページ
Musica Terra
マルコス・ルファートのインタビュー記事。
作曲・作曲 Marcos Ruffato
暗いニュースばかりが目に入り、気持ちが病みそうです。。。
新聞やニュースよりも情報が早いからと思いTwitterを活用していましたが、
このままだと答えのない問いと不安にどんどん引きずりこまれてしまうので、
とりあえず、短期的にTwitterアプリをアンインストールしてみました。。。
ブラウザでアクセスできるけどね😅
あとは、考えないために、頭を他のことで埋め尽くすのも有効。
自分が没頭できることをする。
色々あるけれど、私の場合、ブラジル音楽の翻訳もその一つ。
歌詞と文法が疲れた頭を癒してくれる。
Frevo Pra Acordarは、以前から歌いたいなーと思っている曲。
というわけで、例のごとく、歌詞を覚えるために訳してみます。
訳す前の印象では、とにかく清々しい曲。
夜が明け、朝日が差し込む瞬間の、清々しさ。
年中暁を覚えない私でも、
初日の出とか、ご来光とか、夜勤対応し無事帰宅の目途が立った自販機横とか、
非日常で出会う朝日は神々しくて、
あー毎日これを思い切り身体に感じて一日を始めたいと思う(けど実現しない)。
最近、実質ウォークインクローゼット化していた一室を片付けて、
窓際に観葉植物とベランダテーブルを置いてみた。
東向きで、窓の外に遮る物がなく、視線より低い位置から陽が昇る。
もう少し気温が上がるまでは、朝ここで光を感じよう。
きっともう少しポジティブな気持ちになれるはず。
Frevo Pra Acordar
quando der de anoitecer
o dia se apagar
e a noite se estender longa demais
é que o chão precisa ter
um tempo pra esfriar
um frio pra esquecer
deixar pra tras...
ah, as noites vão trazer
a lua pra sonhar, rompendo a escuridão
mas se nem a lua está, e o tempo se fechou,
a chuva é meu par
eu vou buscar
o gesto delicado da manhã,
o alvorecer traz o dia com cuidado,
acorda pra ver
o passaredo já cantou,
o horizonte já raiou
o arvoredo se balança todo em flor!
delicado de manhá, acorda pra ver
raia o dia com cuidado, alvoreceu!
o passaredo já cantou,
o horizonte já raiou
o arvoredo se balança todo em flor!
目覚めのフレーヴォ
夕暮れの刻
陽は輝きを失い
夜が ゆっくりとひろがってゆく
土には 冷やすための時間が必要だ
冷やすのは 忘れるため
過去に葬るため。。。
夜は 連れてくる
夢見るための月を
月は 暗闇を引き裂きながら現れる
たとえ月がなく 雲行きが怪しかったとしても
雨が私の味方をしてくれる
探しに行こう
朝の 繊細な表情を
夜明けは注意深く陽を連れてくる
目を覚まし 見てみよう
もう 鳥が啼いている
もう 地平線が輝いてる
木々が 花を咲かせ そよいでいる
繊細な朝 目を覚まし 見てごらん
陽が注意深く輝いている 夜が明けたんだ!
もう 鳥が啼いている
もう 地平線が輝いている
木々が 花を咲かせ そよいでいる
******
frevo = フレーヴォ。主にブラスバンドで演奏される二拍子の舞踊音楽。
上は白水社ポ日辞書の解説。
それだけ読んだらいろんなジャンルと大いに勘違いされそうな気もする(笑)
der = darの接続法未来
dar de =
o tempo se fechou = 雲行きが怪しくなる、今にも雨が降りそうな薄暗がりになる
par = 社会的に地位の低い同僚
o gesto = 身振り、手真似、見かけ、表情、合図、偉業、
delicado = 繊細な、軽い、甘美な、か弱い、もろい、洗練された、細心な、微妙な
passaredo = passarada = 鳥、多数の鳥
o arvoredo = 木立、林
se balança = 身体を揺らす
コード進行参考
Youtube Frevo Pra Acordar
コード譜ではありませんが、
まるで指使いを見てコピーしてね、とでもいうかのような映像。
参考ページ
Musica Terra
マルコス・ルファートのインタビュー記事。
Conselho
曲名 Conselho
作曲・作曲 Adilson Bispo e Zé Roberto
覚えるにあたり、読んでみました。
失恋した人を慰めつつ、
ついでに「俺ならお前を愛してやれるぜ」って口説いてる歌ですかね?
歌詞の最後に「諺にもあるじゃん」と出てきます。
ブラジル人ならピンと来るんだろうけど、歌詞の中では明示されていません。
折角なので、ぜひ、お好きなのをお選びください(笑)
Um por todos e todos por um.
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために
Há males que vêm para o bem.
悪いことの後には、良いことがある
Quem ri por último ri melhor.
最後に笑える者が勝ち。
Cada macaco em seu galho.
他人に口出しするべきじゃない。
As aparências enganam.
人はみかけによらない。
O amor é cego.
愛は盲目。
É bom ser importante, mas importante é ser bom!
大切な人になることはいいこと、でも大切なのはいい人になること。
É mais fácil fazer uma menina do que consertar uma mulher.
女を直すより女の子を作ることの方が楽。
Herrar é umano!
人は間違いを犯す。
O amor é cego, mas o casamento abre os olhos.
愛は盲目、しかし結婚は千里眼。
Conselho
Deixe de lado esse baixo astral
Erga a cabeça enfrente o mal
Agindo assim será vital para o teu coração
É que em cada experiência se aprende uma lição
Eu já sofri por amar assim
Me dediquei mas foi tudo em vão
Pra que se lamentar
Se em tua vida pode encontrar
Quem te ame com toda força e ardor
Assim sucumbirá a dor
Tem que lutar
Não se abater
Só se entregar
A quem te merecer
Não estou dando nem vendendo
Como o ditado diz
O meu conselho é pra te ver feliz
アドバイス
ほら、そんな不貞腐れた気持ちはほかしてさ
顔上げて、嫌なこととも向きあおうよ
意識的に自分を持ち上げてくのも大事だよ
心が元気になってくからさ
どんな経験もさ、学びになるからさ
俺なんて、好きになりすぎて
尽くしまくって、結局だめだったことも全然あるしさ
悲観することなんかないって
きっと君の人生でも
君のことを全身全霊で愛してくれる人が現れるから
そしたら今のその辛い気持ちも消えてくよ
戦おうよ
落ち込んでないで
自分に相応しい人にだけ
自分を捧げよう
ほら、ことわざにもあるじゃん
俺のアドバイスはさ 君の笑顔が見たいからなんだよ
******
conselho = 助言、忠告、意見、
Deixe = やneる、離れる、出る、別れる、放す、断念する、除外する、同意する、延期する、失う、捨てる、伝える、残す、置き忘れる、可能する、設定する、託す
de lado = 片側に
baixo = わかnnoののたnnaり場、低い、低地、
astral = 星に左右される肉体的精神的状態、よくnno悪くnno場所に漂う気配、雰囲気
baizo astral = 機嫌が悪い
Erga = erguer 上げる、立てる、高nneる、
Agindo = agir 行動する、ふるnnaう、行動を起こす、行儀、作用する
vital = 生命の、極めて重要な、決定的な
lição = レッスン、学科、異文、教訓、非難
se lamentar = 嘆く、悲しnnu、泣き言を言う、
ardor = 灼熱、情熱、熱意、活気
sucumbirá = 押しつぶされる、へたる、屈する、降参する、意気消沈する、落ち込む、死ぬ、廃止になる
se abater = 下がる、降りる、落ちる、倒れる、気分が落ち込む、消沈する、衰弱する、卑屈になる
abater = 下げる、おろす、落とす、倒す、殺す、衰弱させる、意気消沈させる、値段を下げる、割り引く、屈辱を与える、辱nneる、
o ditado = 書き取り、口述、諺
コード進行参考
https://www.cifraclub.com.br/revelacao/conselho/
参考ページ
音楽コラボアプリnana Conselho
キャプションに歌詞の訳が載っています。
行間まで読んだ、非常に素晴らしい訳です。
諺の答えまで書いてあります☆
Swing de Rua~AXE、Pagode Baianoこそがブラジル音楽だ!・・か?~
歌詞の日本語訳掲載。
歌手Almir Guinetoの生い立ちにも触れています。
Grupo Reveaçãoのライブ版。
こういう感じすごく好き。
作曲・作曲 Adilson Bispo e Zé Roberto
覚えるにあたり、読んでみました。
失恋した人を慰めつつ、
ついでに「俺ならお前を愛してやれるぜ」って口説いてる歌ですかね?
歌詞の最後に「諺にもあるじゃん」と出てきます。
ブラジル人ならピンと来るんだろうけど、歌詞の中では明示されていません。
折角なので、ぜひ、お好きなのをお選びください(笑)
Um por todos e todos por um.
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために
Há males que vêm para o bem.
悪いことの後には、良いことがある
Quem ri por último ri melhor.
最後に笑える者が勝ち。
Cada macaco em seu galho.
他人に口出しするべきじゃない。
As aparências enganam.
人はみかけによらない。
O amor é cego.
愛は盲目。
É bom ser importante, mas importante é ser bom!
大切な人になることはいいこと、でも大切なのはいい人になること。
É mais fácil fazer uma menina do que consertar uma mulher.
女を直すより女の子を作ることの方が楽。
Herrar é umano!
人は間違いを犯す。
O amor é cego, mas o casamento abre os olhos.
愛は盲目、しかし結婚は千里眼。
Conselho
Deixe de lado esse baixo astral
Erga a cabeça enfrente o mal
Agindo assim será vital para o teu coração
É que em cada experiência se aprende uma lição
Eu já sofri por amar assim
Me dediquei mas foi tudo em vão
Pra que se lamentar
Se em tua vida pode encontrar
Quem te ame com toda força e ardor
Assim sucumbirá a dor
Tem que lutar
Não se abater
Só se entregar
A quem te merecer
Não estou dando nem vendendo
Como o ditado diz
O meu conselho é pra te ver feliz
アドバイス
ほら、そんな不貞腐れた気持ちはほかしてさ
顔上げて、嫌なこととも向きあおうよ
意識的に自分を持ち上げてくのも大事だよ
心が元気になってくからさ
どんな経験もさ、学びになるからさ
俺なんて、好きになりすぎて
尽くしまくって、結局だめだったことも全然あるしさ
悲観することなんかないって
きっと君の人生でも
君のことを全身全霊で愛してくれる人が現れるから
そしたら今のその辛い気持ちも消えてくよ
戦おうよ
落ち込んでないで
自分に相応しい人にだけ
自分を捧げよう
ほら、ことわざにもあるじゃん
俺のアドバイスはさ 君の笑顔が見たいからなんだよ
******
conselho = 助言、忠告、意見、
Deixe = やneる、離れる、出る、別れる、放す、断念する、除外する、同意する、延期する、失う、捨てる、伝える、残す、置き忘れる、可能する、設定する、託す
de lado = 片側に
baixo = わかnnoののたnnaり場、低い、低地、
astral = 星に左右される肉体的精神的状態、よくnno悪くnno場所に漂う気配、雰囲気
baizo astral = 機嫌が悪い
Erga = erguer 上げる、立てる、高nneる、
Agindo = agir 行動する、ふるnnaう、行動を起こす、行儀、作用する
vital = 生命の、極めて重要な、決定的な
lição = レッスン、学科、異文、教訓、非難
se lamentar = 嘆く、悲しnnu、泣き言を言う、
ardor = 灼熱、情熱、熱意、活気
sucumbirá = 押しつぶされる、へたる、屈する、降参する、意気消沈する、落ち込む、死ぬ、廃止になる
se abater = 下がる、降りる、落ちる、倒れる、気分が落ち込む、消沈する、衰弱する、卑屈になる
abater = 下げる、おろす、落とす、倒す、殺す、衰弱させる、意気消沈させる、値段を下げる、割り引く、屈辱を与える、辱nneる、
o ditado = 書き取り、口述、諺
コード進行参考
https://www.cifraclub.com.br/revelacao/conselho/
参考ページ
音楽コラボアプリnana Conselho
キャプションに歌詞の訳が載っています。
行間まで読んだ、非常に素晴らしい訳です。
諺の答えまで書いてあります☆
Swing de Rua~AXE、Pagode Baianoこそがブラジル音楽だ!・・か?~
歌詞の日本語訳掲載。
歌手Almir Guinetoの生い立ちにも触れています。
Grupo Reveaçãoのライブ版。
こういう感じすごく好き。
Tardes Cariocas
曲名 Tardes Cariocas
邦題 カリオカの午後
作曲・作曲 Joyce Moreno
「Antigamente」なんて単語、
歌詞ではあまり見かけない気がして続きを読んでみたら、
あーこれ好きだわーと思いました♪
Tardes Cariocasa
Antigamente era na primavera
Que os corações batiam de paixão
Hoje a estação que todo o mundo espera
Mais ansiosamente é o verão.
O sol batendo, pensamento voa
Tanta coisa boa em cada coração
Luz emoção.
Vem vindo o verão
Queimando de calor,
Prazer e tesouro.
Mesmo que vente, chova ou faça frio,
Janeiro no Rio é sempre no verão.
Que lindo é o verão
Molhar de calor,
Prazer e suor
Aguas de março, torno do navio,
O janeiro no Rio
Há-de brilhar melhor
リオっ子の午後
昔は 心ときめく季節って言ったら
春だったわよね
でも今 みんなが待ち焦がれてる季節は 夏
急かす日差し
気持ちが舞い上がる
ステキな予感がする
情熱の光に溢れてる
夏がやって来る
妬けるような暑さと 喜びと 宝物
たとえ風が吹いても
雨が降っても 寒くなったとしても
リオの1月は いつも夏の真っ只中
夏ってなんて美しいんだろう!
熱と 悦びと 汗に濡れる
3月の雨 船の還り
リオの1月は
輝くべきものなんだわ!
邦題 カリオカの午後
作曲・作曲 Joyce Moreno
「Antigamente」なんて単語、
歌詞ではあまり見かけない気がして続きを読んでみたら、
あーこれ好きだわーと思いました♪
Tardes Cariocasa
Antigamente era na primavera
Que os corações batiam de paixão
Hoje a estação que todo o mundo espera
Mais ansiosamente é o verão.
O sol batendo, pensamento voa
Tanta coisa boa em cada coração
Luz emoção.
Vem vindo o verão
Queimando de calor,
Prazer e tesouro.
Mesmo que vente, chova ou faça frio,
Janeiro no Rio é sempre no verão.
Que lindo é o verão
Molhar de calor,
Prazer e suor
Aguas de março, torno do navio,
O janeiro no Rio
Há-de brilhar melhor
リオっ子の午後
昔は 心ときめく季節って言ったら
春だったわよね
でも今 みんなが待ち焦がれてる季節は 夏
急かす日差し
気持ちが舞い上がる
ステキな予感がする
情熱の光に溢れてる
夏がやって来る
妬けるような暑さと 喜びと 宝物
たとえ風が吹いても
雨が降っても 寒くなったとしても
リオの1月は いつも夏の真っ只中
夏ってなんて美しいんだろう!
熱と 悦びと 汗に濡れる
3月の雨 船の還り
リオの1月は
輝くべきものなんだわ!
Juá
曲名 Juá
作曲・作曲 André Mehmari & Bernardo Maranhão
アマゾンの動植物の名を上げる歌。
それぞれがどんな生き物なのかは、
公式MVを見るのが一番と思われます。
そういえば、ジョビンも動植物への造詣が深かったんですよね。
歌詞に、パクという魚が出てきます。
ミュンヘンに住んでいた時、
動物園の年パスを買って、よく散歩に行っていました。
小さな水族館が併設されていて、そこにパクがいました。
ちょっぴりコミカルな名前に似合わず
大きな体でゆったりと泳ぐ姿が印象的で、
よくぼーっと眺めていました。
まさかこんなかたちで再会できるなんて。
それにしても、この歌詞を訳すことに、どれだけの意味があるのか...
いいんです、意味がなくても。
ただ私が訳したいだけなんですから☆
ほかのどの曲よりも、単語調べに費やしてる時間が長い(笑)
google.com.brで画像検索するの楽しい!!
nanaという音楽コラボアプリで、
Musica Terraのlessthanpandaさんが伴奏をあげています。
ピアノとかフルートが乗るといいなぁ...
