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Algo Contigo

曲名 Algo Contigo
作詞・作曲 Chico Novarro

音楽アプリのnanaで流れて来たスペイン語曲。
ちょっと調べてみたら、
大元はアルゼンチンの歌手Chico Novarroが1976年に発表した
ボレロの曲なんですね。

歌詞は、Chico自身の実体験に基づくもので、
ある女性に捧げたものです。

当時Chicoは既に音楽家として名声を手にしていましたが、
そんな時に出会ったのが、
ツアーでアルゼンチンを訪れていたペルー人歌手のLissette Álvarez。
当初はもちろん良き音楽仲間として知り合ったものの、
いつしか想いは募り、
ChicoはついにLissetteに打ち明けます。
「僕が君の単なる友達でしかないなんて、何て悲しいんだろう。」
Lissetteの返答は、
「本当ね、何て悲しいんでしょう。」

Chicoは彼女に歌を贈ることを心に決めます。

 Hace falta que te diga que me muero por tener algo contigo?
 Es que no te has dado cuenta de lo mucho que me cuesta ser tu amigo?

 君と何かしたくて死にそうなんだって、君に言わなきゃいけないのかい?
 君と友達でいるってことが僕には凄く辛いんだって、気づいてくれないのかい?

歌の始まりの2行は、彼女への気持ちをストレートにぶつけたもの、
故にそのメッセージがあまりに強すぎて、
Chicoはその先の歌詞を書けなかったんだとか。
歌詞は、その後1年、彼の手帳の中で眠ることになります…

そしてついに発表されたこの曲は、瞬く間に大ヒット。
数多くの歌手がカバーする名曲となりました。

そして数年後、ChicoとLissetteは再開します。
LissetteはChicoの旧友にあたるキューバ人音楽家と結婚していましたが、
Chicoに会うと、言いました。
「あの歌、とっても良かった。私もカバーしようと思ってるの。」
Chicoは、落ち着いて、答えました。
「知ってた?あの歌は、君のために作ったんだよ。」

Lissetteは、今に至るまで、この歌のカバーを発表していません。

因みに、タイトルのAlgo Contigoは、
 algo 何か
 contigo 君と
なので、直訳すると「何か君と」。
なんですが、まぁ分かると思いますが、
関係をもう一歩踏み込みたいってことです。
一線を越えたい、とか。
そこを踏まえて訳すと、「君としたい」…?
いや、この訳は露骨過ぎるから止めときます(笑)




Algo Contigo

Hace falta que te diga que me muero por tener algo contigo?
Es que no te has dado cuenta de lo mucho que me cuesta ser tu amigo?
Ya no puedo acercarme a tu boca sin deseártela de una manera loca
Necesito controlar tu vida saber quien te besa y quien te abriga

Hace falta que te diga que me muero por tener algo contigo?
Es que no te has dado cuenta de lo mucho que me cuesta ser tu amigo?
Ya no puedo continuar espiando día y noche tu llegar adivinando
Ya no sé con qué inocente excusa pasar por tu casa

Ya me quedan tan pocos caminos y aunque pueda parecerte un desatino
No quisiera yo morirme sin tener algo contigo

Algo contigo, algo contigo
Niña no quisiera yo morirme sin tener
Algo contigo, algo contigo
Triste destino que me espera sin poderte conocer
Algo contigo, algo contigo
Ya no hay excusas, ya no hay nada que tenga que perder
Algo contigo, algo contigo
Como un esclavo, esclavo para siempre no me importaría ser
Eternamente esclavo




君と、何か

君に言わなきゃいけないのかな? 死にそうなぐらい、君と何かしたいんだってこと。
気づいてくれないのかな? 友達でしかないってことが、僕にとっては物凄く辛いんだってこと。
もう僕は君の口に近づくことができない。狂人的なやり方でもしない限り。
誰が君にキスをするのか、誰が君を抱くのか、
君の人生をコントロールするのは僕なんだ。

君に言わなきゃいけないのかな? 死にそうなぐらい、君と何かしたいんだってこと。
気づいてくれないのかな? 友達でしかないってことが、僕にとっては物凄く辛いんだってこと。
君の帰宅を待ちながら昼も夜も詮索し続けるなんて、もうできない。
ふらっと君の家に立ち寄れるような適当な言い訳も、もう思いつかない。

もう僕にはほんの少ししか道が残されていない。
それに、たとえ君に愚かだと思われようとも、僕は君と何もしないまま死ぬなんて嫌だ。

君と、何か。 君と、何か。
ねえ 僕は君と何もしないまま死ぬなんて嫌なんだ。
君と、何か。 君と、何か。
君を知ることができない悲しい運命が、僕を待っている。
君と、何か。 君と、何か。
もう言い訳は残ってない。もう何も失うものはない。
君と、何か。 君と、何か。
奴隷として、僕は永遠に奴隷となっても構わない。
永遠に、奴隷。

・・・・・・

だめだ、美しくない。。。



参考WEBページ
Cafe Radio
 スペイン語のページ。歌の経緯が書かれています。



アルゼンチンの歌手Vicenticoの公式プロモビデオ。
突っ込みどころ満載なんだけど。
これは、笑いを取りに行ったんだよね?
歌は超かっこいいです。
Alejandro Sanzを思わす美声、サビの女性コーラス、軽さ、
いかにも、ラテン、な響き。


オリジナルは多分これ。
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