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Avarandado

曲名 Avarandado
邦題 夜明けのベランダ
作詞・作曲 Caetano Veloso

夏の静寂な夜
涼やかな外気と
濃紺の空

そんな時期に似合う曲です。

ネット上には日本語訳が掲載されてないどころか、
まともに紹介してるサイトもほぼゼロ!!
綺麗な曲だと思うけどな。

「qualquier cancao, quase nada」の意味が
ちょっと分かりません。
「どんな歌でも ほとんどない」
うーん…
きっと私が何かを見落としてるんだろうが…

「avarandado」は白水社のポル語辞書には載っていませんでしたが、
ネットのポポ辞書によれば、
 adj. Que tem varanda.
 S.m. Casa com varanda.
とのことで、つまり
 ベランダがあること
 ベランダのある家
のことを言うみたい。
てっきり
 ベランダに出た状態で
というような意味かと勝手に想像しておりましたが。

この歌詞の「avarandado」を「ベランダのある家」とした場合、
歌詞全体を「情景的に」ではなく「比喩的に」とることもできるかなって思いました。
 たくさんの女の子がいて、
 その中に僕の彼女がいて、
 陽が昇り、1日が始まり、
 僕は彼女と、夜明けの家へと向かう。
彼女と一歩を歩み始めてるような、そんな印象を受けました。

私というモチーフを使用して
こんな素敵な情景を思い浮かべてくれる人はいるのでしょうか…

いや、それはそれで、ロマンチスト過ぎて怖いから、いらないかも?
ブラジル人がこういう想像してくれるならいいですけどなぁ(笑)




Avarandado

Cada palmeira da estrada
Tem uma moça recostada
Uma é minha namorada
E essa estrada vai dar no mar

Cada palma enluarada
Tem que estar quieta, parada
Qualquer canção, quase nada
Vai fazer o sol levantar
Vai fazer o dia nascer

Namorando a madrugada
Eu e minha namorada
Vamos andando na estrada
Que vai dar no avarandado do amanhecer




ベランダのある家

道沿い並ぶ椰子に
女の子が もたれかかってる
そのうちの1人は 僕の彼女で
その道は 海へと続く

椰子の葉が 月夜に照らされる
静かに 揺り動くこともなく
どこからともなく 微かな歌が届き
陽が昇る
1日が生まれる

暁の中 愛を感じながら
僕と彼女は
この道を歩いて行く
ベランダのある 夜明けの家へと




コード進行参考
cifras.com.br

参考音源CD
Aruanda(楽園)Aruanda(楽園)
(2008/05/21)
KAREN

DomingoDomingo
(1990/11/27)
Caetano Veloso





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