と、楽器が何もできない私は眺めています。
nana-music.com
Juá
Juá ipê jacarandá ingá guapuruvu suinã taperebá imbé
Piau jaú tucunaré cará pirarucu pacu aruanã pirá
Preá tapir maracajá sagüi paca tatu quati tamanduá sauá
Tiê tuim araguari biguá
Uirapuru sofrê caracará jacu
Nhambu socó guriatã mutum anum chapim arara-canindé
Tiziu jaó
Paiarari guará
Cauã-cauã japiassoca-açu aracuã
Maracanã
E o iauaretê
ナツメ
ナツメ イペ ジャカランダ インガ シゾロビウムパラヒバ エリスリナムルング タヒチモンピン フィロデンドロン
ピアウ 大ナマズ ピーコックバス ゲオファーガス・ブラジリエンシス ピラルク パク アロワナ ピラ
フクロネズミ バク ヤマネコ サグイ猿 パカ アルマジロ ハナグマ アリクイ マーモセット
フウキンチョウ インコ コンゴウインコ ナンベイヒメウ
ウイラプル ソフレ カラカラ ジャクケイ
コバシシギダチョウ トラフサギ コシラヒゲカンムリアマツバメ ホウカンチョウ オオハシカッコウ キンノジコ コンゴウインコ
シコンヒワ ヒメシギダチョウ
シラコバト ショウジョウトキ
クワクワ レンカク ブラジルヒメシャクケイ
アオバコンゴウインコ
それに イウワレテ
・・・
Juá = [植物] ナツメ、トゲハリナスビ、イヌホウズキ、ヒヨドリジョウゴ
…って、検索して出てくる画像見るとタマリンドっぽいんですが?
ipê = [植物] イペ(ブラジルの国樹)
jacarandá = [植物] ジャカランダ
ingá = [植物] インガ
guapuruvu = [植物] シゾロビウムパラヒバ、ブラジルのファイアツリー、またはブラジルのシダの木
suinã = mulungu = [植物] エリスリナムルング
[植物] ブラジルのある木の名前(...ってどんな解説だよ、ポポ辞書さん)
taperebá = caja = [植物] タヒチモンピン、タマゴノキ
imbé = [植物] フィロデンドロン
Piau = [魚] 川魚の総称 (...って、手抜きじゃない、ポポ辞書さん)
jaú = [魚] 大ナマズ
tucunaré = [魚] ピーコックバス(Wikipediaより)
cará = acara = [魚] ゲオファーガス・ブラジリエンシス、[鳥] シラサギ
pirarucu = [魚] ピラルク
pacu = [魚] パク
aruanã = [魚] アロワナ
pirá = [魚] 魚(...って、どうなんよ魚って訳は、ポ日辞書さん)
Preá = [動物] フクロネズミ
tapir = [動物] バク
maracajá = [動物] ヤマネコ
sagüi = [動物] サグイ猿
paca = [動物] パカ
tatu = [動物] アルマジロ
quati = [動物] ハナグマ
tamanduá = [動物] アリクイ
sauá = [動物] キヌザル、マーモセット
Tiê = [鳥] フウキンチョウ
tuim = [鳥] インコ
araguari = aragui = araraの仲間 = [鳥] コンゴウインコ
biguá = [鳥] ナンベイヒメウ
Uirapuru = [鳥] ウイラプル(飼い主に幸せをもたらす伝説の啼き鳥)
sofrê = [鳥] ブラジルのある鳥木の名前(...ポポ辞書さん)
caracará = carancho = [鳥] カラカラ
jacu = [鳥] ジャクケイ
Nhambu = [植物] パラクレス
socó = [鳥] トラフサギ、ササゴイ
guriatã = [鳥] コシラヒゲカンムリアマツバメ
mutum = [鳥] ホウカンチョウ
anum = [鳥] オオハシカッコウ
chapim = [鳥] キンノジコ
arara-canindé = [鳥] コンゴウインコ
Tiziu = [鳥] シコンヒワ
jaó = [鳥] ヒメシギダチョウ
Paiarari = bairari = [鳥] シラコバト?
guará = [鳥] ショウジョウトキ、[動物] タテガミオオカミ
Cauã-cauã =
japiassoca-açu = [鳥] レンカク
aracuã = [鳥] ブラジルヒメシャクケイ (Wikipediaより)
Maracanã = [鳥] アオバコンゴウインコ
iauaretê =
参考ページ
Andre Mehmari
Andre Mehmariの公式ページ
作曲・作曲 André Mehmari & Bernardo Maranhão
アマゾンの動植物の名を上げる歌。
それぞれがどんな生き物なのかは、
公式MVを見るのが一番と思われます。
そういえば、ジョビンも動植物への造詣が深かったんですよね。
歌詞に、パクという魚が出てきます。
ミュンヘンに住んでいた時、
動物園の年パスを買って、よく散歩に行っていました。
小さな水族館が併設されていて、そこにパクがいました。
ちょっぴりコミカルな名前に似合わず
大きな体でゆったりと泳ぐ姿が印象的で、
よくぼーっと眺めていました。
まさかこんなかたちで再会できるなんて。
それにしても、この歌詞を訳すことに、どれだけの意味があるのか...
いいんです、意味がなくても。
ただ私が訳したいだけなんですから☆
ほかのどの曲よりも、単語調べに費やしてる時間が長い(笑)
google.com.brで画像検索するの楽しい!!
nanaという音楽コラボアプリで、
Musica Terraのlessthanpandaさんが伴奏をあげています。
ピアノとかフルートが乗るといいなぁ...
と、楽器が何もできない私は眺めています。
nana-music.com
Juá
Juá ipê jacarandá ingá guapuruvu suinã taperebá imbé
Piau jaú tucunaré cará pirarucu pacu aruanã pirá
Preá tapir maracajá sagüi paca tatu quati tamanduá sauá
Tiê tuim araguari biguá
Uirapuru sofrê caracará jacu
Nhambu socó guriatã mutum anum chapim arara-canindé
Tiziu jaó
Paiarari guará
Cauã-cauã japiassoca-açu aracuã
Maracanã
E o iauaretê
ナツメ
ナツメ イペ ジャカランダ インガ シゾロビウムパラヒバ エリスリナムルング タヒチモンピン フィロデンドロン
ピアウ 大ナマズ ピーコックバス ゲオファーガス・ブラジリエンシス ピラルク パク アロワナ ピラ
フクロネズミ バク ヤマネコ サグイ猿 パカ アルマジロ ハナグマ アリクイ マーモセット
フウキンチョウ インコ コンゴウインコ ナンベイヒメウ
ウイラプル ソフレ カラカラ ジャクケイ
コバシシギダチョウ トラフサギ コシラヒゲカンムリアマツバメ ホウカンチョウ オオハシカッコウ キンノジコ コンゴウインコ
シコンヒワ ヒメシギダチョウ
シラコバト ショウジョウトキ
クワクワ レンカク ブラジルヒメシャクケイ
アオバコンゴウインコ
それに イウワレテ
・・・
Juá = [植物] ナツメ、トゲハリナスビ、イヌホウズキ、ヒヨドリジョウゴ
…って、検索して出てくる画像見るとタマリンドっぽいんですが?
ipê = [植物] イペ(ブラジルの国樹)
jacarandá = [植物] ジャカランダ
ingá = [植物] インガ
guapuruvu = [植物] シゾロビウムパラヒバ、ブラジルのファイアツリー、またはブラジルのシダの木
suinã = mulungu = [植物] エリスリナムルング
[植物] ブラジルのある木の名前(...ってどんな解説だよ、ポポ辞書さん)
taperebá = caja = [植物] タヒチモンピン、タマゴノキ
imbé = [植物] フィロデンドロン
Piau = [魚] 川魚の総称 (...って、手抜きじゃない、ポポ辞書さん)
jaú = [魚] 大ナマズ
tucunaré = [魚] ピーコックバス(Wikipediaより)
cará = acara = [魚] ゲオファーガス・ブラジリエンシス、[鳥] シラサギ
pirarucu = [魚] ピラルク
pacu = [魚] パク
aruanã = [魚] アロワナ
pirá = [魚] 魚(...って、どうなんよ魚って訳は、ポ日辞書さん)
Preá = [動物] フクロネズミ
tapir = [動物] バク
maracajá = [動物] ヤマネコ
sagüi = [動物] サグイ猿
paca = [動物] パカ
tatu = [動物] アルマジロ
quati = [動物] ハナグマ
tamanduá = [動物] アリクイ
sauá = [動物] キヌザル、マーモセット
Tiê = [鳥] フウキンチョウ
tuim = [鳥] インコ
araguari = aragui = araraの仲間 = [鳥] コンゴウインコ
biguá = [鳥] ナンベイヒメウ
Uirapuru = [鳥] ウイラプル(飼い主に幸せをもたらす伝説の啼き鳥)
sofrê = [鳥] ブラジルのある鳥木の名前(...ポポ辞書さん)
caracará = carancho = [鳥] カラカラ
jacu = [鳥] ジャクケイ
Nhambu = [植物] パラクレス
socó = [鳥] トラフサギ、ササゴイ
guriatã = [鳥] コシラヒゲカンムリアマツバメ
mutum = [鳥] ホウカンチョウ
anum = [鳥] オオハシカッコウ
chapim = [鳥] キンノジコ
arara-canindé = [鳥] コンゴウインコ
Tiziu = [鳥] シコンヒワ
jaó = [鳥] ヒメシギダチョウ
Paiarari = bairari = [鳥] シラコバト?
guará = [鳥] ショウジョウトキ、[動物] タテガミオオカミ
Cauã-cauã =
japiassoca-açu = [鳥] レンカク
aracuã = [鳥] ブラジルヒメシャクケイ (Wikipediaより)
Maracanã = [鳥] アオバコンゴウインコ
iauaretê =
参考ページ
Andre Mehmari
Andre Mehmariの公式ページ
Caminho das Águas
曲名 Caminho das Águas
作詞・作曲 Rodrigo Maranhão
Maria Ritaのどこか神秘的で浮遊感のある歌声で有名な曲。
タイトルは、
Caminho = 道
das = ...の
Águas = 水(の複数形)
なので、直訳すると、「水達の道」。
作者のRodrigo Maranhãoは、この曲で2006年にラテングラミー賞の最優秀ブラジル音楽賞を受賞。
翌年に、初CDをリリース。
つまり、Caminho das Aguasが実質的なデビュー曲ということになります。
抽象的な歌詞で、色々な解釈が出来てしまうので、
作者本人の解説とかブラジル人による歌詞解釈等探してみたのですが、
見つかりませんでした…
この歌に拘らず、Caminho das aguasという単語で検索をすると、
ブラジルの土着宗教カンドンブレの海の女神イエマンジャに関する情報が出てきます。
例えば、こんな祭事風景とか、
こんな研究論文とか、
ブラジル東北部バイーア州に関する情報とか。
アパレシーダへの巡礼道を指すという説明とか。
「信仰への道」という表現も出てくるので、
宗教色のある歌という可能性は無きにしも非ず。
もしイエマンジャを称えるものだとしたら、
歌詞に出てくるpaiは父ではなく主神を指すのかもしれませんね。
いずれにせよ、今回はカンドンブレを追及している時間がないので、未知のままです。
というわけで、今回は直訳でご勘弁を。。。
歌詞ラストの
Na roda conta com o seu
Ouvir a zabumba
の文法がまだしっくりきていません。
どなたかお知恵を拝借させてください。
Caminho das Águas
Leva no teu bumbar
Me leva
Leva que quero ver meu pai
Caminho bordado à fé
Caminho das águas
Me leva que quero ver
Meu pai
A barca segue seu rumo lenta
Como quem já não
Quer mais chegar
Como quem se acostumou
No canto das águas
Como quem já não
Quer mais voltar
Os olhos da morena bonita
Aguenta que tô chegando já
Na roda conta com o seu
Ouvir a zabumba
Me leva que quero ver
Meu pai
水の道
連れて行って その太鼓の響きに乗せて
私を連れて行って
どうか連れて行って 父に会いたいの
信仰へと飾られた道
水達の道
私を連れて行って 父に会いたいの
舟はゆっくりと進路を進める
辿り着くのを拒む人のように
水の歌に慣れてしまった人のように
もう二度と戻りたくない人のように
美しいモレーナの瞳
辛抱なさい 私はもうすぐ着きますから
あなたと共に輪の中で
太鼓の響きを聴くのです
私を連れて行って 父に会いたいの
------
bumbar = 殴る(?)
bumba = 打撃音、爆発音、落下音など
bordado = 刺繍する、縁をつける、就職する、飾る
Aguenta = 支える、耐える、持ちこたえる
tô = estou
roda = 輪、車輪、円形のもの、周囲、
conta = contar+不定詞で ...するつもりだ、...を期待する
zabumba = 大太鼓、バスドラ
コード進行参考
Cifra Club
作詞・作曲 Rodrigo Maranhão
Maria Ritaのどこか神秘的で浮遊感のある歌声で有名な曲。
タイトルは、
Caminho = 道
das = ...の
Águas = 水(の複数形)
なので、直訳すると、「水達の道」。
作者のRodrigo Maranhãoは、この曲で2006年にラテングラミー賞の最優秀ブラジル音楽賞を受賞。
翌年に、初CDをリリース。
つまり、Caminho das Aguasが実質的なデビュー曲ということになります。
抽象的な歌詞で、色々な解釈が出来てしまうので、
作者本人の解説とかブラジル人による歌詞解釈等探してみたのですが、
見つかりませんでした…
この歌に拘らず、Caminho das aguasという単語で検索をすると、
ブラジルの土着宗教カンドンブレの海の女神イエマンジャに関する情報が出てきます。
例えば、こんな祭事風景とか、
こんな研究論文とか、
ブラジル東北部バイーア州に関する情報とか。
アパレシーダへの巡礼道を指すという説明とか。
「信仰への道」という表現も出てくるので、
宗教色のある歌という可能性は無きにしも非ず。
もしイエマンジャを称えるものだとしたら、
歌詞に出てくるpaiは父ではなく主神を指すのかもしれませんね。
いずれにせよ、今回はカンドンブレを追及している時間がないので、未知のままです。
というわけで、今回は直訳でご勘弁を。。。
歌詞ラストの
Na roda conta com o seu
Ouvir a zabumba
の文法がまだしっくりきていません。
どなたかお知恵を拝借させてください。
Caminho das Águas
Leva no teu bumbar
Me leva
Leva que quero ver meu pai
Caminho bordado à fé
Caminho das águas
Me leva que quero ver
Meu pai
A barca segue seu rumo lenta
Como quem já não
Quer mais chegar
Como quem se acostumou
No canto das águas
Como quem já não
Quer mais voltar
Os olhos da morena bonita
Aguenta que tô chegando já
Na roda conta com o seu
Ouvir a zabumba
Me leva que quero ver
Meu pai
水の道
連れて行って その太鼓の響きに乗せて
私を連れて行って
どうか連れて行って 父に会いたいの
信仰へと飾られた道
水達の道
私を連れて行って 父に会いたいの
舟はゆっくりと進路を進める
辿り着くのを拒む人のように
水の歌に慣れてしまった人のように
もう二度と戻りたくない人のように
美しいモレーナの瞳
辛抱なさい 私はもうすぐ着きますから
あなたと共に輪の中で
太鼓の響きを聴くのです
私を連れて行って 父に会いたいの
------
bumbar = 殴る(?)
bumba = 打撃音、爆発音、落下音など
bordado = 刺繍する、縁をつける、就職する、飾る
Aguenta = 支える、耐える、持ちこたえる
tô = estou
roda = 輪、車輪、円形のもの、周囲、
conta = contar+不定詞で ...するつもりだ、...を期待する
zabumba = 大太鼓、バスドラ
コード進行参考
Cifra Club
João e Maria
曲名 João e Maria
作詞 Chico Buarque
作曲 Shivuca
1977年発表、歌手はNara Leão。
ですが、Shivucaが原曲を作曲したのは、1940年代。
ちょうどChicoが生まれた頃。
João e MariaというタイトルはShivuco自身がつけていたものです。
その後、ShivucaがChicoに作詞を依頼したようですが、
必然的に、幼少時代を語る歌になったのだそう。
そして、一部Chico自身にも理解できない文が出来上がったとか…
そんなもの訳せるかー!!!
と思いつつ、訳します。
軍事政権を非難した歌だ、って解説もありますよ。
ポル語サイトへのリンク貼ったので、ご参照ください。←手抜き
João e Maria
Agora eu era o herói
E o meu cavalo só falava inglês
A noiva do cowboy
Era você além das outras três
Eu enfrentava os batalhões
Os alemães e seus canhões
Guardava o meu bodoque
E ensaiava o rock para as matinês
Agora eu era o rei
Era o bedel e era também juiz
E pela minha lei
A gente era obrigado a ser feliz
E você era a princesa que eu fiz coroar
E era tão linda de se admirar
Que andava nua pelo meu país
Não, não fuja não
Finja que agora eu era o seu brinquedo
Eu era o seu pião
O seu bicho preferido
Sim, me dê a mão, a gente agora já não tinha medo
No tempo da maldade acho que a gente nem tinha nascido
Agora era fatal
Que o faz-de-conta terminasse assim
Pra lá deste quintal
Era uma noite que não tem mais fim
Pois você sumiu no mundo sem me avisar
E agora eu era um louco a perguntar
O que é que a vida vai fazer de mim?
ジョアンとマリア
ある時 僕はヒーローだった
そして 僕の馬は英語しか話さなかった
カウボーイの恋人は
他の3人を差し置いて 君だった
僕は戦いに直面していた
ドイツ人と 彼らの乗る戦車
僕は土球の弓をしまい
午後のショーのために ロックを試していた
ある時 僕は王様だった
守衛であり 裁判官でもあった
そして 僕自身の法のために
僕らは幸せになる義務を負った
君はお姫様で 僕は君の戴冠式を執り行った
君はまばゆいほどの美しさで
僕の国を裸で歩いた
だめ だめだよ 逃げちゃだめだ
ある時は 僕が君のおもちゃだって振りをするんだ
僕は君のお菓子だった
君のお気に入りのやつだった
そう 手を繋ごう 僕らはもう怖くない
僕らは別に悪い時代に生まれたってわけじゃないと 僕は思うよ
ある時は 最悪だった
空想の世界は こうして終わってしまった
この小さな裏庭から遠くへと
果てのない夜だった
だって 君が 僕に知らせることなく
この世界から消えてしまったのだから
そして ある時 僕はこう尋ねる愚か者だった
人生は僕に一体何をしてくれるっていうんだ?と
・・・・・・
agora = ある時は…またある時は…
batalhões = 戦い、闘争、奮闘、努力、論戦、論争
bodoque = 土球、土球を射る弓、遊具のパチンコ
ensaiava = 試す、試みる
matinês = 午後の興行、化粧着、部屋着
bedel = 守衛、用務員
juiz = 裁判官、判事、陪審員、ラインズマン、運営者
lei = 法、法律、規則、慣例、おきて、支配、教理
coroar = …に冠をかぶせる、戴冠する、上部を飾る、
最後を飾る、仕上げる、報いる、満足させる
nua = 裸の、むきだしの、素足の、飾り内、偽りのない
fuja < fugir = 逃げる
Finja < fingir = 作り上げる、装う、振りをする
brinquedo = おもちゃ、気晴らし、ゲーム、遊びごと
pião = こまの形をしたお菓子
bicho = 人間以外の動物、非常に醜い人、物知り、偉大な人、見習い、
報奨金、しらみ、大胆な人、ねぇ君、害虫、宝くじ
maldade = 悪いこと、不正、悪意、意地悪、騒ぐこと、いたずら、膿
faz-de-conta = 想像、空想、妻を寝取られた男
quintal = 小農場、庭、菜園、影響範囲
sumiu = 消す、見えなくする、なくす、沈める、隠す、消費する、
除去する、壊す、差し込む
コード進行参考
Cifra Club
参考ページ
MUSICAEMPROSA
歌解説。ポル語。長い長い。
OBVIOUS
歌解説。ポル語。
参考動画
公式ビデオ(?)です。
こういうアニメーションも歌詞解釈に役立つと思う。
作詞 Chico Buarque
作曲 Shivuca
1977年発表、歌手はNara Leão。
ですが、Shivucaが原曲を作曲したのは、1940年代。
ちょうどChicoが生まれた頃。
João e MariaというタイトルはShivuco自身がつけていたものです。
その後、ShivucaがChicoに作詞を依頼したようですが、
必然的に、幼少時代を語る歌になったのだそう。
そして、一部Chico自身にも理解できない文が出来上がったとか…
そんなもの訳せるかー!!!
と思いつつ、訳します。
軍事政権を非難した歌だ、って解説もありますよ。
ポル語サイトへのリンク貼ったので、ご参照ください。←手抜き
João e Maria
Agora eu era o herói
E o meu cavalo só falava inglês
A noiva do cowboy
Era você além das outras três
Eu enfrentava os batalhões
Os alemães e seus canhões
Guardava o meu bodoque
E ensaiava o rock para as matinês
Agora eu era o rei
Era o bedel e era também juiz
E pela minha lei
A gente era obrigado a ser feliz
E você era a princesa que eu fiz coroar
E era tão linda de se admirar
Que andava nua pelo meu país
Não, não fuja não
Finja que agora eu era o seu brinquedo
Eu era o seu pião
O seu bicho preferido
Sim, me dê a mão, a gente agora já não tinha medo
No tempo da maldade acho que a gente nem tinha nascido
Agora era fatal
Que o faz-de-conta terminasse assim
Pra lá deste quintal
Era uma noite que não tem mais fim
Pois você sumiu no mundo sem me avisar
E agora eu era um louco a perguntar
O que é que a vida vai fazer de mim?
ジョアンとマリア
ある時 僕はヒーローだった
そして 僕の馬は英語しか話さなかった
カウボーイの恋人は
他の3人を差し置いて 君だった
僕は戦いに直面していた
ドイツ人と 彼らの乗る戦車
僕は土球の弓をしまい
午後のショーのために ロックを試していた
ある時 僕は王様だった
守衛であり 裁判官でもあった
そして 僕自身の法のために
僕らは幸せになる義務を負った
君はお姫様で 僕は君の戴冠式を執り行った
君はまばゆいほどの美しさで
僕の国を裸で歩いた
だめ だめだよ 逃げちゃだめだ
ある時は 僕が君のおもちゃだって振りをするんだ
僕は君のお菓子だった
君のお気に入りのやつだった
そう 手を繋ごう 僕らはもう怖くない
僕らは別に悪い時代に生まれたってわけじゃないと 僕は思うよ
ある時は 最悪だった
空想の世界は こうして終わってしまった
この小さな裏庭から遠くへと
果てのない夜だった
だって 君が 僕に知らせることなく
この世界から消えてしまったのだから
そして ある時 僕はこう尋ねる愚か者だった
人生は僕に一体何をしてくれるっていうんだ?と
・・・・・・
agora = ある時は…またある時は…
batalhões = 戦い、闘争、奮闘、努力、論戦、論争
bodoque = 土球、土球を射る弓、遊具のパチンコ
ensaiava = 試す、試みる
matinês = 午後の興行、化粧着、部屋着
bedel = 守衛、用務員
juiz = 裁判官、判事、陪審員、ラインズマン、運営者
lei = 法、法律、規則、慣例、おきて、支配、教理
coroar = …に冠をかぶせる、戴冠する、上部を飾る、
最後を飾る、仕上げる、報いる、満足させる
nua = 裸の、むきだしの、素足の、飾り内、偽りのない
fuja < fugir = 逃げる
Finja < fingir = 作り上げる、装う、振りをする
brinquedo = おもちゃ、気晴らし、ゲーム、遊びごと
pião = こまの形をしたお菓子
bicho = 人間以外の動物、非常に醜い人、物知り、偉大な人、見習い、
報奨金、しらみ、大胆な人、ねぇ君、害虫、宝くじ
maldade = 悪いこと、不正、悪意、意地悪、騒ぐこと、いたずら、膿
faz-de-conta = 想像、空想、妻を寝取られた男
quintal = 小農場、庭、菜園、影響範囲
sumiu = 消す、見えなくする、なくす、沈める、隠す、消費する、
除去する、壊す、差し込む
コード進行参考
Cifra Club
参考ページ
MUSICAEMPROSA
歌解説。ポル語。長い長い。
OBVIOUS
歌解説。ポル語。
参考動画
公式ビデオ(?)です。
こういうアニメーションも歌詞解釈に役立つと思う。
Corazón Partío
曲名 Corazón Partío
作曲 Alejandro Sanz, Emanuele Ruffinengo, Miguel Ángel Arenas
ざっくりと雰囲気で読んでました。
TiritasとかTirititandoって、ちゃんと単語だったのね。。。
やっぱりちゃんと調べないと駄目ですね。
取り敢えず直訳です。
Corazón Partío
Tiritas pa' este corazón partío'
(Tirititando de frío)
Tiritas pa' este corazón partío'
(Pa' este corazón)
Ya lo ves, que no hay dos sin tres
Que la vida va y viene
Y que no se detiene
Y ¿qué sé yo?
Pero miénteme, aunque sea
Dime que algo queda entre nosotros dos
Que en tu habitación, nunca sale el Sol
Ni existe el tiempo ni el dolor
Llévame si quieres
A perder a ningún destino
Sin ningún porqué
Ya lo sé
Que corazón que no ve
Es corazón que no siente
El corazón que te miente, amor
Pero sabes que en lo más profundo de mi alma
Sigue aquel dolor por creer en ti
¿Qué fue de la ilusión
Y de lo bello que es vivir?
Para qué me curaste
Cuando estaba herío'
Si hoy me dejas de nuevo
El corazón partío'
¿Y quién me va a entregar sus emociones?
¿Quién me va a pedir que nunca la abandone?
¿Quién me tapará esta noche, si hace frío?
¿Quién me va a curar el corazón partío'?
¿Quién llenará de primaveras este enero
Y bajará la Luna para que juguemos?
Dime, si tú te vas, dime, cariño mío
¿Quién me va a curar el corazón partío'?
Tiritas pa' este corazón partío'
(Para este corazón partío')
Tiritas pa' este corazón partío'
(Pa' este corazón)
Dar solamente aquello que te sobra
Nunca fue compartir
Sino dar limosna, amor
Si no lo sabes tú, te lo digo yo
Después de la tormenta
Siempre llega la calma
Pero sé que después de ti
Después de ti, no hay nada
Para qué me curaste
Cuando estaba herido
Si hoy me dejas de nuevo
El corazón partío'
¿Y quién me va a entregar sus emociones?
¿Quién me va a pedir que nunca la abandone?
¿Quién me tapará esta noche, si hace frío?
¿Quién me va a curar el corazón partío'?
¿Quién llenará de primaveras este enero
Y bajará la Luna para que juguemos?
Dime, si tú te vas, dime, cariño mío
¿Quién me va a curar el corazón partío'?
張り裂けた心
この張り裂けた心に絆創膏してよ
(寒さでブルブル震えてる)
この張り裂けた心に絆創膏してよ
(この心に)
ほら 2度あることは3度あるし
人生は行ったり来たりで
止まったりしないんだよ
それでさ よく分かんないけどさ
でも 嘘ついて欲しいんだ
僕らの間にはまだ何か残ってるんだって
君の部屋に太陽が昇らない
時も止まってしまい 痛みすら感じられないって
嘘でもいいからさ 言ってほしいんだ
僕も連れてってよ
何の理由も無く 当てもなく
どこかへ消えてしまいたいなら
僕ももう分かってる
見ない心は 感じることもない心
心は君に嘘をつくことだってできるんだ 愛しい人
でも 実はさ
僕の心の一番奥底には
君を信じたが故のあの苦しみがまだ続いてるんだ
幻だったのかな
あの 生きることの美しさは
どうして 僕の傷を癒したりしたんだ?
こんな風にまた僕の心を砕くのなら
僕に感情を届けてくれるのは誰?
僕に「絶対に私のこと捨てないで」ってすがってくれるのは誰?
今晩寒かったら僕を包んでくれるのは誰?
僕の張り裂けた心を癒してくれるのは誰?
この1月を春で満たしてくれるのは誰?
僕らが一緒に遊べるように月を降ろしてくれるのは誰?
教えて 去って行くんなら 愛しい人
僕の張り裂けた心を癒してくれるのは誰?
この張り裂けた心に絆創膏してよ
(寒さでブルブル震えてる)
この張り裂けた心に絆創膏してよ
(この心に)
君は余りものだけくれたんだ
分かち合ったんじゃなくて 慈善だったんだね 愛しい人
君が分からないんなら 僕が教えてあげるよ
嵐の後には 必ず好天が訪れる
でも君の後には
君の後には 何もない
どうして 僕の傷を癒したりしたんだ?
こんな風にまた僕の心を砕くのなら
僕に感情を届けてくれるのは誰?
僕に「絶対に私のこと捨てないで」ってすがってくれるのは誰?
今晩寒かったら僕を包んでくれるのは誰?
僕の張り裂けた心を癒してくれるのは誰?
この1月を春で満たしてくれるのは誰?
僕らが一緒に遊べるように月を降ろしてくれるのは誰?
教えて 去って行くんなら 愛しい人
僕の張り裂けた心を癒してくれるのは誰?
-------
Tiritas = 絆創膏
Tirititando = 寒さ、熱、恐怖などでガタガタ震える
no hay dos sin tres = 2度あることは3度ある
se detiene = 人や物がやっていることを止める、考えた末に止める
entregar = 届ける、引き渡す、委ねる、渡す
limosna = お金などの施し物
コード進行参考
栃木県小山市から全国へ
すばらしい日本語訳掲載。
女々しい!でもそれがラテン男性のスキルかと思ってしまう...
の解説が笑えます。最高!
Wikipediaスペイン語版 Corazon Partio記事
英語版とポル語版にも記事ありました。
Ivete Sangaloのライブ版!
Alejandro Sanzの方が小さくて、
Iveteにオデコ触られてるのがなんだか可愛い(笑)
作曲 Alejandro Sanz, Emanuele Ruffinengo, Miguel Ángel Arenas
ざっくりと雰囲気で読んでました。
TiritasとかTirititandoって、ちゃんと単語だったのね。。。
やっぱりちゃんと調べないと駄目ですね。
取り敢えず直訳です。
Corazón Partío
Tiritas pa' este corazón partío'
(Tirititando de frío)
Tiritas pa' este corazón partío'
(Pa' este corazón)
Ya lo ves, que no hay dos sin tres
Que la vida va y viene
Y que no se detiene
Y ¿qué sé yo?
Pero miénteme, aunque sea
Dime que algo queda entre nosotros dos
Que en tu habitación, nunca sale el Sol
Ni existe el tiempo ni el dolor
Llévame si quieres
A perder a ningún destino
Sin ningún porqué
Ya lo sé
Que corazón que no ve
Es corazón que no siente
El corazón que te miente, amor
Pero sabes que en lo más profundo de mi alma
Sigue aquel dolor por creer en ti
¿Qué fue de la ilusión
Y de lo bello que es vivir?
Para qué me curaste
Cuando estaba herío'
Si hoy me dejas de nuevo
El corazón partío'
¿Y quién me va a entregar sus emociones?
¿Quién me va a pedir que nunca la abandone?
¿Quién me tapará esta noche, si hace frío?
¿Quién me va a curar el corazón partío'?
¿Quién llenará de primaveras este enero
Y bajará la Luna para que juguemos?
Dime, si tú te vas, dime, cariño mío
¿Quién me va a curar el corazón partío'?
Tiritas pa' este corazón partío'
(Para este corazón partío')
Tiritas pa' este corazón partío'
(Pa' este corazón)
Dar solamente aquello que te sobra
Nunca fue compartir
Sino dar limosna, amor
Si no lo sabes tú, te lo digo yo
Después de la tormenta
Siempre llega la calma
Pero sé que después de ti
Después de ti, no hay nada
Para qué me curaste
Cuando estaba herido
Si hoy me dejas de nuevo
El corazón partío'
¿Y quién me va a entregar sus emociones?
¿Quién me va a pedir que nunca la abandone?
¿Quién me tapará esta noche, si hace frío?
¿Quién me va a curar el corazón partío'?
¿Quién llenará de primaveras este enero
Y bajará la Luna para que juguemos?
Dime, si tú te vas, dime, cariño mío
¿Quién me va a curar el corazón partío'?
張り裂けた心
この張り裂けた心に絆創膏してよ
(寒さでブルブル震えてる)
この張り裂けた心に絆創膏してよ
(この心に)
ほら 2度あることは3度あるし
人生は行ったり来たりで
止まったりしないんだよ
それでさ よく分かんないけどさ
でも 嘘ついて欲しいんだ
僕らの間にはまだ何か残ってるんだって
君の部屋に太陽が昇らない
時も止まってしまい 痛みすら感じられないって
嘘でもいいからさ 言ってほしいんだ
僕も連れてってよ
何の理由も無く 当てもなく
どこかへ消えてしまいたいなら
僕ももう分かってる
見ない心は 感じることもない心
心は君に嘘をつくことだってできるんだ 愛しい人
でも 実はさ
僕の心の一番奥底には
君を信じたが故のあの苦しみがまだ続いてるんだ
幻だったのかな
あの 生きることの美しさは
どうして 僕の傷を癒したりしたんだ?
こんな風にまた僕の心を砕くのなら
僕に感情を届けてくれるのは誰?
僕に「絶対に私のこと捨てないで」ってすがってくれるのは誰?
今晩寒かったら僕を包んでくれるのは誰?
僕の張り裂けた心を癒してくれるのは誰?
この1月を春で満たしてくれるのは誰?
僕らが一緒に遊べるように月を降ろしてくれるのは誰?
教えて 去って行くんなら 愛しい人
僕の張り裂けた心を癒してくれるのは誰?
この張り裂けた心に絆創膏してよ
(寒さでブルブル震えてる)
この張り裂けた心に絆創膏してよ
(この心に)
君は余りものだけくれたんだ
分かち合ったんじゃなくて 慈善だったんだね 愛しい人
君が分からないんなら 僕が教えてあげるよ
嵐の後には 必ず好天が訪れる
でも君の後には
君の後には 何もない
どうして 僕の傷を癒したりしたんだ?
こんな風にまた僕の心を砕くのなら
僕に感情を届けてくれるのは誰?
僕に「絶対に私のこと捨てないで」ってすがってくれるのは誰?
今晩寒かったら僕を包んでくれるのは誰?
僕の張り裂けた心を癒してくれるのは誰?
この1月を春で満たしてくれるのは誰?
僕らが一緒に遊べるように月を降ろしてくれるのは誰?
教えて 去って行くんなら 愛しい人
僕の張り裂けた心を癒してくれるのは誰?
-------
Tiritas = 絆創膏
Tirititando = 寒さ、熱、恐怖などでガタガタ震える
no hay dos sin tres = 2度あることは3度ある
se detiene = 人や物がやっていることを止める、考えた末に止める
entregar = 届ける、引き渡す、委ねる、渡す
limosna = お金などの施し物
コード進行参考
栃木県小山市から全国へ
すばらしい日本語訳掲載。
女々しい!でもそれがラテン男性のスキルかと思ってしまう...
の解説が笑えます。最高!
Wikipediaスペイン語版 Corazon Partio記事
英語版とポル語版にも記事ありました。
Ivete Sangaloのライブ版!
Alejandro Sanzの方が小さくて、
Iveteにオデコ触られてるのがなんだか可愛い(笑)
Manhã de Carnaval
曲名 Manhã de Carnaval
邦題 カーニバルの朝
作曲 Luiz Bonfá
作詞 Antônio Maria
nanaで歌ってる人がいて、
歌詞の意味が良く分からないと呟いてたので
ネットを軽く見たけど
確かに良く分からないので
分かりやすく訳してみました…というだけです。
名曲なので、薀蓄はGoogle先生にお任せ。
Manhã de Carnaval
Manhã, tão bonita manhã
Na vida, uma nova canção
Cantando só teus olhos
Teu riso, tuas mãos
Pois há de haver um dia
Em que virás
Das cordas do meu violão
Que só teu amor procurou
Vem uma voz
Falar dos beijos perdidos
Nos lábios teus
Canta o meu coração
Alegria voltou
Tão feliz a manhã
Deste amor
カーニバルの朝
朝 とても美しい朝
人生に 新しい歌が生まれた
その歌は ただ君を歌う
君の瞳を 微笑みを 手を
いつの日か 君の訪れを願い
私のギターの弦は
君の愛を 探し求める
ギターは語る
君の唇から失われたキスを
私の心が歌う
喜びが戻ってきた
この愛の明け方の
なんと幸せなことか
邦題 カーニバルの朝
作曲 Luiz Bonfá
作詞 Antônio Maria
nanaで歌ってる人がいて、
歌詞の意味が良く分からないと呟いてたので
ネットを軽く見たけど
確かに良く分からないので
分かりやすく訳してみました…というだけです。
名曲なので、薀蓄はGoogle先生にお任せ。
Manhã de Carnaval
Manhã, tão bonita manhã
Na vida, uma nova canção
Cantando só teus olhos
Teu riso, tuas mãos
Pois há de haver um dia
Em que virás
Das cordas do meu violão
Que só teu amor procurou
Vem uma voz
Falar dos beijos perdidos
Nos lábios teus
Canta o meu coração
Alegria voltou
Tão feliz a manhã
Deste amor
カーニバルの朝
朝 とても美しい朝
人生に 新しい歌が生まれた
その歌は ただ君を歌う
君の瞳を 微笑みを 手を
いつの日か 君の訪れを願い
私のギターの弦は
君の愛を 探し求める
ギターは語る
君の唇から失われたキスを
私の心が歌う
喜びが戻ってきた
この愛の明け方の
なんと幸せなことか
Acaso
曲名 Acaso
邦題 偶然
作詞・作曲 Ivan Lins
nanaで流れて来た曲。
Ivan Linsは漠然と気持ちよく聞いてることの方が多く、
実はあまり歌詞を読んでないんですよね…
Acaso
Não sei se o acaso quis brincar
Ou foi a vida que escolheu
Por ironia fez cruzar
O meu caminho com o seu
Eu nem queria mais sofrer
A agonia da paixão
nem tinha mais o que esquecer
Vivia em paz, na solidão
Mas foi te encontrar
E o futuro chegou como um presentimento
meu olhos brilharam, brilharam
No escuro da emoção
Não sei se o acaso quis brincar
Ou foi a vida que escolheu
Por ironia fez cruzar
O seu caminho com o meu
偶然
偶然の悪戯か
それとも 人生が選択したのか 知る由も無い
皮肉にも交差した
私の道と あなたの道
私はこれ以上苦しみたくなかった
情熱の終焉
忘れるものなどこれ以上無かった
平穏に 孤独に暮らしていた
それが あなたに出会った
運命の訪れを感じた
私の目は 輝いた 輝いた
感情の暗闇の中で
・・・・・・
Acaso = 偶然の出来事・結果、運
escolheu = 選ぶ
presentimento = 予感
参考WEBページ
Ivan Linsと代表曲の紹介。
邦題 偶然
作詞・作曲 Ivan Lins
nanaで流れて来た曲。
Ivan Linsは漠然と気持ちよく聞いてることの方が多く、
実はあまり歌詞を読んでないんですよね…
Acaso
Não sei se o acaso quis brincar
Ou foi a vida que escolheu
Por ironia fez cruzar
O meu caminho com o seu
Eu nem queria mais sofrer
A agonia da paixão
nem tinha mais o que esquecer
Vivia em paz, na solidão
Mas foi te encontrar
E o futuro chegou como um presentimento
meu olhos brilharam, brilharam
No escuro da emoção
Não sei se o acaso quis brincar
Ou foi a vida que escolheu
Por ironia fez cruzar
O seu caminho com o meu
偶然
偶然の悪戯か
それとも 人生が選択したのか 知る由も無い
皮肉にも交差した
私の道と あなたの道
私はこれ以上苦しみたくなかった
情熱の終焉
忘れるものなどこれ以上無かった
平穏に 孤独に暮らしていた
それが あなたに出会った
運命の訪れを感じた
私の目は 輝いた 輝いた
感情の暗闇の中で
・・・・・・
Acaso = 偶然の出来事・結果、運
escolheu = 選ぶ
presentimento = 予感
参考WEBページ
Ivan Linsと代表曲の紹介。
Piano na Mangueira
曲名 Piano na Mangueira
邦題 マンゲイラのピアノ
作詞 Chico Buarque
作曲 Antonio Carlos Jobim
ジョビンの伝記を読んで、
ブラジル音楽系の本を貪りたくなりました。
おあつらえ向きに、たまたま覗いた某所で「Bossa Nova パジャマを着た神様」を発見☆
出会いだな~
こういう本を読むと、
自分の世界がいかに狭いか気付かされます。
知らないアーティスト、知らない曲の何と多いことか。
逆を言えば、めくるめく無尽蔵な音楽の世界が待っている。
という訳で、読み始め数ページに出てきた数多の未翻訳楽曲から、
素敵なエピソードを伝えたくて、Piano Na Mangueiraを訳してみます。
Mangueiraは、リオデジャネイロのサンバチームのこと。
サンバカーニバルでは、毎年テーマを決めてサンバを作りあげるのですが、
1992年は「Antonio Carlos Jobim」をテーマにしようと決めていました。
別にジョビンに作曲を依頼するわけでもなく、あくまでテーマ。
チームがジョビンにその承諾を求めると、
なんとジョビンは頼まれもしないのに曲を作り、
チームの練習に参加し、
カーニバル当日には、6メートルもある山車の上に乗って登場。
実は、ジョビンの音楽は、ブラジルの庶民にはなかなか理解されず、
「アメリカナイズ」されているなどのバッシングを受けたり、
アメリカで売れたものをブラジルが逆輸入するような不遇な状況が
長く続いていたんだそうです。
それでもジョビンはブラジルをリオを愛し続けていた。
そして、晩年になりブラジルでも認められ始め、
ついに、サンバというまさにブラジル庶民の音楽で、
ジョビンにオマージュが捧げられた。
ジョビンがブラジル大衆に受け入れられた歴史的瞬間を残す曲が、
Piano na Mangueiraなのです。
ジョビンは、映画音楽などお金になる仕事を頼まれても、
断ることも多かったそう。
マンゲイラから話を受けた時、
繊細なジョビンの心にどれほどの歓びが溢れたか。
どんな名誉を送られるよりも、嬉しかったに違いありません。
Piano na Mangueira
Mangueira
Estou aqui na plataforma
Da Estação Primeira
O Morro veio me chamar
De terno branco e chapéu de palha
Vou me apresentar à minha nova parceira
Já mandei subir o piano pra
Mangueira
A minha música não é de levantar
Poeira
Mas pode entrar no barracão
Onde a cabrocha pendura a saia
No amanhecer da quarta-feira
Mangueira
Estação Primeira de Mangueira
マンゲイラの中のピアノ
マンゲイラ
俺は今 第一の駅のプラットホームにいる
マンゲイラに辿り着いたんだ
ファベーラの丘が俺を呼びに来たんだ
白いスーツに麦わら帽子をかぶって
俺は新しい仲間に自己紹介をするんだ
マンゲイラにピアノを上げといてくれって もう頼んである
ギターと打楽器のサンバの世界に ついにピアノが迎え入れられた
俺の音楽は埃を巻き上げたりしない
けど スラム街の掘っ立て小屋には入るんだ
そこでは カーニバルが終わった水曜の夜明けに
ムラータの娘が
1年待ち続け出番を終えたサンバ衣装のスカートをハンガーにかける
マンゲイラ
サンバチーム マンゲイラ
・・・・・・
plataforma = プラットホーム、高台
Da Estação Primeira = 直訳は、第一の駅
リオの次の駅がマンゲイラ駅なので、第一の駅とは、マンゲイラのこと
ただ、大文字なので、たぶんマンゲイラの正式名称
Grêmio Recreativo Escola de Samba Estação Primeira de Mangueira
を意味している(又は掛けている)と思われます
O Morro = リオのスラム街があるファベーラの丘
terno = スーツ
chapéu de palha = 麦わら帽子
Parceira = パートナー、仲間
barracão = 貧民街の粗末な家、カーニバルの山車を入れる小屋
日本語でバラックって言われているものかな
a cabrocha = ムラータ
quarta-feira = 水曜
カーニバルは火曜までなので
カーニバルが終わった灰の水曜日のこと
・・・・・・
直訳では分かりにくいので、
裏の意味も分かる範囲で翻訳内に含めました。
説明くさい訳でごめんなさい。
でも、多分、もっと色んなメッセージが隠れていると思います。
短歌の掛詞のように、
短い歌詞の中に、深い想いが込められている気がします。
参考WEBページ
鉄道チャンネル
マンゲイラの正式名称を調べてたら、こんな所に薀蓄が。
ジョビンがピアノを弾き、シコが歌う。
原作者の表現する映像。
邦題 マンゲイラのピアノ
作詞 Chico Buarque
作曲 Antonio Carlos Jobim
ジョビンの伝記を読んで、
ブラジル音楽系の本を貪りたくなりました。
おあつらえ向きに、たまたま覗いた某所で「Bossa Nova パジャマを着た神様」を発見☆
出会いだな~
こういう本を読むと、
自分の世界がいかに狭いか気付かされます。
知らないアーティスト、知らない曲の何と多いことか。
逆を言えば、めくるめく無尽蔵な音楽の世界が待っている。
という訳で、読み始め数ページに出てきた数多の未翻訳楽曲から、
素敵なエピソードを伝えたくて、Piano Na Mangueiraを訳してみます。
Mangueiraは、リオデジャネイロのサンバチームのこと。
サンバカーニバルでは、毎年テーマを決めてサンバを作りあげるのですが、
1992年は「Antonio Carlos Jobim」をテーマにしようと決めていました。
別にジョビンに作曲を依頼するわけでもなく、あくまでテーマ。
チームがジョビンにその承諾を求めると、
なんとジョビンは頼まれもしないのに曲を作り、
チームの練習に参加し、
カーニバル当日には、6メートルもある山車の上に乗って登場。
実は、ジョビンの音楽は、ブラジルの庶民にはなかなか理解されず、
「アメリカナイズ」されているなどのバッシングを受けたり、
アメリカで売れたものをブラジルが逆輸入するような不遇な状況が
長く続いていたんだそうです。
それでもジョビンはブラジルをリオを愛し続けていた。
そして、晩年になりブラジルでも認められ始め、
ついに、サンバというまさにブラジル庶民の音楽で、
ジョビンにオマージュが捧げられた。
ジョビンがブラジル大衆に受け入れられた歴史的瞬間を残す曲が、
Piano na Mangueiraなのです。
ジョビンは、映画音楽などお金になる仕事を頼まれても、
断ることも多かったそう。
マンゲイラから話を受けた時、
繊細なジョビンの心にどれほどの歓びが溢れたか。
どんな名誉を送られるよりも、嬉しかったに違いありません。
Piano na Mangueira
Mangueira
Estou aqui na plataforma
Da Estação Primeira
O Morro veio me chamar
De terno branco e chapéu de palha
Vou me apresentar à minha nova parceira
Já mandei subir o piano pra
Mangueira
A minha música não é de levantar
Poeira
Mas pode entrar no barracão
Onde a cabrocha pendura a saia
No amanhecer da quarta-feira
Mangueira
Estação Primeira de Mangueira
マンゲイラの中のピアノ
マンゲイラ
俺は今 第一の駅のプラットホームにいる
マンゲイラに辿り着いたんだ
ファベーラの丘が俺を呼びに来たんだ
白いスーツに麦わら帽子をかぶって
俺は新しい仲間に自己紹介をするんだ
マンゲイラにピアノを上げといてくれって もう頼んである
ギターと打楽器のサンバの世界に ついにピアノが迎え入れられた
俺の音楽は埃を巻き上げたりしない
けど スラム街の掘っ立て小屋には入るんだ
そこでは カーニバルが終わった水曜の夜明けに
ムラータの娘が
1年待ち続け出番を終えたサンバ衣装のスカートをハンガーにかける
マンゲイラ
サンバチーム マンゲイラ
・・・・・・
plataforma = プラットホーム、高台
Da Estação Primeira = 直訳は、第一の駅
リオの次の駅がマンゲイラ駅なので、第一の駅とは、マンゲイラのこと
ただ、大文字なので、たぶんマンゲイラの正式名称
Grêmio Recreativo Escola de Samba Estação Primeira de Mangueira
を意味している(又は掛けている)と思われます
O Morro = リオのスラム街があるファベーラの丘
terno = スーツ
chapéu de palha = 麦わら帽子
Parceira = パートナー、仲間
barracão = 貧民街の粗末な家、カーニバルの山車を入れる小屋
日本語でバラックって言われているものかな
a cabrocha = ムラータ
quarta-feira = 水曜
カーニバルは火曜までなので
カーニバルが終わった灰の水曜日のこと
・・・・・・
直訳では分かりにくいので、
裏の意味も分かる範囲で翻訳内に含めました。
説明くさい訳でごめんなさい。
でも、多分、もっと色んなメッセージが隠れていると思います。
短歌の掛詞のように、
短い歌詞の中に、深い想いが込められている気がします。
参考WEBページ
鉄道チャンネル
マンゲイラの正式名称を調べてたら、こんな所に薀蓄が。
ジョビンがピアノを弾き、シコが歌う。
原作者の表現する映像。
Não precisa mudar
曲名 Não Precisa Mudar
作詞・作曲 Saulo Fernandes, Gigi
BossaNoArさんが素敵なビデオを上げていたので。
大御所Ivete Sangaloの歌で、結婚式ソングなんだそうです。
Ivete、今頃日本に初来日してる予定だったけど、
コロナで流れちゃったね。
ブラジル人アーティストに限らず、
また生で音楽を楽しめる日々が、一日も早く訪れますように。
Não precisa mudar
Não precisa mudar
Vou me adaptar ao seu jeito
Seus costumes, seus defeitos
Seus ciúmes, suas caras, pra que mudá-las?
Não precisa mudar
Vou saber fazer o seu jogo
Saber tudo do seu gosto
Sem deixar nenhuma mágoa, sem cobrar nada!
Se eu sei que no final fica tudo bem
A gente se ajeita numa cama pequena
Te faço um poema, te cubro de amor
Então você adormece
Meu coração enobrece
E a gente sempre se esquece
De tudo que passou
Então você adormece
Meu coração enobrece
E a gente sempre se esquece
De tudo que passou
変わらなくていいんだよ
変わらなくていいんだよ
私 そのままを受け入れるから
あなたの性格も
服装も 欠点も
嫉妬も 表情も
何で変えなきゃって思うの?
変わらなくていいんだよ
私 覚えるから
あなたの趣味とか
あなたの好きなもの全部 覚えるよ
愚痴なんかこぼさないし お金も取らないわ
きっと何もかも上手くいくわ
一緒にちっちゃなベッドで
あなたに詩でも作っちゃおうかな
愛で包んであげる
それから あなたは眠りにつくの
私も 豊かな気持ちになる
そして みんな忘れるのよ
あったこと みんな全て
コード進行
Cifra Club
参考WEBページ
Wikipedia イヴェッチサンガロ記事
日本語です。
Bossa no Ar ボッサ・ノ・アルの「ショーロって素敵でショーロッ!!」 【ショーロ、サンバ、ボサノバ】
広島で活動している10弦バンドリンと7弦ギターのとても素敵なユニットさんです。
Bossa No Arさんの動画
始めの曲紹介がなんとも可愛らしい
Ivete版
作詞・作曲 Saulo Fernandes, Gigi
BossaNoArさんが素敵なビデオを上げていたので。
大御所Ivete Sangaloの歌で、結婚式ソングなんだそうです。
Ivete、今頃日本に初来日してる予定だったけど、
コロナで流れちゃったね。
ブラジル人アーティストに限らず、
また生で音楽を楽しめる日々が、一日も早く訪れますように。
Não precisa mudar
Não precisa mudar
Vou me adaptar ao seu jeito
Seus costumes, seus defeitos
Seus ciúmes, suas caras, pra que mudá-las?
Não precisa mudar
Vou saber fazer o seu jogo
Saber tudo do seu gosto
Sem deixar nenhuma mágoa, sem cobrar nada!
Se eu sei que no final fica tudo bem
A gente se ajeita numa cama pequena
Te faço um poema, te cubro de amor
Então você adormece
Meu coração enobrece
E a gente sempre se esquece
De tudo que passou
Então você adormece
Meu coração enobrece
E a gente sempre se esquece
De tudo que passou
変わらなくていいんだよ
変わらなくていいんだよ
私 そのままを受け入れるから
あなたの性格も
服装も 欠点も
嫉妬も 表情も
何で変えなきゃって思うの?
変わらなくていいんだよ
私 覚えるから
あなたの趣味とか
あなたの好きなもの全部 覚えるよ
愚痴なんかこぼさないし お金も取らないわ
きっと何もかも上手くいくわ
一緒にちっちゃなベッドで
あなたに詩でも作っちゃおうかな
愛で包んであげる
それから あなたは眠りにつくの
私も 豊かな気持ちになる
そして みんな忘れるのよ
あったこと みんな全て
コード進行
Cifra Club
参考WEBページ
Wikipedia イヴェッチサンガロ記事
日本語です。
Bossa no Ar ボッサ・ノ・アルの「ショーロって素敵でショーロッ!!」 【ショーロ、サンバ、ボサノバ】
広島で活動している10弦バンドリンと7弦ギターのとても素敵なユニットさんです。
Bossa No Arさんの動画
始めの曲紹介がなんとも可愛らしい
Ivete版
Algo Contigo
曲名 Algo Contigo
作詞・作曲 Chico Novarro
音楽アプリのnanaで流れて来たスペイン語曲。
ちょっと調べてみたら、
大元はアルゼンチンの歌手Chico Novarroが1976年に発表した
ボレロの曲なんですね。
歌詞は、Chico自身の実体験に基づくもので、
ある女性に捧げたものです。
当時Chicoは既に音楽家として名声を手にしていましたが、
そんな時に出会ったのが、
ツアーでアルゼンチンを訪れていたペルー人歌手のLissette Álvarez。
当初はもちろん良き音楽仲間として知り合ったものの、
いつしか想いは募り、
ChicoはついにLissetteに打ち明けます。
「僕が君の単なる友達でしかないなんて、何て悲しいんだろう。」
Lissetteの返答は、
「本当ね、何て悲しいんでしょう。」
Chicoは彼女に歌を贈ることを心に決めます。
Hace falta que te diga que me muero por tener algo contigo?
Es que no te has dado cuenta de lo mucho que me cuesta ser tu amigo?
君と何かしたくて死にそうなんだって、君に言わなきゃいけないのかい?
君と友達でいるってことが僕には凄く辛いんだって、気づいてくれないのかい?
歌の始まりの2行は、彼女への気持ちをストレートにぶつけたもの、
故にそのメッセージがあまりに強すぎて、
Chicoはその先の歌詞を書けなかったんだとか。
歌詞は、その後1年、彼の手帳の中で眠ることになります…
そしてついに発表されたこの曲は、瞬く間に大ヒット。
数多くの歌手がカバーする名曲となりました。
そして数年後、ChicoとLissetteは再開します。
LissetteはChicoの旧友にあたるキューバ人音楽家と結婚していましたが、
Chicoに会うと、言いました。
「あの歌、とっても良かった。私もカバーしようと思ってるの。」
Chicoは、落ち着いて、答えました。
「知ってた?あの歌は、君のために作ったんだよ。」
Lissetteは、今に至るまで、この歌のカバーを発表していません。
因みに、タイトルのAlgo Contigoは、
algo 何か
contigo 君と
なので、直訳すると「何か君と」。
なんですが、まぁ分かると思いますが、
関係をもう一歩踏み込みたいってことです。
一線を越えたい、とか。
そこを踏まえて訳すと、「君としたい」…?
いや、この訳は露骨過ぎるから止めときます(笑)
Algo Contigo
Hace falta que te diga que me muero por tener algo contigo?
Es que no te has dado cuenta de lo mucho que me cuesta ser tu amigo?
Ya no puedo acercarme a tu boca sin deseártela de una manera loca
Necesito controlar tu vida saber quien te besa y quien te abriga
Hace falta que te diga que me muero por tener algo contigo?
Es que no te has dado cuenta de lo mucho que me cuesta ser tu amigo?
Ya no puedo continuar espiando día y noche tu llegar adivinando
Ya no sé con qué inocente excusa pasar por tu casa
Ya me quedan tan pocos caminos y aunque pueda parecerte un desatino
No quisiera yo morirme sin tener algo contigo
Algo contigo, algo contigo
Niña no quisiera yo morirme sin tener
Algo contigo, algo contigo
Triste destino que me espera sin poderte conocer
Algo contigo, algo contigo
Ya no hay excusas, ya no hay nada que tenga que perder
Algo contigo, algo contigo
Como un esclavo, esclavo para siempre no me importaría ser
Eternamente esclavo
君と、何か
君に言わなきゃいけないのかな? 死にそうなぐらい、君と何かしたいんだってこと。
気づいてくれないのかな? 友達でしかないってことが、僕にとっては物凄く辛いんだってこと。
もう僕は君の口に近づくことができない。狂人的なやり方でもしない限り。
誰が君にキスをするのか、誰が君を抱くのか、
君の人生をコントロールするのは僕なんだ。
君に言わなきゃいけないのかな? 死にそうなぐらい、君と何かしたいんだってこと。
気づいてくれないのかな? 友達でしかないってことが、僕にとっては物凄く辛いんだってこと。
君の帰宅を待ちながら昼も夜も詮索し続けるなんて、もうできない。
ふらっと君の家に立ち寄れるような適当な言い訳も、もう思いつかない。
もう僕にはほんの少ししか道が残されていない。
それに、たとえ君に愚かだと思われようとも、僕は君と何もしないまま死ぬなんて嫌だ。
君と、何か。 君と、何か。
ねえ 僕は君と何もしないまま死ぬなんて嫌なんだ。
君と、何か。 君と、何か。
君を知ることができない悲しい運命が、僕を待っている。
君と、何か。 君と、何か。
もう言い訳は残ってない。もう何も失うものはない。
君と、何か。 君と、何か。
奴隷として、僕は永遠に奴隷となっても構わない。
永遠に、奴隷。
・・・・・・
だめだ、美しくない。。。
参考WEBページ
Cafe Radio
スペイン語のページ。歌の経緯が書かれています。
アルゼンチンの歌手Vicenticoの公式プロモビデオ。
突っ込みどころ満載なんだけど。
これは、笑いを取りに行ったんだよね?
歌は超かっこいいです。
Alejandro Sanzを思わす美声、サビの女性コーラス、軽さ、
いかにも、ラテン、な響き。
オリジナルは多分これ。
作詞・作曲 Chico Novarro
音楽アプリのnanaで流れて来たスペイン語曲。
ちょっと調べてみたら、
大元はアルゼンチンの歌手Chico Novarroが1976年に発表した
ボレロの曲なんですね。
歌詞は、Chico自身の実体験に基づくもので、
ある女性に捧げたものです。
当時Chicoは既に音楽家として名声を手にしていましたが、
そんな時に出会ったのが、
ツアーでアルゼンチンを訪れていたペルー人歌手のLissette Álvarez。
当初はもちろん良き音楽仲間として知り合ったものの、
いつしか想いは募り、
ChicoはついにLissetteに打ち明けます。
「僕が君の単なる友達でしかないなんて、何て悲しいんだろう。」
Lissetteの返答は、
「本当ね、何て悲しいんでしょう。」
Chicoは彼女に歌を贈ることを心に決めます。
Hace falta que te diga que me muero por tener algo contigo?
Es que no te has dado cuenta de lo mucho que me cuesta ser tu amigo?
君と何かしたくて死にそうなんだって、君に言わなきゃいけないのかい?
君と友達でいるってことが僕には凄く辛いんだって、気づいてくれないのかい?
歌の始まりの2行は、彼女への気持ちをストレートにぶつけたもの、
故にそのメッセージがあまりに強すぎて、
Chicoはその先の歌詞を書けなかったんだとか。
歌詞は、その後1年、彼の手帳の中で眠ることになります…
そしてついに発表されたこの曲は、瞬く間に大ヒット。
数多くの歌手がカバーする名曲となりました。
そして数年後、ChicoとLissetteは再開します。
LissetteはChicoの旧友にあたるキューバ人音楽家と結婚していましたが、
Chicoに会うと、言いました。
「あの歌、とっても良かった。私もカバーしようと思ってるの。」
Chicoは、落ち着いて、答えました。
「知ってた?あの歌は、君のために作ったんだよ。」
Lissetteは、今に至るまで、この歌のカバーを発表していません。
因みに、タイトルのAlgo Contigoは、
algo 何か
contigo 君と
なので、直訳すると「何か君と」。
なんですが、まぁ分かると思いますが、
関係をもう一歩踏み込みたいってことです。
一線を越えたい、とか。
そこを踏まえて訳すと、「君としたい」…?
いや、この訳は露骨過ぎるから止めときます(笑)
Algo Contigo
Hace falta que te diga que me muero por tener algo contigo?
Es que no te has dado cuenta de lo mucho que me cuesta ser tu amigo?
Ya no puedo acercarme a tu boca sin deseártela de una manera loca
Necesito controlar tu vida saber quien te besa y quien te abriga
Hace falta que te diga que me muero por tener algo contigo?
Es que no te has dado cuenta de lo mucho que me cuesta ser tu amigo?
Ya no puedo continuar espiando día y noche tu llegar adivinando
Ya no sé con qué inocente excusa pasar por tu casa
Ya me quedan tan pocos caminos y aunque pueda parecerte un desatino
No quisiera yo morirme sin tener algo contigo
Algo contigo, algo contigo
Niña no quisiera yo morirme sin tener
Algo contigo, algo contigo
Triste destino que me espera sin poderte conocer
Algo contigo, algo contigo
Ya no hay excusas, ya no hay nada que tenga que perder
Algo contigo, algo contigo
Como un esclavo, esclavo para siempre no me importaría ser
Eternamente esclavo
君と、何か
君に言わなきゃいけないのかな? 死にそうなぐらい、君と何かしたいんだってこと。
気づいてくれないのかな? 友達でしかないってことが、僕にとっては物凄く辛いんだってこと。
もう僕は君の口に近づくことができない。狂人的なやり方でもしない限り。
誰が君にキスをするのか、誰が君を抱くのか、
君の人生をコントロールするのは僕なんだ。
君に言わなきゃいけないのかな? 死にそうなぐらい、君と何かしたいんだってこと。
気づいてくれないのかな? 友達でしかないってことが、僕にとっては物凄く辛いんだってこと。
君の帰宅を待ちながら昼も夜も詮索し続けるなんて、もうできない。
ふらっと君の家に立ち寄れるような適当な言い訳も、もう思いつかない。
もう僕にはほんの少ししか道が残されていない。
それに、たとえ君に愚かだと思われようとも、僕は君と何もしないまま死ぬなんて嫌だ。
君と、何か。 君と、何か。
ねえ 僕は君と何もしないまま死ぬなんて嫌なんだ。
君と、何か。 君と、何か。
君を知ることができない悲しい運命が、僕を待っている。
君と、何か。 君と、何か。
もう言い訳は残ってない。もう何も失うものはない。
君と、何か。 君と、何か。
奴隷として、僕は永遠に奴隷となっても構わない。
永遠に、奴隷。
・・・・・・
だめだ、美しくない。。。
参考WEBページ
Cafe Radio
スペイン語のページ。歌の経緯が書かれています。
アルゼンチンの歌手Vicenticoの公式プロモビデオ。
突っ込みどころ満載なんだけど。
これは、笑いを取りに行ったんだよね?
歌は超かっこいいです。
Alejandro Sanzを思わす美声、サビの女性コーラス、軽さ、
いかにも、ラテン、な響き。
オリジナルは多分これ。
Canto Para Nanã
曲名 Canto Para Nanã
邦題 カント・パラ・ナナン
作詞 Paulo Cesar Pinheiro
作曲 小野リサ
ナナンに捧げる歌。
神秘的。
ナナンとは、
ブラジル北東部バイーア州の土着宗教カンドンブレの神様の一人で、
大元をたどると、アフリカのヨルバ族が崇めている女神様です。
ブラジルがヨーロッパの植民地だった頃、
アフリカから連れて来られた奴隷たちが持ち込んだのですね。
カンドンブレは多神教で、
それぞれの神様がきちんと役目を持っています。
ナナンは、原始の神様。
万物の生死を司る、静かな水の女神様。
水の神様の中では、最長老。
歌詞の中、アクセントが付いてる不思議な単語群は、
カンドンブレ用語のようです。
…もうポル語の世界じゃないよね。
翻訳、お手上げです。
しかも無駄に宗教色出る言葉遣いにしてみた(笑)
Canto Para Nanã
Ê, oh, Nanã ê
Senhora Santana - Òrèrè
Vovó de aruanda - Aruê
Saluba Nanã ê
Ê, oh, Nanã ê
Que é mãe da mãe d'água - Ah, Odé
Me afasta de mágoas e sofrer
Nãnã Boroquê ê
Ê, oh, Nanã ê
Vem ver te gongá de quitém
Pipoca de assai , Oh, vem
Pra te oferecer
Ê, oh, Nanã ê
Te peço licença e um mercê
Pra te tomar bença de um erê
Oh, vem me valer ê
ナナン賛歌
ああ ナナン様
聖サンタナ様 鳥付の杖
精霊の国にましますお婆さま 女神様
サルバ! ナナン様
ああ ナナン様
水の母のお母様 オデ様
苦しみや悲しみから守りたまえ
ナナン ボロケ様
ああ ナナン様
神棚へ奉りもうし
アサイーを捧げたもう
願わくば おわしましたまえ
ああ ナナン様
許しと慈恵を与えたまえ
妖精の保護を遣わしたまえ
御手に口付けを捧げたもう
ああ 私を救いたまえ
------
Senhora Santana = 聖サンタナ様 ナナンの化身
Òrèrè = ヨルバ族が使う歩行用杖 鉄の鳥がついている
Vovó = おばあさん
aruanda = 精霊の住む世界
Aruê = インディオ用語で死者の魂の意味?
Saluba = ヨルバ語起源で、ナナンへの祈祷の言葉
Odé = 狩りの神様
Boroquê = ボロケもナナンの別称
gongá = 家の中で神様の絵を飾る場所 神棚的な場所
quitém = ?
Pipoca de assai = アサイの実のポップコーン?
erê = 子供のような妖精
参考WEBページ
Mixi
Mixiに日本語訳が載ってました。ログインしなくても見られます。
これは、小野リサのCDについてた翻訳とかかしら?
とてもシンプルな訳ですが、きっと本当はこんな感じなんだと思います。
邦題 カント・パラ・ナナン
作詞 Paulo Cesar Pinheiro
作曲 小野リサ
ナナンに捧げる歌。
神秘的。
ナナンとは、
ブラジル北東部バイーア州の土着宗教カンドンブレの神様の一人で、
大元をたどると、アフリカのヨルバ族が崇めている女神様です。
ブラジルがヨーロッパの植民地だった頃、
アフリカから連れて来られた奴隷たちが持ち込んだのですね。
カンドンブレは多神教で、
それぞれの神様がきちんと役目を持っています。
ナナンは、原始の神様。
万物の生死を司る、静かな水の女神様。
水の神様の中では、最長老。
歌詞の中、アクセントが付いてる不思議な単語群は、
カンドンブレ用語のようです。
…もうポル語の世界じゃないよね。
翻訳、お手上げです。
しかも無駄に宗教色出る言葉遣いにしてみた(笑)
Canto Para Nanã
Ê, oh, Nanã ê
Senhora Santana - Òrèrè
Vovó de aruanda - Aruê
Saluba Nanã ê
Ê, oh, Nanã ê
Que é mãe da mãe d'água - Ah, Odé
Me afasta de mágoas e sofrer
Nãnã Boroquê ê
Ê, oh, Nanã ê
Vem ver te gongá de quitém
Pipoca de assai , Oh, vem
Pra te oferecer
Ê, oh, Nanã ê
Te peço licença e um mercê
Pra te tomar bença de um erê
Oh, vem me valer ê
ナナン賛歌
ああ ナナン様
聖サンタナ様 鳥付の杖
精霊の国にましますお婆さま 女神様
サルバ! ナナン様
ああ ナナン様
水の母のお母様 オデ様
苦しみや悲しみから守りたまえ
ナナン ボロケ様
ああ ナナン様
神棚へ奉りもうし
アサイーを捧げたもう
願わくば おわしましたまえ
ああ ナナン様
許しと慈恵を与えたまえ
妖精の保護を遣わしたまえ
御手に口付けを捧げたもう
ああ 私を救いたまえ
------
Senhora Santana = 聖サンタナ様 ナナンの化身
Òrèrè = ヨルバ族が使う歩行用杖 鉄の鳥がついている
Vovó = おばあさん
aruanda = 精霊の住む世界
Aruê = インディオ用語で死者の魂の意味?
Saluba = ヨルバ語起源で、ナナンへの祈祷の言葉
Odé = 狩りの神様
Boroquê = ボロケもナナンの別称
gongá = 家の中で神様の絵を飾る場所 神棚的な場所
quitém = ?
Pipoca de assai = アサイの実のポップコーン?
erê = 子供のような妖精
参考WEBページ
Mixi
Mixiに日本語訳が載ってました。ログインしなくても見られます。
これは、小野リサのCDについてた翻訳とかかしら?
とてもシンプルな訳ですが、きっと本当はこんな感じなんだと思います。
Dindi
曲名 Dindi
作曲 Antonio Carlos Jobim
作詞 Antonio Carlos Jobim, Aloysio de Oliveira
Dindiは、日本語で書けば、ジンジ。
私が歌うと、オー人事のCMになってしまう曲。
たかが、ジンジ、されど、ジンジ、
発音が、日本語とは微妙に違うのでしょう。
(そのせいか、ヂンヂという表記もよく見かけますね。)
Dindiとは、歌手のシルビアテリスの愛称であり、
この曲は彼女へのオマージュだと言われています…
が、
Antonio Carlos Jobimの妹のHelena Jobim曰く、
Dindiとは、Dirindiという山のことで、
それに続く牧草地と広大な自然を歌った歌なのだそう。
Antonio Carlos Jobim: An Illuminated Man
著Helena Jobim (2011)
...The wide pasture in an area called Dirindi
situated on the road to the village of Maravilha
inspired Tom with its occasional rain.
The waters that came from far above
followed shadows created by racing clouds
and prompted the poet to write his acclaimed song "Dindi":
"and the waters of this river, where do they go, I don't know."
マラビーリャの村へと続く道に広がる
ドリンジと呼ばれるエリアの広大な牧草地と、
そこで時々降る雨に、インスピレーションを得た。
はるか遠くからくる水、
たなびく雲と、それが落とす影が、
「この川の水はどこへ行くのだろう、私は知らない」
の一節となっている。
ジョビンの伝記、日本語翻訳版でもさらっと2行ぐらいで書いてありました…
因みにシルビアテリスの方ですが、
この曲を初収録した歌手であり、
ジョビンへのトリビュートアルバムの収録後に、
交通事故で帰らぬ人となりました。
大自然に捧げたものだったとしても、
女性に捧げたものだったとしても、
限りなく美しい曲であることに、変わりはありません。
Dindi
Céu,
tão grande é o céu
E bandos de nuvens que passam ligeiras
Pra onde elas vão, ah, eu não sei, não sei
E o vento que fala nas folhas
Contando as histórias que são de ninguém
Mas que são minhas e de você também
Ai,
Dindi
Se soubesses o bem que eu te quero
O mundo seria Dindi, tudo Dindi, lindo Dindi
Ai, Dindi
Se um dia você for embora me leva contigo, Dindi
Fica, Dindi, olha, Dindi
E as águas deste rio, onde vão?
Eu não sei
A minha vida inteira esperei, esperei por você,
Dindi
Que é a coisa mais linda que existe
Você não existe, Dindi
Olha, Dindi
Escuta, Dindi
Fica, Dindi
Adivinha, Dindi
Deixa, Dindi,
Que eu te adore, Dindi
ジンジ
空
あまりに広い 空
そして 連なる雲が 軽やかに通り過ぎていく
雲はどこへ行くのだろう
ああ 私には分からない 分からない
そして 木の葉をそよぐ風は
誰のでもない話を語っている
でもそれは 私とあなたの物語
ああ ジンジ
私が愛しているということを
もしもきちんと分かってくれたなら
世界はきっと ジンジ
全て ジンジ
美しい ジンジ
ああ ジンジ
もしもいつか遠くへ行くことがあるのなら
私も一緒に連れて行って ジンジ
ここに居て ジンジ
聞いて ジンジ
そして この川の水は どこへ行くのだろう?
私には分からない
私の人生ずっと 待っていた
待っていたよ ジンジ
こんなに美しいものが存在するなんて
他にはありえない ジンジ
見て ジンジ
聞いて ジンジ
ここに居て ジンジ
感じて ジンジ
放っておいて ジンジ
大好きでいさせて ジンジ
・・・
敢えてやさしい日本語で訳してみました。
原文も、決して高尚な語彙は使っていないんです。
むしろ、素朴というか。
その良さを出せたらと思い。
美しい意訳は、既にネット上に山ほど存在してるしね(笑)
コード進行参考
Cifra Club
参考ページ
カリオカになりたくて
歌詞の訳掲載。
『Você não existe』の訳出がすばらしいです。
美肌ジャズタイム
英語歌詞の訳掲載。
英語歌詞とポル語歌詞の比較など、笑いながら読めます。
ギターはRosinha de Valençaだそうです。ほんと?
この歌は、英語歌詞も伸びやかでいいですよね。
特に始めの「sky...」がなんとも気持ちよい。
広大な自然という説明が、しっくり来る。
作曲 Antonio Carlos Jobim
作詞 Antonio Carlos Jobim, Aloysio de Oliveira
Dindiは、日本語で書けば、ジンジ。
私が歌うと、オー人事のCMになってしまう曲。
たかが、ジンジ、されど、ジンジ、
発音が、日本語とは微妙に違うのでしょう。
(そのせいか、ヂンヂという表記もよく見かけますね。)
Dindiとは、歌手のシルビアテリスの愛称であり、
この曲は彼女へのオマージュだと言われています…
が、
Antonio Carlos Jobimの妹のHelena Jobim曰く、
Dindiとは、Dirindiという山のことで、
それに続く牧草地と広大な自然を歌った歌なのだそう。
Antonio Carlos Jobim: An Illuminated Man
著Helena Jobim (2011)
...The wide pasture in an area called Dirindi
situated on the road to the village of Maravilha
inspired Tom with its occasional rain.
The waters that came from far above
followed shadows created by racing clouds
and prompted the poet to write his acclaimed song "Dindi":
"and the waters of this river, where do they go, I don't know."
マラビーリャの村へと続く道に広がる
ドリンジと呼ばれるエリアの広大な牧草地と、
そこで時々降る雨に、インスピレーションを得た。
はるか遠くからくる水、
たなびく雲と、それが落とす影が、
「この川の水はどこへ行くのだろう、私は知らない」
の一節となっている。
ジョビンの伝記、日本語翻訳版でもさらっと2行ぐらいで書いてありました…
因みにシルビアテリスの方ですが、
この曲を初収録した歌手であり、
ジョビンへのトリビュートアルバムの収録後に、
交通事故で帰らぬ人となりました。
大自然に捧げたものだったとしても、
女性に捧げたものだったとしても、
限りなく美しい曲であることに、変わりはありません。
Dindi
Céu,
tão grande é o céu
E bandos de nuvens que passam ligeiras
Pra onde elas vão, ah, eu não sei, não sei
E o vento que fala nas folhas
Contando as histórias que são de ninguém
Mas que são minhas e de você também
Ai,
Dindi
Se soubesses o bem que eu te quero
O mundo seria Dindi, tudo Dindi, lindo Dindi
Ai, Dindi
Se um dia você for embora me leva contigo, Dindi
Fica, Dindi, olha, Dindi
E as águas deste rio, onde vão?
Eu não sei
A minha vida inteira esperei, esperei por você,
Dindi
Que é a coisa mais linda que existe
Você não existe, Dindi
Olha, Dindi
Escuta, Dindi
Fica, Dindi
Adivinha, Dindi
Deixa, Dindi,
Que eu te adore, Dindi
ジンジ
空
あまりに広い 空
そして 連なる雲が 軽やかに通り過ぎていく
雲はどこへ行くのだろう
ああ 私には分からない 分からない
そして 木の葉をそよぐ風は
誰のでもない話を語っている
でもそれは 私とあなたの物語
ああ ジンジ
私が愛しているということを
もしもきちんと分かってくれたなら
世界はきっと ジンジ
全て ジンジ
美しい ジンジ
ああ ジンジ
もしもいつか遠くへ行くことがあるのなら
私も一緒に連れて行って ジンジ
ここに居て ジンジ
聞いて ジンジ
そして この川の水は どこへ行くのだろう?
私には分からない
私の人生ずっと 待っていた
待っていたよ ジンジ
こんなに美しいものが存在するなんて
他にはありえない ジンジ
見て ジンジ
聞いて ジンジ
ここに居て ジンジ
感じて ジンジ
放っておいて ジンジ
大好きでいさせて ジンジ
・・・
敢えてやさしい日本語で訳してみました。
原文も、決して高尚な語彙は使っていないんです。
むしろ、素朴というか。
その良さを出せたらと思い。
美しい意訳は、既にネット上に山ほど存在してるしね(笑)
コード進行参考
Cifra Club
参考ページ
カリオカになりたくて
歌詞の訳掲載。
『Você não existe』の訳出がすばらしいです。
美肌ジャズタイム
英語歌詞の訳掲載。
英語歌詞とポル語歌詞の比較など、笑いながら読めます。
ギターはRosinha de Valençaだそうです。ほんと?
この歌は、英語歌詞も伸びやかでいいですよね。
特に始めの「sky...」がなんとも気持ちよい。
広大な自然という説明が、しっくり来る。
Maria Ninguem
曲名 Maria Ninguem
邦題 マリアニンゲン
歌詞中にマリアが溢れていて
言葉遊びのような歌。
どのマリアが一体何のマリアなのか
こんがらがりました(笑)
Maria Ninguem
Pode ser que haja uma melhor, pode ser
Pode ser que haja uma pior, muito bem
Mas igual à Maria que eu tenho
No mundo inteirinho igualzinha não tem
Maria Ninguém, é Maria e é Maria meu bem
Se eu não sou João de nada
Maria que é minha é Maria Ninguém
Maria Ninguém é Maria como as outras também
Só que tem que ainda é melhor do que muita Maria que há por aí
Marias tão frias cheias de manias, Marias vazias pro nome que têm
Maria Ninguém é um dom que muito homem não tem
Haja visto quanta gente que chama Maria e Maria não vem
Maria Ninguém, é Maria e é Maria meu bem
Se eu não sou João de Nada
Maria que é minha é Maria Ninguém
他の誰でもないマリア
もっと良い娘も いるかもしれないし
もっとダメな娘も いるかもしれないね
でも 僕のマリアと同じマリアは
世界中探したって いないのさ
他の誰とも違うマリア
それが僕のマリア
僕が単なるジョアンじゃなかったら
僕のマリアだって単なるマリアじゃない
他の誰とも違うマリア
他のにもいっぱいいるありふれた名前 マリア
ただ そんじょそこらのマリアより素敵なところがあるマリア
そこいらのマリアは冷たくて一癖も二癖もあって
マリアって名前負けしちゃってる
他の誰とも違うマリア
他の男は願っても手に入らない贈り物
マリアって名前の娘にはいっぱい出会ったかもしれないけど
マリア様はやって来ない
他の誰とも違うマリア
それが僕の大切なマリア
僕が単なるジョアンじゃなかったら
僕のマリアだって単なるマリアじゃない
コード進行参考ページ
Vagalume.com
LosAcordes.com
BossaNovaGuitar.com
参考WEBページ
Bossaなタンコのてくて日記
日本語訳掲載
めちゃくちゃ可愛いけど、このポル語は強烈にスペイン語訛り?
邦題 マリアニンゲン
歌詞中にマリアが溢れていて
言葉遊びのような歌。
どのマリアが一体何のマリアなのか
こんがらがりました(笑)
Maria Ninguem
Pode ser que haja uma melhor, pode ser
Pode ser que haja uma pior, muito bem
Mas igual à Maria que eu tenho
No mundo inteirinho igualzinha não tem
Maria Ninguém, é Maria e é Maria meu bem
Se eu não sou João de nada
Maria que é minha é Maria Ninguém
Maria Ninguém é Maria como as outras também
Só que tem que ainda é melhor do que muita Maria que há por aí
Marias tão frias cheias de manias, Marias vazias pro nome que têm
Maria Ninguém é um dom que muito homem não tem
Haja visto quanta gente que chama Maria e Maria não vem
Maria Ninguém, é Maria e é Maria meu bem
Se eu não sou João de Nada
Maria que é minha é Maria Ninguém
他の誰でもないマリア
もっと良い娘も いるかもしれないし
もっとダメな娘も いるかもしれないね
でも 僕のマリアと同じマリアは
世界中探したって いないのさ
他の誰とも違うマリア
それが僕のマリア
僕が単なるジョアンじゃなかったら
僕のマリアだって単なるマリアじゃない
他の誰とも違うマリア
他のにもいっぱいいるありふれた名前 マリア
ただ そんじょそこらのマリアより素敵なところがあるマリア
そこいらのマリアは冷たくて一癖も二癖もあって
マリアって名前負けしちゃってる
他の誰とも違うマリア
他の男は願っても手に入らない贈り物
マリアって名前の娘にはいっぱい出会ったかもしれないけど
マリア様はやって来ない
他の誰とも違うマリア
それが僕の大切なマリア
僕が単なるジョアンじゃなかったら
僕のマリアだって単なるマリアじゃない
コード進行参考ページ
Vagalume.com
LosAcordes.com
BossaNovaGuitar.com
参考WEBページ
Bossaなタンコのてくて日記
日本語訳掲載
めちゃくちゃ可愛いけど、このポル語は強烈にスペイン語訛り?
Velas Içadas
曲名 Velas Içadas
作曲・作曲 Ivan Lins / Vitor Martins
訳そうと思いつつずっと手付かずだった曲です。
訳さなかった理由は、単純。
既にWEB上にすばらしい翻訳がいくつもあるから。
解説も、そうだよね~反政府物だよね~と思う、しっくり来るものばかりです。
ぜひ参考ページをご参照ください。
コロナ自粛してると、家時間が充実しますね・・・
Velas Içadas
Seu coração é um barco de velas içadas
Longe dos mares, do tempo, das loucas marés
Seu coração é um barco de velas içadas
Sem nevoeiros, tormentas, sequer um revés
Seu coração é um barco jamais navegado
Nunca mostrou-se por dentro abrindo os porões
Seu coração é um barco que vive ancorado
Nunca arriscou-se ao vento, às grandes paixões
Nunca soltou as amarras
Nunca ficou à deriva
Nunca sofreu um naufrágio
Nunca cruzou com piratas e aventureiros
Nunca cumpriu o destino das embarcações
上がった帆
あなたの心は 帆の上がった舟
海からも 雨空からも 荒波からも 遠く離れてる
あなたの心は 帆の上がった舟
濃霧もなければ 嵐もなく 不慮の事故にあうこともない
あなたの心は もう二度と航海しない舟
決して 船蔵を開けて中を見せようとはしなかった
あなたの心は 投錨し停泊し続けている舟
決して 風や大いなる情熱に 身をさらそうとはしなかった
決して もやい綱を解かななかったし
決して 漂流しなかった
決して 難破することもなかった
決して 海賊や大冒険に遭遇することもなかったし
決して 船の目的を成し遂げることもなかった
・・・
içadas = 揚げる、掲げる、持ち上げる
tempo = 時間、天候
本来は「天候」の意味ですが、
aguantar o tempo(嵐に耐える)など、
使い方によっては「悪い天気」を意味するようです
nevoeiros = 濃霧、暗さ、不明瞭、暗がり
revés = 裏側、横殴り、逆境、不慮の出来事
porões = (porãoの複数形)船蔵
arriscou-se = 危険にさらす、冒険する、賭ける、勝負に出る
paixões = 情熱、熱狂、苦難、苦しみ、受難、激怒、強い偏見、先入観
amarras = 錨鎖、もやい綱、ケーブル
deriva = 変流、漂流
naufrágio = 難破、遭難、海難事故、破滅、崩壊、大失敗
コード進行参考
Cifra Club
参考ページ
MIDORI
歌詞が丁寧に翻訳されています。
スペイン語学習者でブラジル音楽を本業とされている方です。
勝手に親近感…
Music Truck
歌詞の日本語訳掲載。
Yahoo知恵袋
こんなところにも、誰かがお手製の翻訳を残していました!
作曲・作曲 Ivan Lins / Vitor Martins
訳そうと思いつつずっと手付かずだった曲です。
訳さなかった理由は、単純。
既にWEB上にすばらしい翻訳がいくつもあるから。
解説も、そうだよね~反政府物だよね~と思う、しっくり来るものばかりです。
ぜひ参考ページをご参照ください。
コロナ自粛してると、家時間が充実しますね・・・
Velas Içadas
Seu coração é um barco de velas içadas
Longe dos mares, do tempo, das loucas marés
Seu coração é um barco de velas içadas
Sem nevoeiros, tormentas, sequer um revés
Seu coração é um barco jamais navegado
Nunca mostrou-se por dentro abrindo os porões
Seu coração é um barco que vive ancorado
Nunca arriscou-se ao vento, às grandes paixões
Nunca soltou as amarras
Nunca ficou à deriva
Nunca sofreu um naufrágio
Nunca cruzou com piratas e aventureiros
Nunca cumpriu o destino das embarcações
上がった帆
あなたの心は 帆の上がった舟
海からも 雨空からも 荒波からも 遠く離れてる
あなたの心は 帆の上がった舟
濃霧もなければ 嵐もなく 不慮の事故にあうこともない
あなたの心は もう二度と航海しない舟
決して 船蔵を開けて中を見せようとはしなかった
あなたの心は 投錨し停泊し続けている舟
決して 風や大いなる情熱に 身をさらそうとはしなかった
決して もやい綱を解かななかったし
決して 漂流しなかった
決して 難破することもなかった
決して 海賊や大冒険に遭遇することもなかったし
決して 船の目的を成し遂げることもなかった
・・・
içadas = 揚げる、掲げる、持ち上げる
tempo = 時間、天候
本来は「天候」の意味ですが、
aguantar o tempo(嵐に耐える)など、
使い方によっては「悪い天気」を意味するようです
nevoeiros = 濃霧、暗さ、不明瞭、暗がり
revés = 裏側、横殴り、逆境、不慮の出来事
porões = (porãoの複数形)船蔵
arriscou-se = 危険にさらす、冒険する、賭ける、勝負に出る
paixões = 情熱、熱狂、苦難、苦しみ、受難、激怒、強い偏見、先入観
amarras = 錨鎖、もやい綱、ケーブル
deriva = 変流、漂流
naufrágio = 難破、遭難、海難事故、破滅、崩壊、大失敗
コード進行参考
Cifra Club
参考ページ
MIDORI
歌詞が丁寧に翻訳されています。
スペイン語学習者でブラジル音楽を本業とされている方です。
勝手に親近感…
Music Truck
歌詞の日本語訳掲載。
Yahoo知恵袋
こんなところにも、誰かがお手製の翻訳を残していました!
O Pato
曲名 O Pato
作曲 Toquinho
作詞 Vinicius de Moraes
ジョアンジルベルトとかが演奏してない
有名じゃないほうのO Pato。
子供向けの曲だけど、一捻りあるよね。
さすがブラジル。
さすがビニシウス&トッキーニョ。
歌詞は音韻踏みまくり。
単語難しすぎ。
アニメと合わないんけど、訳合ってるかしら…
O Pato
Lá vem o pato
Pato aqui, pato acolá
Lá vem o pato
Para ver o que é que há.
O pato pateta
Pintou o caneco
Surrou a galinha
Bateu no marreco.
Pulou do poleiro
No pé do cavalo
Levou um coice
Criou um galo.
Comeu um pedaço
De jenipapo
Ficou engasgado
Com dor no papo.
Caiu no poço
Quebrou a tigela
Tantas fez o moço
Que foi pra panela
アヒル
あそこにアヒルがやってきた
こっちにアヒル あっちにアヒル
あそこにアヒルがやってきた
何かおもしろいことないかな~って
間抜けなアヒルが
いたずらを考えた
ニワトリを殴って
マガモをぶって
止まり木から飛び上がって
馬の足元に落ちて
後ろ蹴りをくらって
たんこぶ作って
チブサノキの実を
ひと齧りして
喉につまらせて
おなかも痛くなって
井戸に落っこって
お椀を割って
これだけ引っ掻き回した挙句
お鍋行きになった
・・・・・・
acolá = あちら
pateta = ばかな、愚かな
pintou o caneco = いらずらする、途方も無いことをする
surrou = 殴打する
marreco = マガモ
pulou = 飛び上がる
poleiro = 止まり木
coice = 後ろ足で蹴る
criou = 作る
galo = たんこぶ
jenipapo = チブサノキの果実
engasgado = 喉に詰まらせる
papo = 胃袋
poço = 井戸
quebrou = 割る
tigela = ボウル
コード進行参考
Cifra Club
作曲 Toquinho
作詞 Vinicius de Moraes
ジョアンジルベルトとかが演奏してない
有名じゃないほうのO Pato。
子供向けの曲だけど、一捻りあるよね。
さすがブラジル。
さすがビニシウス&トッキーニョ。
歌詞は音韻踏みまくり。
単語難しすぎ。
アニメと合わないんけど、訳合ってるかしら…
O Pato
Lá vem o pato
Pato aqui, pato acolá
Lá vem o pato
Para ver o que é que há.
O pato pateta
Pintou o caneco
Surrou a galinha
Bateu no marreco.
Pulou do poleiro
No pé do cavalo
Levou um coice
Criou um galo.
Comeu um pedaço
De jenipapo
Ficou engasgado
Com dor no papo.
Caiu no poço
Quebrou a tigela
Tantas fez o moço
Que foi pra panela
アヒル
あそこにアヒルがやってきた
こっちにアヒル あっちにアヒル
あそこにアヒルがやってきた
何かおもしろいことないかな~って
間抜けなアヒルが
いたずらを考えた
ニワトリを殴って
マガモをぶって
止まり木から飛び上がって
馬の足元に落ちて
後ろ蹴りをくらって
たんこぶ作って
チブサノキの実を
ひと齧りして
喉につまらせて
おなかも痛くなって
井戸に落っこって
お椀を割って
これだけ引っ掻き回した挙句
お鍋行きになった
・・・・・・
acolá = あちら
pateta = ばかな、愚かな
pintou o caneco = いらずらする、途方も無いことをする
surrou = 殴打する
marreco = マガモ
pulou = 飛び上がる
poleiro = 止まり木
coice = 後ろ足で蹴る
criou = 作る
galo = たんこぶ
jenipapo = チブサノキの果実
engasgado = 喉に詰まらせる
papo = 胃袋
poço = 井戸
quebrou = 割る
tigela = ボウル
コード進行参考
Cifra Club
Sueño del Retorno
曲名 Sueño del Retorno
英題 Dream of the Return
作曲 Pat Metheny
作詞 Pedro Aznar
スペイン語を読むと、
何故か、冠詞に目が留まります。
Al mar eché un poema
海に詩を投げる
この詩は、
"ある1つの"詩であって、
"その特定の"詩じゃないだな、
"複数の"詩じゃないんだな、とか。
でも日本語に訳すときに
「詩を1つ投げる」とすると、
いかにも外国文学ですって響きになる。
で、「詩を投げる」になる。
古池や 蛙飛び込む 水の音
蛙は何匹いるでしょう?
大方の人は、きっと1匹と答えるはず。
カエルの歌が 聞こえてくるよ
カエルは何匹いるでしょう?
きっと、何匹もと答えるはず。
数は文脈理解な日本語。
海に投げた詩が、un poemaと理解されますように。
Sueño del Retorno
Al mar eché un poema
que llevó con él
mis preguntas y mi voz
Como un lento barco
se perdió en la espuma
Le pedí que no diera la vuelta
sin haber visto
el altamar y en sueños
hablar conmigo de lo que vio
Aún si no volviera
yo sabría si llegó
Viajar la vida entera
por la calma azul o
en tormentas zozobrar
poco importa el modo
si algún puerto espera
Aguardé tanto tiempo el mensaje
que olvidé volver al mar
y así yo perdí aquel poema
Grité a los cielos todo mi rencor
Lo hallé por fin,
pero escrito en la arena
como una oración
El mar golpeó en mis venas
y libró mi corazón.
Sueño del Retorno
海に 詩を投じた
私の問いと 声を乗せて
それは ゆっくりとした舟のように
泡の中に消えていった
どうか戻って来るなよ
公海を見るまでは
代わりに 夢の中で
語っておくれ 何を見たのかを
たとえ戻って来なかったとしても
私には 着いたんだと分かるから
生涯を 旅する
青い凪を行くか
それとも 嵐にもまれるか
どういうかたちでも構わない
そこに 港が待っているのなら
とても長い間 メッセージを待っていた
やがて 海に戻ることを忘れ
あの詩を失ってしまった
空に叫んだ
私の憎しみを全て
ついに見つけた
けれどそれは 砂の上に残されていた
まるで お祈りのように
海が 私の脈を打ち
私の心を 解放した
コード進行参考
Cifra club
英題 Dream of the Return
作曲 Pat Metheny
作詞 Pedro Aznar
スペイン語を読むと、
何故か、冠詞に目が留まります。
Al mar eché un poema
海に詩を投げる
この詩は、
"ある1つの"詩であって、
"その特定の"詩じゃないだな、
"複数の"詩じゃないんだな、とか。
でも日本語に訳すときに
「詩を1つ投げる」とすると、
いかにも外国文学ですって響きになる。
で、「詩を投げる」になる。
古池や 蛙飛び込む 水の音
蛙は何匹いるでしょう?
大方の人は、きっと1匹と答えるはず。
カエルの歌が 聞こえてくるよ
カエルは何匹いるでしょう?
きっと、何匹もと答えるはず。
数は文脈理解な日本語。
海に投げた詩が、un poemaと理解されますように。
Sueño del Retorno
Al mar eché un poema
que llevó con él
mis preguntas y mi voz
Como un lento barco
se perdió en la espuma
Le pedí que no diera la vuelta
sin haber visto
el altamar y en sueños
hablar conmigo de lo que vio
Aún si no volviera
yo sabría si llegó
Viajar la vida entera
por la calma azul o
en tormentas zozobrar
poco importa el modo
si algún puerto espera
Aguardé tanto tiempo el mensaje
que olvidé volver al mar
y así yo perdí aquel poema
Grité a los cielos todo mi rencor
Lo hallé por fin,
pero escrito en la arena
como una oración
El mar golpeó en mis venas
y libró mi corazón.
Sueño del Retorno
海に 詩を投じた
私の問いと 声を乗せて
それは ゆっくりとした舟のように
泡の中に消えていった
どうか戻って来るなよ
公海を見るまでは
代わりに 夢の中で
語っておくれ 何を見たのかを
たとえ戻って来なかったとしても
私には 着いたんだと分かるから
生涯を 旅する
青い凪を行くか
それとも 嵐にもまれるか
どういうかたちでも構わない
そこに 港が待っているのなら
とても長い間 メッセージを待っていた
やがて 海に戻ることを忘れ
あの詩を失ってしまった
空に叫んだ
私の憎しみを全て
ついに見つけた
けれどそれは 砂の上に残されていた
まるで お祈りのように
海が 私の脈を打ち
私の心を 解放した
コード進行参考
Cifra club
Meu Abrigo
曲名 Meu abrigo
作曲・作詞 Gabriela Melim, Rodrigo Melim
「abrigo」って単語に「コート?」って思ったあなたは、
きっとスペイン語学習者。お仲間。
タイトルの「Meu abrigo」は
meu 私の
abrigo 避難所
なので、直訳すると「私の避難所」
人それぞれ、きっと思い浮かべるものがあるのではないかしら。
直訳でもいいけれど、きっともっとしっくりくる意訳がある。
あなたなら、どんな言葉をあてますか?
イベント自粛要請、
外出自粛要請、
ロックダウンまでカウントダウン…
諸外国の人たちは、よく耐えていると思います。
私は、1日家に閉じこもれなんて言われたら、窒息しそう。
仕事がテレワーク中心になって、
会話も電話会議ばかり、
四方がデジタル音声みたいな世界になってるだけで、くらくらする。
ブラジル音楽聴いて、
甘~い歌詞訳して、
癒されよう(笑)
Meu abrigo
Desejo a você
O que há de melhor
A minha companhia
Pra não se sentir só
O Sol, a Lua e o mar
Passagem pra viajar
Pra gente se perder
E se encontrar
Vida boa, brisa e paz
Nossas brincadeiras ao entardecer
Rir à toa é bom demais
O meu melhor lugar sempre é você
Você é a razão da minha felicidade
Não vá dizer que eu não sou sua cara-metade
Meu amor, por favor, vem viver comigo
No seu colo é o meu abrigo
Quero presentear
Com flores Iemanjá
Pedir um paraíso
Pra gente se encostar
Uma viola a tocar
Melodias pra gente dançar
A bênção das estrelas
A nos iluminar
Vida boa, brisa e paz
Trocando olhares ao anoitecer
Rir à toa é bom demais
Olhar pro céu, sorrir e agradecer
Você é a razão da minha felicidade
Não vá dizer que eu não sou sua cara-metade
Meu amor por favor, vem viver comigo
No seu colo é o meu abrigo
やっとほっとできる場所
いいことがありますようにって
お祈りするの
大好きなあなたが
寂しくないように
太陽 月 そして 海
旅への切符
私たち 迷子になって
そして きっと巡り会える
普通の日々 そよ風と幸せ
夕暮れ時の じゃれあい
自然に笑えるって 何てすてきなんだろ
私にとって最高の場所 それはいつもあなた
私が幸せなのは あなたがいるから
「君は僕の運命の人じゃないよ」なんて言わないでね
大好きな人 ねえ 一緒に暮らそうよ
あなたの腕の中 それは やっとほっとできる場所
プレゼントしたいな
イエマンジャの花
楽園がいいよね
2人 寄り添いあうの
ギターが奏でる
踊るための音楽
星空も祝福してる
私たちを照らし出してる
普通の日々 そよ風と幸せ
見つめ合い 夜が訪れる
自然に笑えるって 何てすてきなんだろ
空を見上げて 優しい顔になって 感謝するの
私が幸せなのは あなたがいるから
「君は僕の運命の人じゃないよ」なんて言わないでね
大好きな人 ねえ 一緒に暮らそうよ
あなたの腕の中 それは やっとほっとできる場所
・・・・・
わお、これ結婚式ソングじゃない?
コード進行参考
cifraclub.com
参考ページ
カリオッ子
歌詞の日本語訳掲載。とても読みやすいです。
CHOCOMINT
歌詞の日本語訳掲載。
オフィシャルビデオ。
若者の色気ある動画ですが、Melimは兄弟ユニットです。
作曲・作詞 Gabriela Melim, Rodrigo Melim
「abrigo」って単語に「コート?」って思ったあなたは、
きっとスペイン語学習者。お仲間。
タイトルの「Meu abrigo」は
meu 私の
abrigo 避難所
なので、直訳すると「私の避難所」
人それぞれ、きっと思い浮かべるものがあるのではないかしら。
直訳でもいいけれど、きっともっとしっくりくる意訳がある。
あなたなら、どんな言葉をあてますか?
イベント自粛要請、
外出自粛要請、
ロックダウンまでカウントダウン…
諸外国の人たちは、よく耐えていると思います。
私は、1日家に閉じこもれなんて言われたら、窒息しそう。
仕事がテレワーク中心になって、
会話も電話会議ばかり、
四方がデジタル音声みたいな世界になってるだけで、くらくらする。
ブラジル音楽聴いて、
甘~い歌詞訳して、
癒されよう(笑)
Meu abrigo
Desejo a você
O que há de melhor
A minha companhia
Pra não se sentir só
O Sol, a Lua e o mar
Passagem pra viajar
Pra gente se perder
E se encontrar
Vida boa, brisa e paz
Nossas brincadeiras ao entardecer
Rir à toa é bom demais
O meu melhor lugar sempre é você
Você é a razão da minha felicidade
Não vá dizer que eu não sou sua cara-metade
Meu amor, por favor, vem viver comigo
No seu colo é o meu abrigo
Quero presentear
Com flores Iemanjá
Pedir um paraíso
Pra gente se encostar
Uma viola a tocar
Melodias pra gente dançar
A bênção das estrelas
A nos iluminar
Vida boa, brisa e paz
Trocando olhares ao anoitecer
Rir à toa é bom demais
Olhar pro céu, sorrir e agradecer
Você é a razão da minha felicidade
Não vá dizer que eu não sou sua cara-metade
Meu amor por favor, vem viver comigo
No seu colo é o meu abrigo
やっとほっとできる場所
いいことがありますようにって
お祈りするの
大好きなあなたが
寂しくないように
太陽 月 そして 海
旅への切符
私たち 迷子になって
そして きっと巡り会える
普通の日々 そよ風と幸せ
夕暮れ時の じゃれあい
自然に笑えるって 何てすてきなんだろ
私にとって最高の場所 それはいつもあなた
私が幸せなのは あなたがいるから
「君は僕の運命の人じゃないよ」なんて言わないでね
大好きな人 ねえ 一緒に暮らそうよ
あなたの腕の中 それは やっとほっとできる場所
プレゼントしたいな
イエマンジャの花
楽園がいいよね
2人 寄り添いあうの
ギターが奏でる
踊るための音楽
星空も祝福してる
私たちを照らし出してる
普通の日々 そよ風と幸せ
見つめ合い 夜が訪れる
自然に笑えるって 何てすてきなんだろ
空を見上げて 優しい顔になって 感謝するの
私が幸せなのは あなたがいるから
「君は僕の運命の人じゃないよ」なんて言わないでね
大好きな人 ねえ 一緒に暮らそうよ
あなたの腕の中 それは やっとほっとできる場所
・・・・・
わお、これ結婚式ソングじゃない?
コード進行参考
cifraclub.com
参考ページ
カリオッ子
歌詞の日本語訳掲載。とても読みやすいです。
CHOCOMINT
歌詞の日本語訳掲載。
オフィシャルビデオ。
若者の色気ある動画ですが、Melimは兄弟ユニットです。
Festa dos Pássaros
曲名 Festa dos Pássaros
作詞・作曲 André Mehmari, Bernardo Maranhão
課題曲になったので、取り敢えず訳してみます。
(単語レベルで訳してみないと覚えられないという
なんとも不便な頭。。。)
タイトルは
Festa = 祭り
Passaros = 鳥(複数形)
なので、「鳥たちの祭り」。
その名から連想する通り、とても賑やかで、視界が開けてく感じ。
特に突然現れては消え去る笛の音が、
まさに一瞬目の前を横切る鳥のよう。
「あ!カワセミ!」
「オオルリ、啼いてる!あの木だ!」
「今の赤、アカコッコだよね!?」
みたいな。
原色の花が咲き乱れる密林に足を踏み入れ、
垂れ下がる蔦を手で押しのけてみると、
尾をたなびかせてケツアールが飛び、
見上げると枝という枝に鳥が囀っている。
(注:ケツアールは中米コスタリカの鳥ですが。)
という情景を思い浮かべましたが、全然違いました。
密林はむしろ飛び越えていました。
しかしその飛びっぷりが半端無い。
ブラジル最南端から、バイーアも超えてブラジル北海岸へ、
そして再び中央部へと一瞬にして舞い戻ってきます。
地図に表すと、こんな。

実際、渡り鳥は信じられない距離を渡ってきます。
近くの水辺で繁殖しているコアジサシは、
はるかオーストラリアやニュージーランドからやって来てるらしいし、
もっと身近なツバメも、フィリピンやニューギニアで越冬してるみたい。
この曲に出てくる鳥が何なのかは追求していませんが、
高らかに歌いながらブラジル国土をひとっ飛びにする鳥、
きっと本当にいるんでしょうね。
Festa Dos Pássaros
Quem quer virar cantador tem que aprender
Roubar um azul da noite sem aparecer
Cruzar o céu sem pisar no sereno que cai
Colher a flor da manhã na barra do dia
Sabendo que tem valor no bem dizer
A quem quisesse aprender, meu canto revelei
Falei da festa no céu, ninguém deu fé
Ninguém acredita mais em alegria
Voei pelo ar, na asa do vento
Pra festa no céu, mandaram me chamar
A festa durou dois anos e meio
Cantando adoidado co a passarinhada, vaguei
Tive vida de rei, quando adentrei o reino da cantoria
Tinha uma sabiá me olhando ressabiada
Desabamos no ar, caídos de amor, no Itatiaia
Do Arroio Chuí, fui pra Mantiqueira
Veredas varei, Jequitinhonha e mais
Mas no Ceará não vi Patativa
Saudade doeu, toquei pras Gerais
Agora não sei onde vai no vento o meu cantar
Só sei que do fundo do interior pra beira do mar voei... voei...
鳥たちの祭り
歌い手になりたいのかい なら学ばなきゃな
こっそりと 闇夜の青を盗む方法
夜霧に足を濡らすことなく 空を渡る方法
朝焼けの光の中 花を摘む方法
教えてくれっていうから これぞ知る価値ありと
歌って教えてやった
天のお祭りの話
でも 誰も信じなかった
誰ももう 歓びなんて信じちゃいない
空を飛んだ 風の翼に乗って
天の祭りに お呼ばれしたのさ
祭りは2年と半年も続いた
騒々しく飛び跳ね回りながら歌い続けて ふらふらになった
囀りの国に入ったときなんて 王様みたいな暮らしをしたんだぜ
ツグミがびくびくしながら 俺の歌声に聴き入ってた
恋に落ちて 空から凋れ落ちた そこがイタチアイアだった
アホイオ・シュイから マンチケイラへ行き
山林を越えて ジェキチニョーニャへそしてその先へ
けれど セアラでも素敵な声の主には出会えず
寂しさが胸につのり ジェライスに戻った
そして今 俺の歌は 風に乗りどこへ行くんだろう
分かってることはただひとつ
内陸の奥深くから海の近くへと はるかはるか 飛んできたってことだけ
参考WEBページ
Andre Mehmari公式ページ
譜面の販売もあり。
静止画を動的に撮影した映像ですが、歌に凄く合ってると思います。
作詞・作曲 André Mehmari, Bernardo Maranhão
課題曲になったので、取り敢えず訳してみます。
(単語レベルで訳してみないと覚えられないという
なんとも不便な頭。。。)
タイトルは
Festa = 祭り
Passaros = 鳥(複数形)
なので、「鳥たちの祭り」。
その名から連想する通り、とても賑やかで、視界が開けてく感じ。
特に突然現れては消え去る笛の音が、
まさに一瞬目の前を横切る鳥のよう。
「あ!カワセミ!」
「オオルリ、啼いてる!あの木だ!」
「今の赤、アカコッコだよね!?」
みたいな。
原色の花が咲き乱れる密林に足を踏み入れ、
垂れ下がる蔦を手で押しのけてみると、
尾をたなびかせてケツアールが飛び、
見上げると枝という枝に鳥が囀っている。
(注:ケツアールは中米コスタリカの鳥ですが。)
という情景を思い浮かべましたが、全然違いました。
密林はむしろ飛び越えていました。
しかしその飛びっぷりが半端無い。
ブラジル最南端から、バイーアも超えてブラジル北海岸へ、
そして再び中央部へと一瞬にして舞い戻ってきます。
地図に表すと、こんな。

実際、渡り鳥は信じられない距離を渡ってきます。
近くの水辺で繁殖しているコアジサシは、
はるかオーストラリアやニュージーランドからやって来てるらしいし、
もっと身近なツバメも、フィリピンやニューギニアで越冬してるみたい。
この曲に出てくる鳥が何なのかは追求していませんが、
高らかに歌いながらブラジル国土をひとっ飛びにする鳥、
きっと本当にいるんでしょうね。
Festa Dos Pássaros
Quem quer virar cantador tem que aprender
Roubar um azul da noite sem aparecer
Cruzar o céu sem pisar no sereno que cai
Colher a flor da manhã na barra do dia
Sabendo que tem valor no bem dizer
A quem quisesse aprender, meu canto revelei
Falei da festa no céu, ninguém deu fé
Ninguém acredita mais em alegria
Voei pelo ar, na asa do vento
Pra festa no céu, mandaram me chamar
A festa durou dois anos e meio
Cantando adoidado co a passarinhada, vaguei
Tive vida de rei, quando adentrei o reino da cantoria
Tinha uma sabiá me olhando ressabiada
Desabamos no ar, caídos de amor, no Itatiaia
Do Arroio Chuí, fui pra Mantiqueira
Veredas varei, Jequitinhonha e mais
Mas no Ceará não vi Patativa
Saudade doeu, toquei pras Gerais
Agora não sei onde vai no vento o meu cantar
Só sei que do fundo do interior pra beira do mar voei... voei...
鳥たちの祭り
歌い手になりたいのかい なら学ばなきゃな
こっそりと 闇夜の青を盗む方法
夜霧に足を濡らすことなく 空を渡る方法
朝焼けの光の中 花を摘む方法
教えてくれっていうから これぞ知る価値ありと
歌って教えてやった
天のお祭りの話
でも 誰も信じなかった
誰ももう 歓びなんて信じちゃいない
空を飛んだ 風の翼に乗って
天の祭りに お呼ばれしたのさ
祭りは2年と半年も続いた
騒々しく飛び跳ね回りながら歌い続けて ふらふらになった
囀りの国に入ったときなんて 王様みたいな暮らしをしたんだぜ
ツグミがびくびくしながら 俺の歌声に聴き入ってた
恋に落ちて 空から凋れ落ちた そこがイタチアイアだった
アホイオ・シュイから マンチケイラへ行き
山林を越えて ジェキチニョーニャへそしてその先へ
けれど セアラでも素敵な声の主には出会えず
寂しさが胸につのり ジェライスに戻った
そして今 俺の歌は 風に乗りどこへ行くんだろう
分かってることはただひとつ
内陸の奥深くから海の近くへと はるかはるか 飛んできたってことだけ
参考WEBページ
Andre Mehmari公式ページ
譜面の販売もあり。
静止画を動的に撮影した映像ですが、歌に凄く合ってると思います。
Alvorada
曲名 Alvorada
作詞・作曲 Cartola, Carlos Cachaça, Herminio Bello de Carvalho
Alvoradaは、夜明けの意味。
夜明けと言う場合、もっと一般的な言葉がある気がします。
amanhecerとか、madurgadaとか...
よく考えると、日本語も夜明けを表す語彙が豊富ですよね。
日常使いはしないかもしれませんが、
ちょっと考えただけでも、
あけぼの、未明、暁、有明、明け方、彼誰、朝ぼらけ、鶏鳴、あした、
色々出てくる。
漠然とニュアンスの違いを感じてはいましたが、
具体的には、
【古語による時間区分】
暁 夜半過ぎから夜明け近くのまだ暗い頃まで
東雲 夜が明けようとして東の空が明るくなってきたころ
あけぼの ほのぼのと夜が明けはじめる頃で、朝ぼらけより少し前
あさぼらけ 夜がほんのりと明けて物がほのかに見えるころ
あした 夜が明けて空が明るくなった頃
【現代語による時間区分】
未明 まだ夜が明けきらない時分(気象庁では、午前0時頃から午前3時頃まで)
明け方 夜の明けようとするころ(気象庁では、午前3時頃から午前6時頃)
朝 夜が明けて間もない時(気象庁では、午前6時頃から午前9時頃まで)
【朝の様子による言葉】
彼誰 はっきりものの見分けのつかない、薄暗い時刻
鶏鳴 一番どりの鳴くころ
有明 夜が明けてもなお月の残る朝
という風にある程度分類可能なようです。
ポルトガル語のalvoradaもamanhecerと違うニュアンスがあるのかしら?
折角なので、類義語も含め、ポポ辞書で定義を調べてみました。
madrugada 真夜中から明け方までのまだ薄暗い時間帯、
lusco-fusco ラテン語起源で薄暗がりの光の意
alva auroraの前の明るくなっていない頃
aurora 陽が生まれる前の時間帯、曙(ローマ神話の曙の女神から)
crepúsculo 完全に明るくなるまえのほんのり明るい頃
alvorada 初めの明るみ
alvorecer 夜明けが始まること
amanhecer 朝の最初の光が現れる時
dilúculo 朝の黄昏
これを強引に日本語と比較したら

うーん、緩い、緩すぎる。。
対象言語学的にいまいち。
まぁいいや、また気が向いたときに調べ直そう。
Alvorada
Alvorada lá no morro que beleza
Ninguém chora, não há tristeza
Ninguém sente dissabor
O sol colorindo é tão lindo
É tão lindo
E a natureza sorrindo
Tingindo, tingindo
Você também me lembra a alvorada
Quando chega iluminando
Meus caminhos tão sem vida
E o que me resta é bem pouco
Ou quase nada
Do que ir assim, vagando
Numa estrada perdida
夜明け
遥かモーホの夜明けは
何て美しい
泣く人などいないし
悲しみなど存在しない
輝きを増す太陽が あまりにきれいで
あまりにきれいで
自然は微笑みながら
色づいていく 色づいていく
あなたも 夜明けのよう
辺りを照らす
私の行く道はもう活力を失い
もう僅かしか残されていないけれど
そう こんな風に迷い当ても歩む道は
もうほとんど無いのだけれど
******
dissabor = 不愉快、悲しみ、面倒、厄介なこと、無味乾燥
colorindo = 彩る、飾る、生き生きとさせる
tingindo = 染める、赤みを帯びさせる
vida = 生命、活力
resta = 残る
vagando = 当ても無く歩く、漂流する
estrada = (精神的な)道、行動規範
perdida = 失った、道に迷った、駄目になった、絶望的な、救いようが無い、悩んだ
コード進行参考
Cifra club
参考WEBページ
阿部浩二のブログ
とても自然な日本語訳を掲載。好みだな~
「東の空に地平線の下から太陽が近づいて来て空が白夜明けを迎える」
っていうAlvoradaの語彙考察も好きです。
つれづれ歌がたり
歌詞の日本語訳を掲載。
「サンバと言う夜明けが私の人生に光をもたらす...」
明るそうでいて陰のある言い回しが、実にサンバらしいです。
上の2つのサイトでも、歌詞解釈に微妙な違いがあります。
例えば、歌詞一行目のLá no morro que belezaでさえ、
阿部さん: あそこのモーホから眺める夜明け
momocoさん:あの丘にも夜明けが訪れる
と言う風に、
話者の位置と、夜明けの訪れる場所がずれてる。
外国語を繊細にけれど正確に理解するのって難しいんだなぁと
つくづく思うのです。
やる気の無い顔でノリノリの演奏が出来る、そんなスキルが欲しい。
(私は頑張っても全然乗れてない。)
作詞・作曲 Cartola, Carlos Cachaça, Herminio Bello de Carvalho
Alvoradaは、夜明けの意味。
夜明けと言う場合、もっと一般的な言葉がある気がします。
amanhecerとか、madurgadaとか...
よく考えると、日本語も夜明けを表す語彙が豊富ですよね。
日常使いはしないかもしれませんが、
ちょっと考えただけでも、
あけぼの、未明、暁、有明、明け方、彼誰、朝ぼらけ、鶏鳴、あした、
色々出てくる。
漠然とニュアンスの違いを感じてはいましたが、
具体的には、
【古語による時間区分】
暁 夜半過ぎから夜明け近くのまだ暗い頃まで
東雲 夜が明けようとして東の空が明るくなってきたころ
あけぼの ほのぼのと夜が明けはじめる頃で、朝ぼらけより少し前
あさぼらけ 夜がほんのりと明けて物がほのかに見えるころ
あした 夜が明けて空が明るくなった頃
【現代語による時間区分】
未明 まだ夜が明けきらない時分(気象庁では、午前0時頃から午前3時頃まで)
明け方 夜の明けようとするころ(気象庁では、午前3時頃から午前6時頃)
朝 夜が明けて間もない時(気象庁では、午前6時頃から午前9時頃まで)
【朝の様子による言葉】
彼誰 はっきりものの見分けのつかない、薄暗い時刻
鶏鳴 一番どりの鳴くころ
有明 夜が明けてもなお月の残る朝
という風にある程度分類可能なようです。
ポルトガル語のalvoradaもamanhecerと違うニュアンスがあるのかしら?
折角なので、類義語も含め、ポポ辞書で定義を調べてみました。
madrugada 真夜中から明け方までのまだ薄暗い時間帯、
lusco-fusco ラテン語起源で薄暗がりの光の意
alva auroraの前の明るくなっていない頃
aurora 陽が生まれる前の時間帯、曙(ローマ神話の曙の女神から)
crepúsculo 完全に明るくなるまえのほんのり明るい頃
alvorada 初めの明るみ
alvorecer 夜明けが始まること
amanhecer 朝の最初の光が現れる時
dilúculo 朝の黄昏
これを強引に日本語と比較したら

うーん、緩い、緩すぎる。。
対象言語学的にいまいち。
まぁいいや、また気が向いたときに調べ直そう。
Alvorada
Alvorada lá no morro que beleza
Ninguém chora, não há tristeza
Ninguém sente dissabor
O sol colorindo é tão lindo
É tão lindo
E a natureza sorrindo
Tingindo, tingindo
Você também me lembra a alvorada
Quando chega iluminando
Meus caminhos tão sem vida
E o que me resta é bem pouco
Ou quase nada
Do que ir assim, vagando
Numa estrada perdida
夜明け
遥かモーホの夜明けは
何て美しい
泣く人などいないし
悲しみなど存在しない
輝きを増す太陽が あまりにきれいで
あまりにきれいで
自然は微笑みながら
色づいていく 色づいていく
あなたも 夜明けのよう
辺りを照らす
私の行く道はもう活力を失い
もう僅かしか残されていないけれど
そう こんな風に迷い当ても歩む道は
もうほとんど無いのだけれど
******
dissabor = 不愉快、悲しみ、面倒、厄介なこと、無味乾燥
colorindo = 彩る、飾る、生き生きとさせる
tingindo = 染める、赤みを帯びさせる
vida = 生命、活力
resta = 残る
vagando = 当ても無く歩く、漂流する
estrada = (精神的な)道、行動規範
perdida = 失った、道に迷った、駄目になった、絶望的な、救いようが無い、悩んだ
コード進行参考
Cifra club
参考WEBページ
阿部浩二のブログ
とても自然な日本語訳を掲載。好みだな~
「東の空に地平線の下から太陽が近づいて来て空が白夜明けを迎える」
っていうAlvoradaの語彙考察も好きです。
つれづれ歌がたり
歌詞の日本語訳を掲載。
「サンバと言う夜明けが私の人生に光をもたらす...」
明るそうでいて陰のある言い回しが、実にサンバらしいです。
上の2つのサイトでも、歌詞解釈に微妙な違いがあります。
例えば、歌詞一行目のLá no morro que belezaでさえ、
阿部さん: あそこのモーホから眺める夜明け
momocoさん:あの丘にも夜明けが訪れる
と言う風に、
話者の位置と、夜明けの訪れる場所がずれてる。
外国語を繊細にけれど正確に理解するのって難しいんだなぁと
つくづく思うのです。
やる気の無い顔でノリノリの演奏が出来る、そんなスキルが欲しい。
(私は頑張っても全然乗れてない。)
O cantador
曲名 O cantador
作詞 Nelson Motta
作曲 Dori Caymmi
タイトルの『cantador』は、『歌い手』のこと。
・・・とあっさり説明されていることが多いですが、
よく考えると、『cantador』ってちょっと癖のある単語です。
ていうか、そもそも『cantador』って何やねん。
歌手って『cantor』ちゃうの?
というわけで、この素朴な疑問を
通りすがりのインテリブラジル人にぶつけてみました(笑)
反応は、
「cantador!?そんな言葉聞いたこともないよ。
一体どこで仕入れて来たの?」
律義に宿題として持ち帰り翌日改めて回答をくれましたが、
やっぱりcantadorなんて言葉は使用されていないとのこと。
歌手に該当するのは、プロアマ問わずcantor、
若しくはvocal(ボーカル)と言うんだそうです。
「contarから派生したcontadorっていう言葉は存在するけどね。
cantarからcantadorねぇ?
ネットではその昔ブラジル北部で移民が使ってたって説明も見たけどね。」
『cantador』という言葉のチョイスが相当特殊であるということ、
お分かりいただけたかと思います。
では何故あえてこの単語なのか、
それはこちらのサイトの解釈がヒントになるかもしれません。
ところで、ある曲が生まれるまでに、
音が先なのか、詩が先なのか、
音楽家じゃない私には分かりませんが、
この歌は、まずメロディができて、そこに歌詞が付いたようです。
Dori CaymmiはFestival da Record(音楽祭)用にこの曲を作り、
Edu Loboに作詞を依頼しました。
Eduは打合せの後、帰宅するまでにサビ部分の歌詞をひらめき、
Doriに電話で作詞に取り掛かる旨を伝えます。
ですが何と数日後にDoriから電話があり、
Nelsinho Mottaと作詞を進めることを告げられたとか。
Eduは大人な対応をした模様です。
因みにEduが作っていた歌詞は、
Ah, quem me dera agora, que eu tivesse a viola pra cantar
ああ ギターがありさえすれば 歌えるのに
なんと、Edu Loboの名曲「Ponteio」のサビなのです。
こんなきっかけで生まれたんですね。。。
1967年音楽祭のYoutubeビデオを見ると、O cantadorとPonteioの両方が流れてきますよ!
1時間50分頃にはEduがインタビューに答えてて、サビ部のいきさつを語っています☆
O Cantador
Amanhece, preciso ir
Meu caminho é sem volta e sem ninguém
Eu vou pra onde a estrada levar
Cantador, só sei cantar
Ah! eu canto a dor, canto a vida e a morte, canto o amor
Ah! eu canto a dor, canto a vida e a morte, canto o amor
Cantador não escolhe o seu cantar
Canta o mundo que vê
E pro mundo que vi meu canto é dor
Mas é forte pra espantar a morte
Pra todos ouvirem a minha voz
Mesmo longe ...
De que servem meu canto e eu
Se em meu peito há um amor que não morreu
Ah! se eu soubesse ao menos chorar
Cantador, só sei cantar
Ah! eu canto a dor de uma vida perdida sem amor
Ah! eu canto a dor de uma vida perdida sem amor
歌手
夜が明ける 行かなければ
私の道は 後戻りできない 誰も歩まぬ道
私はただ この道が続くところへと 進む
歌手 私は歌うことしか知らない
ああ 私は苦しみを歌う 人生を歌う 死を歌う 愛を歌う
ああ 私は苦しみを歌う 人生を歌う 死を歌う 愛を歌う
歌手は歌を選ぶことなどできない
その目に映る世界を歌うだけ
私の見て来た世界 それ故 私の歌は苦しみの歌
けれど 私の歌は力強い歌
死すら追い払えるように
みなに 私の声が届くように
例え どんなに遠くに居ても
私もこの歌も 何の役に立つんだろう
もしも私の胸に 尽きることのない愛があったなら
ああ せめて泣くことさえできたなら
歌手 私は歌うことしかしらない
ああ 私は苦しみを歌う 愛の無い失われた人生の苦しみを
ああ 私は苦しみを歌う 愛の無い失われた人生の苦しみを
コード進行参考
Cifra club
参考WEBページ
人気のある歌なんですね。日本語サイトがたくさん見つかりました!
MONIQUE(モニッキ)のお散歩日記
とても素敵な日本語訳を掲載。
ボサノバとブラジル音楽をもっと楽しもう!!
歌詞の日本語訳を掲載。
cantador カンタドール=歌い手
canto a dor カントアドール=痛みを歌う
そこ、気付かなかった。
やはりこの歌の神髄はcantadorという単語の解釈に尽きま
ALO ALO BRASIL
元祖ドリカイミから各種カバーまでCDジャケットと共に紹介。
ceol rugadh
英語版にあたる『Like a lover』の日本語訳を掲載。
すね!
下記の2冊にもエピソード的な情報が載っています。
Contos na era das canções e outros escritos
A era dos festivais: uma parábola
音楽祭?レコード大賞?での様子。
作詞 Nelson Motta
作曲 Dori Caymmi
タイトルの『cantador』は、『歌い手』のこと。
・・・とあっさり説明されていることが多いですが、
よく考えると、『cantador』ってちょっと癖のある単語です。
ていうか、そもそも『cantador』って何やねん。
歌手って『cantor』ちゃうの?
というわけで、この素朴な疑問を
通りすがりのインテリブラジル人にぶつけてみました(笑)
反応は、
「cantador!?そんな言葉聞いたこともないよ。
一体どこで仕入れて来たの?」
律義に宿題として持ち帰り翌日改めて回答をくれましたが、
やっぱりcantadorなんて言葉は使用されていないとのこと。
歌手に該当するのは、プロアマ問わずcantor、
若しくはvocal(ボーカル)と言うんだそうです。
「contarから派生したcontadorっていう言葉は存在するけどね。
cantarからcantadorねぇ?
ネットではその昔ブラジル北部で移民が使ってたって説明も見たけどね。」
『cantador』という言葉のチョイスが相当特殊であるということ、
お分かりいただけたかと思います。
では何故あえてこの単語なのか、
それはこちらのサイトの解釈がヒントになるかもしれません。
ところで、ある曲が生まれるまでに、
音が先なのか、詩が先なのか、
音楽家じゃない私には分かりませんが、
この歌は、まずメロディができて、そこに歌詞が付いたようです。
Dori CaymmiはFestival da Record(音楽祭)用にこの曲を作り、
Edu Loboに作詞を依頼しました。
Eduは打合せの後、帰宅するまでにサビ部分の歌詞をひらめき、
Doriに電話で作詞に取り掛かる旨を伝えます。
ですが何と数日後にDoriから電話があり、
Nelsinho Mottaと作詞を進めることを告げられたとか。
Eduは大人な対応をした模様です。
因みにEduが作っていた歌詞は、
Ah, quem me dera agora, que eu tivesse a viola pra cantar
ああ ギターがありさえすれば 歌えるのに
なんと、Edu Loboの名曲「Ponteio」のサビなのです。
こんなきっかけで生まれたんですね。。。
1967年音楽祭のYoutubeビデオを見ると、O cantadorとPonteioの両方が流れてきますよ!
1時間50分頃にはEduがインタビューに答えてて、サビ部のいきさつを語っています☆
O Cantador
Amanhece, preciso ir
Meu caminho é sem volta e sem ninguém
Eu vou pra onde a estrada levar
Cantador, só sei cantar
Ah! eu canto a dor, canto a vida e a morte, canto o amor
Ah! eu canto a dor, canto a vida e a morte, canto o amor
Cantador não escolhe o seu cantar
Canta o mundo que vê
E pro mundo que vi meu canto é dor
Mas é forte pra espantar a morte
Pra todos ouvirem a minha voz
Mesmo longe ...
De que servem meu canto e eu
Se em meu peito há um amor que não morreu
Ah! se eu soubesse ao menos chorar
Cantador, só sei cantar
Ah! eu canto a dor de uma vida perdida sem amor
Ah! eu canto a dor de uma vida perdida sem amor
歌手
夜が明ける 行かなければ
私の道は 後戻りできない 誰も歩まぬ道
私はただ この道が続くところへと 進む
歌手 私は歌うことしか知らない
ああ 私は苦しみを歌う 人生を歌う 死を歌う 愛を歌う
ああ 私は苦しみを歌う 人生を歌う 死を歌う 愛を歌う
歌手は歌を選ぶことなどできない
その目に映る世界を歌うだけ
私の見て来た世界 それ故 私の歌は苦しみの歌
けれど 私の歌は力強い歌
死すら追い払えるように
みなに 私の声が届くように
例え どんなに遠くに居ても
私もこの歌も 何の役に立つんだろう
もしも私の胸に 尽きることのない愛があったなら
ああ せめて泣くことさえできたなら
歌手 私は歌うことしかしらない
ああ 私は苦しみを歌う 愛の無い失われた人生の苦しみを
ああ 私は苦しみを歌う 愛の無い失われた人生の苦しみを
コード進行参考
Cifra club
参考WEBページ
人気のある歌なんですね。日本語サイトがたくさん見つかりました!
MONIQUE(モニッキ)のお散歩日記
とても素敵な日本語訳を掲載。
ボサノバとブラジル音楽をもっと楽しもう!!
歌詞の日本語訳を掲載。
cantador カンタドール=歌い手
canto a dor カントアドール=痛みを歌う
そこ、気付かなかった。
やはりこの歌の神髄はcantadorという単語の解釈に尽きま
ALO ALO BRASIL
元祖ドリカイミから各種カバーまでCDジャケットと共に紹介。
ceol rugadh
英語版にあたる『Like a lover』の日本語訳を掲載。
すね!
下記の2冊にもエピソード的な情報が載っています。
Contos na era das canções e outros escritos
A era dos festivais: uma parábola
音楽祭?レコード大賞?での様子。
A Casa
曲名 A casa
作詞・作曲 Vinicius de Moraes
30年ぐらい前にみんなの歌でやっていた「変な家」の原曲。
これ、ブラジル音楽系のセッションで演奏したら、みんなびっくりするのでは。
A casa
Era uma casa muito engraçada
Não tinha teto, não tinha nada
Ninguém podia entrar nela, não
Porque na casa não tinha chão
Ninguém podia dormir na rede
Porque na casa não tinha parede
Ninguém podia fazer pipi
Porque penico não tinha ali
Mas era feita com muito esmero
na rua dos bobos numero zero
ある家
すごく変な家だったんだ
屋根がないの 何にもない
しかも 中に入れないの
だって床もないんだから
ハンモックで寝ることだってできないよ
だって壁がないんだもん
おしっこも無理
お手洗いがないから
でもね この家すっごく丁寧に建てられてるんだよ
オバカ通りの0番地にね
******
teto = 天井、屋根
chão = 床
rede = ハンモック
penico = 便器
esmero = 繊細
bobos = 愚か者
コード進行参考
Cifra club
参考WEBページ
Mojim.com
「変な家!」の歌詞
アニメーションのクオリティ高い!
日本の「みんなの歌」としては、教育的にタブーな表現があるけどね(笑)
作詞・作曲 Vinicius de Moraes
30年ぐらい前にみんなの歌でやっていた「変な家」の原曲。
これ、ブラジル音楽系のセッションで演奏したら、みんなびっくりするのでは。
A casa
Era uma casa muito engraçada
Não tinha teto, não tinha nada
Ninguém podia entrar nela, não
Porque na casa não tinha chão
Ninguém podia dormir na rede
Porque na casa não tinha parede
Ninguém podia fazer pipi
Porque penico não tinha ali
Mas era feita com muito esmero
na rua dos bobos numero zero
ある家
すごく変な家だったんだ
屋根がないの 何にもない
しかも 中に入れないの
だって床もないんだから
ハンモックで寝ることだってできないよ
だって壁がないんだもん
おしっこも無理
お手洗いがないから
でもね この家すっごく丁寧に建てられてるんだよ
オバカ通りの0番地にね
******
teto = 天井、屋根
chão = 床
rede = ハンモック
penico = 便器
esmero = 繊細
bobos = 愚か者
コード進行参考
Cifra club
参考WEBページ
Mojim.com
「変な家!」の歌詞
アニメーションのクオリティ高い!
日本の「みんなの歌」としては、教育的にタブーな表現があるけどね(笑)